1978年の台湾映画。画像がきれいで、じっくり楽しむことができました。
捕頭の岳華さんは強盗を捕まえて、処刑しますが、強盗の黒幕に逆恨みされ、母、兄を殺され、兄嫁を誘拐されます。甥は井戸に隠れていたお蔭で助かります。
母と兄の墓前にいる甥を狙う刺客4人。王太郎さんが演じていました。側にいた岳華さんは彼らをやっつけると、ボスの情報を聞き出します。
彼は仇を討つために職を辞し、甥を信頼できる人に預けて、ボスのいる街へ向かおうとします。が、甥は寂しさのあまり逃げ出します。岳華さんが食事をしているところに食べ物を盗んで街の子どもたちに追われている甥がやってきます。
甥を抱いて、自分が何をしようとしているのかわかるかと尋ねると、「母と兄の仇を討ち、兄嫁を連れ戻すんでしょ。」と答える甥。幼いのに状況をよく理解しているのです。本当だったら、一緒にいてやりたいと思う岳華さんでした。
しかし、危険な旅。岳華さんは心を鬼にして別な人に甥を預けます。今度は部屋に鍵をかけます。
襲ってくる手下たちを倒し、ボスの元へ。ボスの嫁は胡錦さん。赤子を抱いていました。
ボスを締め上げて、更に上のボスの情報を聞き出そうとしますが、彼は知らないの一点張り。胡錦さんは簪で岳華さんを倒そうとしますが、勢い余って夫のボスを殺してしまいます。
赤ちゃんがいるのを知った岳華さんは何もせず、立ち去ります。
すぐ近くに兄嫁がいましたが、何者かが彼女を押さえ込んでおり、気づくことはできませんでした。門を出ると甥が。吹っ切れた岳華さんは彼を一緒に連れていくことにします。
大人でもツラい旅。甥は疲れ果ててしまいます。もう歩けない・・・。荷車に甥を乗せて、引いて歩いていきます。「子連れ狼」引っぱりVer.。
3人の刺客が岳華さんをやっつけようと待っていました。物音がしたので様子を見に行った赤毛が黒い服の男ににまず倒されます。次に来た魯平さんもやられます。残った1人はがんばりますが、やはり彼もやられます。この人物、誰なのでしょう。
黒幕の側近 邵羅輝さんは3人が倒されたことを知り、驚愕。岳華さんの仕業だと考えた彼は高額の褒賞金を用意して、岳華さんを捕まえることにします。
高額の褒賞金を知った聞江龍さんは岳華さんを追います。岳華さん&甥は饅頭を買おうとした店で新しい刺客に囲まれます。戦いに必死になっていた岳華さんは1人の刺客が甥を狙おうとしているのに気づきません。ヤバいと思った瞬間、黒い服の男が刺客を追い払ってくれます。あ、高飛さんだ。かっこいぃ~
岳華さんはそのことに気づかぬまま、饅頭10個を購入して、甥と立ち去ります。その様子を見ていた聞江龍さん。
彼は恋人の潘迎紫さんを嫁にもらうために大金が必要でした。彼女のためにがんばるつもりです。隠しておいた爆弾を取り出します。彼は爆弾を扱える技術をもっていました。
そこに潘迎紫さんがやってきて、お金を得るために爆弾を使わないほしいと言ってきます。嫁になるためのお金は爆弾なしでも用意できる金額だからです。彼女に懇願され、彼は爆弾を彼女の手に委ねます。潘迎紫さんは川に沈めます。
岳華さんが森の中で休んでいると、大量の矢に襲われます。拳銃型の弓を扱う刺客 陳金海さんたちを倒すと、高飛さんがやってきます。ちょっとだけ戦いますが、岳華さんが強いということを確認すると、それ以上は何もせずに立ち去ります。
高飛さんの攻撃を受けてけがをした場所を手当てしていると、甥が母を求める寝言を言います。気合いが入ります。
潘迎紫さんは川に沈めた爆弾の箱が空になっているのを発見。聞江龍さんが約束を破ったことに気づきます。
聞江龍さんが歩いていると、いじめっ子たちから子犬を助け出そうとしている甥を発見します。甥と子犬は見かねた女の子と聞江龍さんに助けられます。
高飛さんは邵羅輝さんから高額な報酬で岳華さんと甥の暗殺を引き受けます。
廃屋で岳華さんの帰宅を待っていた甥のところにボロボロになった潘迎紫さんが飛び込んできます。甥は彼女のために焚火を強くしてあげます。
