1980年の香港映画。監督は午馬さん。武術指導が陳木川さん。
柯佑民さん、馬場さん、龍飛さん、陸一龍さん、陳星さんが演武をしているシーンがOPです。
さて、孟飛さんが壺を抱えて、じっとしています。修行中。ツラいので座ろうとしますが、下にある割れた壺が尻に刺さるので座れません。鼻先に蚊が止まったことに耐え切れず、手を動かし、壺を割ってしまいます。
ものすごく酒好きだけど、強いらしい雷鳴さんが師匠です。隙を見てサボろうとする孟飛さん。雷鳴さんは酩酊状態かと思えば、鋭い指摘をしたりと油断なりません。孟飛さんは修行にうんざりして逃げようとしますが、雷鳴さんは逃がしてくれません。が、それでも逃げようとするので、雷鳴さんは逃がします。
立小便してはいけないところで立小便をし、果物を盗み、商品を触って歩き、棋象の対戦を邪魔する午馬さん。勝手に駒を動かして、殴られます。花火屋さんから爆竹を盗んで彼らの腰につけて、仕返しをします。追いかけられます。
武德山さんが武術を見せて、薬を売ろうとしているところに突入。かなり追いかけられましたが、午馬さんは逃げます。すれ違う孟飛さん。
邵佩玲さんが一生懸命お客の注文を聞いて、麺を提供しています。イケメン父の古錚さんは寝ています。孟飛さんがやってきて、彼女を呼び出します。恋人かと思ったのですが、従姉妹でした。一緒に暮らしていたのに、1ヶ月前、突然いなくなって雷鳴さんのところで功夫を習っていたのです。
仕事が全部自分にのしかかってきて、大変だったと孟飛さんに怒りをぶつけます。
きっかけは1ヶ月前に雷鳴さんが来店したときのことでした。給仕をしていた孟飛さんは飲んだくれている雷鳴さんを店から出そうとしますが、全く敵わなかったのです。そして、連れ去られたのでした。
邵佩玲さんに「醉八仙拳」を見せる孟飛さん。古錚さんに見つかり、気まずい雰囲気に。両親代わりの古錚さんに叩かれて、気を失ってしまいます。修行の成果はどこへ・・・
孟飛さんは武術大会を見に行きます。鄭富雄さんが戦っていました。見とれていると、午馬さんに持っていた卵を盗まれてしまいます。午馬さんを見つけ、卵が入っていた籠で彼を殴ります。追いかけっこは続きます。
彼らはそのままステージに上がっていきます。トミオは自分に卵が当たったことに腹を立て、孟飛さんを襲いますが、孟飛さんの方が一枚上手だった。勝ってしまいます。
「醉八仙拳」を使っている男がいると聞き、馬場さんは会場に向かいます。そして、孟飛さんに襲いかかってきます。馬場さんはかなり強い。負けそうになった孟飛さんは午馬さんに助けられ、逃げ出します。
遊郭にやってきた馬場さん。階段で獅子の刺繍がついた着物を着た男性とすれ違います。馬場さんは象の刺繍がついた着物を着ていました。獅子の男性は顔を隠していたので、誰なのかわかりません。馬場さんは2階にいる兄弟子 陸一龍さんに会いに来たのでした。陸一龍さんは豹の刺繍がついた着物を着ていました。
彼らは7年前に「醉八仙拳」の使い手たちを全て倒したつもりでいました。馬場さんは孟飛さんの戦う姿を見て、雷鳴さんが生きていることを確信していました。陸一龍さんは孟飛さんをすぐに倒すことにします。
孟飛さんは配達先で馬場さんを見かけます。彼の服に小麦粉がついています。嫌な予感がして、店に戻ると、店はめちゃくちゃにされていました。古錚さんは倒れ、邵佩玲さんは泣いていました。怒る孟飛さんはやり返しに行きます。そして、馬場さんを倒します。
孟飛さんは雷鳴さんがどこにいるのかは明らかにしませんでした。
陸一龍さんは兄弟子の陳星さんに馬場さんが殺されたことを知らせます。孟飛さんは雷鳴さんの弟子として、追われることになります。
古錚さんは店がダメになり、激オコ。孟飛さんは落ち込みます。午馬さんが慰めてくれます。
