場合によっては事故にも繋がるので、早めに発見して修理したい所です。
今回の車両は32、距離は15万キロ
あまりハードな使い方されていない車両ですが、良くここまでもったなぁ・・・
と実際思います。

タイヤの左右方向にガタ
上下にはありません。
※ハブだと上下にも左右にもガタが出ます
点検した所、タイロッドの付け根のボールジョイントに大きなガタがありました。
走行に支障が出そうなレベルですが、走ってみた所通常走行では
そこまで違和感ありませんでしたが、サイドスリップ見ると大きくアウトに振ってました。
<作業開始>
まずはタイロッドエンドの締め付けナットを緩めておきます、
外した後だと緩めにくいので、先にやっておくと後々楽です。
次に元位置を確認
(ボルト山の残りをスケールで測っておけば良いかと思います
タイロッドの長さが変わるとトーがずれるので、ある程度同じに付けないと作業後に調整で苦労します)

次にタイロッドエンドをナックルから切り離すのですが、
テーパー圧入になっているので、ナットを外しただけでは外れません。
ハンマーで叩いて、ショックで外す方法もありますが
きつく入っている場合はGTRの場合ナックルがアルミなので
ガンガン叩くと凹んできてしまいます。
そこでプーラーを使って外します。
(前のブログに載せてますね)

タイロッドエンドがナックルから外れたら、エンドを外して
ブーツを外します。
タイロッド本体の取り外しですが、
ロックプレートが付いているので、爪を起こします。


その後、取り外し。
(幅があまり無いので薄口のレンチがあると作業しやすいです)

外した部品たち

新しいタイロッドとの比較です。

まあガタが出てそうな出で立ちですw
「20年間お疲れ様でした」と言っておきました。
その後は逆の手順で取り付け。
今回はついでにラックブーツも交換しておきました。

交換作業完了後トー調整して、ハンドルセンターの確認調整。
※自分でやる場合はハンドルセンター調整後、予備検査場などで
サイドスリップ調整してもらうと良いかと思います。



















