がま口は明治時代にフランスから持ち込まれたものだった!! 鞄の歴史 その6 | 梶田鞄店

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こんにちはおねがい

あなたの心に寄り添う

手作り革鞄職人の香ですラブラブ

 

 

今日は、日本人にも

馴染みの深いがま口の

歴史についてです。

 

 

ちなみに、鞄の歴史 その1 では、

日本でいつ頃から鞄ができたのか、

鞄の歴史 その2 では、

いつランドセルができたのか、

鞄の歴史 その3 では、

日本でのランドセルの歴史を、

鞄の歴史 その4 では、

ハンドバックのことについて

鞄の歴史 その5 では、

お財布のことについて書きました。

 

 

がま口のお財布や鞄は

わたしもいくつか作ってます。

 

 

こんなのとか

 

 

お財布だけでなく鞄も。

こんなのとか

 

 

こんなのとか

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がま口って日本人には

とっても馴染みの深いものでは

ないでしょうかはてなマーク

 

 

そんながま口ですが

実は西洋生まれなのです。

 

 

時は明治

山城屋和助という商人が

欧米の武器を輸入し、

陸海軍へ納入するという条件で、

政府から資金を借り、

ヨーロッパへ渡りました。

 

 

道中立ち寄ったフランスでは

西欧式の牛革やがま口の鞄が

大流行していました。

その鞄や財布を日本に持ち帰り、

それを模倣し売り出しのが

日本における製鞄業、

そしてがま口の始まりだと

言われています。

 

 

当初は「がま巾着」や

「西洋胴乱」と呼ばれ、

肩や腰に提げて使われていました。

それまでの財布は信玄袋を

小型にした、「懐中信玄袋」が

用いられていましたが、

第一次世界大戦による

好景気から小額のお金が

銀貨から紙幣へ切り替わり、

それにより札入れが大流行。

それとともに、がま口もさらに

改良されて、売り上げを

伸ばしていきました。

 

 

そして、関東大震災後は

女性の社会進出に伴って

身軽で働きやすい洋服の

実用化が進み、オペラバッグや

ハンドバックとして、口金付きの

鞄が流行しました。

 

 

その後、昭和に入ると

ファスナーや擬革レザーが輸入され、

口金と共に多く使用されました。

戦時には皮革や金属の使用禁止の

厳しい時代が訪れますが、

戦後はナイロンや塩化ビニールが

技術の進歩により生産され、

それが多く使われるようになり

現代につながる、がま口付きの鞄が

誕生することとなったのです。

 

 

ファスナーつきの鞄の方が

一般的ではあるものの、

がま口は根強い人気を誇っています。

 

 

ちなみに8月8日は

「がま口の日」なんですってびっくり

なんでも、がま口を閉める音が

パチンと鳴るところからだそうな。

 

 

う~~~ん

それなら、パチンじゃなくて、

パチパチだよね~はてなマーク(笑)

 

 

 

 

 

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