午馬さんは賭博場へ行きますが、あまりにも貧しい身なりなので追い出されます。しぶとい午馬さんは侵入して、賭け事に参加します。賭博場には獅子の男性がいました。
儲けたお金を孟飛さんに渡し、古錚さんに渡すよう言います。午馬さん、優しい。また店を開くことができました。
台所で「醉八仙拳」の練習を始め、小麦粉がたんまり古錚さんにかかってしまいます。怒られる孟飛さん、ほんと落ち着きない。
史亭根さんたちが無銭飲食を堂々としようとしたので、孟飛さんは彼らと戦おうとしますが、トラブルを嫌う古錚さんに止められ、見逃すことに・・・。悔しそうな孟飛さん。
突然、蛇拳使いの司馬玉嬌さんが史亭根さんたちをやっつけてくれます。そして、お金を彼らから取ってくれます。かっこいい~。司馬玉嬌さんは小麦粉だらけの孟飛さんの顔を見て、笑うと去っていきます。孟飛さん、かわいかった
午馬さんは路上で行われている賭け事に参加します。数回賭けますが、負けてしまいます。残った小銭をテーブルの下に落としてしまったので、拾うために中を覗くと、男性がいて、竹ひごでサイコロの目を動かしていました。
いかさまを指摘します。逆ギレした男性たちに襲われますが、通りかかった孟飛さんが助けてくれます。司馬玉嬌さんも通りかかり、孟飛さんの腕前を褒めます。獅子の男性が通り過ぎます。
賭博場で金を儲ける獅子の男性に陸一龍さんは声をかけます。が、これは午馬さんの変装でした。陸一龍さんにボコられます。そこに本物の獅子の男性が登場。
店の家主がやってきて、孟飛さんたちをいきなり追い出そうとします。陸一龍さんが家主に圧力をかけたためでした。戸惑う古錚さん。話をつけようとする孟飛さんを止めます。すると、陰に午馬さんが。事態を理解し、また計画を練ります。
いい服を着て、孟飛さんと賭博場を訪れます。しかし、今回は全く運がなかった。すってんてんになった午馬さんはいかさまだと騒ぎ出し、店内は大騒ぎに。ここでのアクションシーンがコミカルで、楽しかったです。偶然、来店していた司馬玉嬌さんがサポートの借りて2人は逃げます。
荒れた賭博場を見て、考え込む陸一龍さん。その場にいながら首を鳴らすだけで何もしなかった獅子の男性。
翌朝、店頭で凹む孟飛さん。古錚さんに昨晩はどこに行っていったんだと叱られていると、家主が登場。店を壊し始めます。我慢できない孟飛さんは店主に襲いかかります。店主は陸一龍さんに脅されてやっていると話をします。古錚さんはねばるつもりでしたが、陸一龍さんの名前を聞いて、立ち退くことを決心します。
午馬さんが孟飛さんに会いに行くと、そこは既に空き店舗になっていました。司馬玉嬌さんも孟飛さんに会いに来ました。2人して凹みます。
孟飛さんたちは廃屋みたいなところに引っ越していました。古錚さんは病気なので、早くいい場所に移動したい。孟飛さんは職探しに出かけます。
孟飛さんを見つけた司馬玉嬌さんは援助のお金を差し出しますが、彼は断ります。そして、新しい住処を尋ねても、教えずに立ち去ります。
孟飛さんはどこへ行っても断られます。働き手を募集している紙を貼っている店でも断られます。なぜなら、陸一龍さんが彼を雇わないように脅していたからです。孟飛さんに申し訳なさを感じる人はわずかなお金を渡します。
古錚さんは体調が悪化していました。それでも煙草を吸おうとするので、孟飛さんが止めようとすると、キレられます。「お前の顔はもう見たくない」という言葉にかっとなる孟飛さん。出ていきます。
そして、そのまま陸一龍さんに戦いを挑みます。が、やはり強い。午馬さんが無理やり引っ張って連れ帰ります。
獅子の男性はどこにも行くあてのない孟飛さんはすぐに見つけられるし、殺せると言って、彼を追います。
孟飛さんは落ち着きを取り戻していました。午馬さんはよくわからず孟飛さんに言われた場所に行きます。そこは雷鳴さんの家でした。
