ここのところ、管理職をしている友人や、同業の友人と話をしていて、ちょっと気になったことがありまして。
それは、
無自覚な搾取と依存
の存在です。(洗脳と依存、というケースもあります)
無自覚に奪っている人がいて
無自覚にしがみつく人がいる
それは「無自覚」なので、当事者は気づいていません。
そもそもこの境目はとても難しく、グラデーションになっていますから、「どちらか」ではなく、均衡が崩れたときに発生するのだと思います。
搾取と依存は、組織でも、家庭でも、プライベートの関係でも、頻繁に見られるものです。
それで成り立っている、安定している、お互いわかったうえで強かにやっている、というケースもあり………
(私個人を振り返っても、確かにその種は内在されています)
ですから前提として、「これが悪だ」と言いたいのではないのです。
私がもったいないと観ているのは、この「搾取と依存」の構造に気づいた人が、その流れから「いちぬけた」することで、素晴らしい才能が活躍の場を失っていくことです。
(搾取と依存マーケットが大きい、ってことの裏返しでもある)
だからといって、自分に嘘をついて、この搾取と依存のうねりに乗ったらいいよ、とも言えません。
常に、今この関係性が、搾取と依存に偏っていないか?をウォッチングしながら、不均衡になったとき、お互いにオープンに現状について語り合って解消しあえる関係をつくること。
そもそも、その構造ではない、新しい世界を創り出すこと。
そこを焦点にして、しばらく観察と実践にトライしてみたいと思っています。