北九州市消防局の新車たち(高規格救急車・ポンプ車) | 北九州 緊車.net

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緊急車両を愛する管理人がお送りするブログです。

今回は北九州市消防局に更新配備された新車たちを。

昨年12月に早めに納車された査察車・高規格救急車については少し記事にしているので、そちらもご覧くださいませ。

 

2021.12.30「北九州市消防局の新車たち(高規格救急車・査察車)」

 

今回はその後に納車された高規格救急車2台とCAFS付きポンプ車2台を紹介。

まずは高規格救急車から。

 

手前から

北九州市消防局 八幡東消防署高見分署 高見救急隊 高規格救急車"きゅうきゅうほくしょう8"

北九州市消防局 小倉南消防署三谷分署 三谷救急隊 高規格救急車"きゅうきゅうほくしょう25"

 

2021年12月に納車された高規格救急車3台と同じ仕様の2台。

これで2021年度更新配備5台すべての納車が完了。

 

無線アンテナは車体側面の上部前方寄りに設置。

警光灯は車両の走行状態によって点滅パターンが変化する「アクティビーコン警光灯」を採用。

通常のトヨタハイメディックと異なるものになっている。

 

車体側面上部後方寄りの警光灯も同じく点滅パターンが変化するもの。

こちらもLEDユニットが通常の警光灯とは異なる。

 

警光灯点灯。

緊急走行中は補助警光灯はそれぞれ独立して通常の点滅をし、ルーフのビルトイン警光灯のみ点滅が変化する。

補助警光灯がPATLITE社製の物を採用すれば補助警光灯も点滅パターンが変化するように出来る模様。

 

 

"きゅうきゅうほくしょう8"緊急走行シーン。

サイレン消音→サイレン吹鳴で点滅パターンが変化しているのが分かる。

 

新旧"きゅうきゅうほくしょう25"。

 

役目を終えた旧"きゅうきゅうほくしょう25"。

納入業者によってナンバープレートが取り外される。

 

もう公道を自力走行することは無く、装備品が外された後に廃車買取業者に渡されることになる。

業者から病院救急車や患者搬送車等となり、第二の人生を送る車両もある。

 

2015年1月に納車された直後の旧"きゅうきゅうほくしょう25"。

八幡西消防署折尾分署に配置され運用開始に向けて準備中。

右手に写るのは当時折尾救急隊が運用していた、きゅうきゅうほくしょう22(3型ハイメディック)。

いわゆる前期型と呼ばれる3代目ハイメディックも当時はたくさん走り回っていたが、既に北九州市消防局からは絶滅。

今回の更新配備で最後の1台だった中期型(4型)も更新となった。

 

2021年12月撮影。

旧"きゅうきゅうほくしょう8"。

2013年度配備の北九州市消防局では最後の1台だった4型ハイメディックだった。

北九州市消防局で通常設定されている高規格救急車の耐用年数は7年だが、同車は市内の救急隊の増隊による車両の増車で1年延命となっていた。

配備から小倉北消防署第二救急隊として活躍し、晩年は若松消防署非常用救急車となっていた。

 

最後の2年間はコロナウイルス感染拡大により特に忙しく過酷な現場ばかりだったかもしれない。

多くの市民の命を救うために日夜走り回った車両たち。

お疲れ様でした。

 

 

それではポンプ車を。

北九州市消防局 小倉北消防署富野分署 CAFS付きポンプ車"ほくしょう322"

そしてもう1台。

北九州市消防局 八幡西消防署 CAFS付きポンプ車"ほくしょう721"

今回はこの2台のポンプ車が更新配備となった。

 

日野デュトロがベースで、MORITA艤装のレッドアーマーαキャブ採用のCAFS装置付きポンプ車。

水800ℓを搭載しており、火災現場においては迅速に消火活動を開始できる。

CAFS装置で専用薬剤を混合し放水することで、水損を抑えることのできる泡消火が可能。

 

電子サイレンアンプは例年通りPATLITE社製SAP-520を採用。

ただし今年は北九州市消防局では初めて"パトリンクビークルシステム"を採用。

今年度更新配備された高規格救急車と同じく走行状態によって警光灯の点滅パターンが変化するというもの。

これに合わせて従来大阪サイレン社製の物が採用されていた補助警光灯(前部・側面・後部)はPATLITE社製のものに変更された。

前面警光灯はLP3に。

 

車体側面と後部補助警光灯はLP5を採用。

作業灯もPATLITE社製に変更されている。

 

今回更新対象となったのは、2007年度配備のイスズエルフのポンプ車2台。

個人的に好きな車両だっただけに寂しい。

 

東部方面特別高度救助隊が運用してきたエルフ。

ハイパーレスキューのワッペンが貼られているだけではあるが、特別感があってカッコよかった。

 

ほくしょう322として活躍してきたエルフは、晩年に前面警光灯がLASからLP3に交換された。

 

八幡西1小隊が運用してきたエルフポンプ車。

市内にエルフのポンプ車は2台だけだったが、今回で見納めに。

この車両は1年ほど前に電子サイレンアンプをSAP510からSAP520に載せ替えていたが、そのまま更新となった。

 

既にナンバープレートが外されたエルフ。

もう公道を自力走行することは無いだろうが、今後は消防訓練センターで訓練用車両として2台とも保管される。

今後は実災害現場ではなく、訓練に使用される。

 

 

さて今回は以上。

北九州市消防局では今年度の更新は、救助工作車・Ⅳ型化学車・輸送車の計5台が残っている。

年度末までに順次納車が行われる。

役目を終えるその時まで、いつどこで発生するか分からない災害に備える消防車両。

最後まで頑張ってほしい。出番が無いのが一番いいのだがね。

 

 

2022.2.6 @kitakyu_pc

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