雷鳴さんは逃げた孟飛さんに対して冷たい態度を取ります。孟飛さんは4人の男性が雷鳴さんを狙っていることを知らせます。
そこに登場したのは獅子の男性。龍飛さんでした。自分のせいで雷鳴さんの居所を知られてしまった。悔やんでも遅い。龍飛さんは孟飛さんに向かってきます。
孟飛さんは雷鳴さんの指示通りに動いて、戦います。龍飛さんにスイッチが入り、ものすごい勢いで襲ってきます。雷鳴さん、寝てたり、お酒を味わっていたりして、指示を出さないときも・・・ヤバい瞬間もありましたが、どうにかこうにか龍飛さんを倒すことができました。
孟飛さんは雷鳴さんから7年前の出来事を聞きます。雷鳴さんは彼らとの戦いに負け、引退。やる気を失っていたけれど、酒があるから、どうにか生き延びていたとのことでした。師匠になりたくて、無理やり孟飛さんを引っ張ってきたけど、嫌がられたので止めたそうです。かなりマイペースな達人だな。
孟飛さんは午馬さんに古錚さん親子の面倒を頼むと、本格的に弟子入りします。成龍さんのような無茶な特訓はなかったです。
街中を午馬さんがふらふらしていると、陸一龍さんと遭遇。彼は孟飛さんの居場所を聞き出そうとします。知らないふりを決め込む午馬さんでしたが、脅されて案内することに。
古錚さん親子は龍少飛さんと馬如風さんに襲われます。古錚さんは襲われ、邵佩玲さんは誘拐されます。
午馬さんは腹痛を訴え、トイレに行くふりをして逃げます。孟飛さんの家を訪ねた司馬玉嬌さんは苦しそうな古錚さんを発見します。
後から来た午馬さんは古錚さんの煙管が折れた状態で残されているのを見て、孟飛さんを呼びに行きます。ある程度の力をつけた孟飛さんは敵に向かっていきます。
賭博場に突撃!陸一龍さんの手下を倒して、古錚さんの行方を聞き出します。滝へ向かいます。陸一龍さんを見つけ、戦いを挑みます。今度の孟飛さんは強かった。陸一龍さんを倒します。
午馬さんがやってきて、古錚さんを心配する孟飛さんに対して、孟飛さんを追い出した叔父さんのことなんてどうでもいいじゃないかと言います。孟飛さんは午馬さんにそれでも俺の叔父なんだと言い、午馬さんは反省します。
古錚さんは司馬玉嬌さんに助けられていました。司馬玉嬌さんは古錚さんの話を聞いて、襲った相手に見当をつけます。
金と銀のタイガーである龍少飛さんと馬如風さんがやたらとインパクトあります。めちゃかっこいいです司馬玉嬌さんは彼らを襲いますが、彼らはやり返しません。どうも彼女の父の手下のようです。ってことは、彼女の父親は・・・!?やはり。陳星さんでした。
司馬玉嬌さんは陳星さんに邵佩玲さんの行方を尋ねます。陳星さんは孟飛さんのことを誤解していたから、彼に謝罪したいと言い出します。司馬玉嬌さんは父を信じ、彼を連れてくることにします。
孟飛さんと午馬さんに声をかけ、途中で待ってもらいます。そこに金銀タイガーが登場。孟飛さんたちは司馬玉嬌さんに騙されたと思い込んだまま、戦いに臨みます。孟飛さん1人で彼らを倒します。
陳星さんはかわいい側近が殺される場面を目撃。激怒ラストバトルが始まります。
司馬玉嬌さんと邵佩玲さんが仲良く話をしているところに午馬さんはやってきて、司馬玉嬌さんを裏切り者だと詰ります。彼女は衝撃を受け、決戦の場に向かいます。
孟飛さんを庇った司馬玉嬌さんは陳星さんの技をもろに受け、亡くなります。
逆ギレした陳星さんはすごい勢いで孟飛さんに襲いかかります。激闘の末、孟飛さんが勝ちます。
場面が変わって、孟飛さんが午馬さんを弟子にして、厳しく指導する姿で終わります。
孟飛さんをずっと応援してくれていた司馬玉嬌さんが亡くなったのに、それには触れずに面白い終わり方だったのがちょっと・・・
司馬玉嬌さんと邵佩玲さんがかわいかったです
そして、龍少飛さんと馬如風さんのコンビが短い出演時間ながら、強い印象を残してくれました。もうちょっと見たかったレベルでした。