彼女は甥が蛇に絡まれているところを勇気を出して、助け出し、あっという間に仲良くなります。そこに聞江龍さんも雨宿りにやってきます。
今度は高飛さんが。聞江龍さんと狙いは同じなので、バトルになります。聞江龍さんは爆弾で高飛さんを撃退します。潘迎紫さんがこの戦いに気を取られている間に甥は消えていました。
夜が明け、岳華さんが甥を捜し歩いていると、子犬を撫でている甥を発見します。すると、すぐに聞江龍さんがやってきて、襲いかかってきます。爆弾攻撃をかわした岳華さんは彼を殺そうとしますが、潘迎紫さんが命乞いをします。そんな彼女を見て、甥も止めに入ったので、指2本を斬り落とすことで勘弁してやることにします。
木の洞に爆弾をしまう聞江龍さん。今度は本気でしょうか。潘迎紫は聞江龍さんがけがをしたのは自分の責任だと感じて落ち込んでいました。強欲だった自分を恥じる聞江龍さんを見て、潘迎紫さんはずっと一緒にいると宣言。いい雰囲気になります
高飛さんが雰囲気をぶち壊します。聞江龍さんが岳華さんを捕まえることから離脱したにもかかわらず、高飛さんは襲いかかります。聞江龍さんは亡くなります。衝撃的な出来事に悲しむ潘迎紫さん。高飛さんに向かっていきますが、捕まえられ、乱暴されてしまいます。
潘迎紫さんは聞江龍さんの墓前に爆弾を供えて、復讐を誓います
甥を背負いながら歩いていると、高飛さんに襲われます。岳華さんは甥を木に引っかけてから、戦いに応じます。高飛さんは岳華さんの強さに感服するふりをして、攻撃をしてきますが、岳華さんはやり返します。
高飛さんは亡くなります。直後、木の上にいた甥が拉致され、爆弾を投げつけながら潘迎紫さんがターザン状態で登場します。
岳華さんたちは甥が連れ去られたことに気づきます。亡くなる直前に高飛さんが言っていた情報を基に「洛陽城」へ向かいます。
ある家へ入ると、鷹か鷲が攻撃してきますが、岳華さんは剣で倒します。毛がない状態で落ちてきたので、ウケてしまいました。どう見ても鶏だよ~
置き手紙を発見したので、指定の場所へ向かいます。舟で向こう岸に渡っている途中で舟が爆発しますが、岳華さんは驚異的なジャンプ力でこれを避け、向こう岸に無事にたどり着きます。
指定された場所にいたのは梁家仁さん。残り12分で梁家仁さん!?甥を捕まえたのは彼でした。そして、周りからたくさんの矢が飛んできます。
梁家仁さん、剣を逆手に持って戦う姿がかっこよかったです。すごいな。笠を被っている状態で岳華さんは戦っていました。あまりにも顔が映らないので、別な人が代わりに演じているのかなと思ってしまいました。
激闘の末、梁家仁さんを倒すことができましたが、今度は陳星さんに甥を誘拐されてしまいます。
甥はとんでもなく高いところに拘束されていました。岳華さんは自分で下に落ちている布で目隠しをして、言われたとおりに動くようにと陳星さんに命じられます。吊るされる岳華さん。陳星さんが黒幕でした。唯一の親戚であった盗賊を殺されたことを恨んでの犯行でした。
ヤバい状況になったとき、潘迎紫さんが爆弾を投げつけ、陳星さんを追い払ってくれます。陳星さんは剣を彼女に投げつけ、彼女は亡くなります。
ラストバトル、スタート陳星さんの顔がすごい。どんな映画でも常に全力だったんだろうな。ものすごい勢いに圧倒される岳華さんですが、自分を吊るしていた縄を彼の首に巻き付け、吊り上げます。そして、彼の体にしがみつき、動けなくさせて、倒します。
岳華さんと甥は潘迎紫さんを葬ると、爆弾を供えて、山を下ります。甥が岳華さんを乗せた荷車を引いていく様子で終わりです。この後、街に戻って、兄嫁を助け出すのかな。
BGMの入り方や曲想が場面に合ってないのが嫌でした。バグってるんじゃないかというレベルのおかしさ。
展開が強引で唐突な感じを受けました。ラストに梁家仁さんと陳星さんがいきなり出てきてもあまり憎しみを感じないよ~。アクション、最高だったけど
よかったのは衣装です。洗練されていて、ステキでした。特に高飛さんと陳星さんの黒と赤の衣装がかっこよかったです。
クールでヴィシャスな高飛さんが観られますよ