もうすぐ役目を終える自動車警ら隊の車両たち。 | 北九州 緊車.net

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今回は220系クラウン無線警ら車の納車により、役目を終えることになる自動車警ら隊の車両たちを。

 

ちなみに220系クラウン無線警ら車に関しては前回更新の記事をご覧くださいまし。

「福岡県警察に"新型220系クラウン無線警ら車"遂に納車!」

 

今回自動車警ら隊で220系クラウンに更新される車両は下記の12台。

 福岡地区隊 : 福岡106 福岡107 福岡108 福岡119

 筑豊地区隊 : 福岡122

 筑後地区隊 : 福岡102 福岡126 福岡128 福岡129 福岡130 福岡131 福岡132

 

それでは現行の車両達を見て行こう。

 

 

自動車警ら隊 福岡地区隊 福岡106

自動車警ら隊福岡地区隊 "福岡106"BMレガシィ無線警ら車

2013年度国費配備のスバル レガシィ無線警ら車で、自動車警ら隊では最後の1台となったレガシィ。

現在は主力機として稼働はしておらず、予備車になっており稼働中の姿を見かけることはめったにない。

「間違いなく良い車ではあるが"パトカーには向いていなかった"」という声が多いレガシィ。

180系クラウンが15年経っても運用され続けている一方、レガシィ無線警ら車は県内に配備されていた個体のほとんどが既に廃車になっている。

今回の更新で自ら隊からもレガシィが消えることになる。

 

4WDで小回りが利いて良い車という声も一部の警察官からは上がっていたが、もう第一線で活躍するレガシィは居なくなってしまう。

白ハチマキを巻いたレガシィ、カッコいいなぁ。

 

 

自動車警ら隊 福岡地区隊(本部地域部 職務質問指導班) 福岡107

こちらは自動車警ら隊 福岡地区隊"福岡107"200系クラウン無線警ら車

自ら隊車両ではあるが、県警本部 職務質問指導班が運用する専用個体になっていた。

こちらも残り少なくなってきたハロゲンタイプの前面警光灯個体。

2012年度国費配備個体。

 

職務質問指導班が運用する個体の為、自ら隊の管轄を超えて北九州地区で見かけることもあった。

遠い時には海峡を渡って下関市内を走行していたこともあった。

元々は通常の自ら隊車両だったが、数年前に職質指導班の車両に指定されてからは専用個体になり、昇降機側面に職質指導班のマークが貼られた。

この車両も更新され、指導班はいったいどの車両を運用するようになるのか...🤔

 

 

自動車警ら隊 福岡地区隊(本部地域部 職務質問指導班) 福岡108

自動車警ら隊 福岡地区隊"福岡108"180系クラウン無線警ら車

こちらも職務質問指導班が運用する個体で、福岡地区を中心に県内各地で活動。

職質指導班は福岡107・福岡108・福岡109の3台を専用車両としているが、今回はそのうち2台が更新対象となった。

2008年度国費配備個体で、福岡地区隊車両では最も年式の古い個体のうちの1台。

 

こちらは2016年6月に熊本県警察御船警察署で撮影した福岡108

2016年(平成28年)熊本地震の際には熊本へ応援派遣された経歴もある。

発災から数カ月の間、自ら隊の他の車両と共に被災地における警ら活動を行っていた。

配備から今年で14年、物持ちが良いと言われる180系クラウンもそろそろ見納めの時期が迫ってきた。

 

 

自動車警ら隊 福岡地区隊 福岡119

自動車警ら隊 福岡地区隊"福岡119"180系クラウン無線警ら車

先ほど紹介の福岡108と同期連番個体の、2008年度国費配分個体。

ここ数年は予備車として残されており稼働シーンを見るのは年に数回程度だった。

 

数年前までは"パトカーと言えばゼロクラ"と言った感じでゼロクラ一色の時代だったのに、今や210系クラウン一色に。

そして2021年度からは220系クラウンパトカーが登場。

時代の移り変わりはあっという間で、撮れるものは撮れるうちに撮っておかないと後悔することを実感する今日この頃。

自ら隊ゼロクラは予備機や訓練機として残るのか、全て姿を消すのか。

寂しくなるなぁ....。

皆さんはどのパトカーがお好きでしょうか?

 

 

自動車警ら隊 筑豊地区隊 福岡122

自動車警ら隊 筑豊地区隊"福岡122"200系クラウン無線警ら車

2012年度国費配分個体で、元々は福岡地区隊"福岡104"として活躍していた車両。

2018年秋に筑豊地区隊へ移管配置され、筑豊地区隊予備車となっていた。

 

配備から10年とまだまだ年数が浅い為、状態が良ければ訓練機として生存する可能性はあり得る。

しかしどうだろうなぁ。

筑豊地区隊車両なので自ら隊訓練機としてではなく、県警運転訓練場の訓練機になる可能性の方が高いかもしれない。

 

 

自動車警ら隊 筑後地区隊 福岡102

自動車警ら隊 筑後地区隊"福岡102"200系クラウン無線警ら車

2017年に宗像警察署から自動車警ら隊筑後地区隊に移管配置された個体で、謎の経歴の持ち主。

所轄署に配置されていた車両が本部執行隊に返り咲くというパターンはめったになく、レアなパターンであった。

2011年度国費配分個体で福岡県内に初めて200系クラウン無線警ら車が配分された3台のうちの1台だった。

元々同期連番個体が1台自動車警ら隊に配備されていたが、事故廃車となったために所轄署から年式の新しい車両を執行隊に回した可能性もある。

事故廃車となった自ら隊同期個体の他のもう1台は北九州市警察部機動警察隊に配備されていたが、2020年に運転訓練場の訓練機になっている。

 

 

2020年撮影の福岡102の緊急走行シーンをどうぞ。

なお更新された後の"福岡102"220系クラウンは筑後地区隊ではなく、福岡地区隊配備となる為、筑後地区隊は1台減車されるようだ。

 

 

自動車警ら隊 筑後地区隊 福岡126

自動車警ら隊 筑後地区隊"福岡126"200系クラウン無線警ら車

2015年度国費配分の200系クラウン無線警ら車で、筑後地区隊には同期個体が5台配備されており、今回はその5台すべてが更新対象になっている。

いずれも廃車になるとは考えにくく、自ら隊の予備機又は訓練機、もしくは所轄署にお下がりになるだろう。

 

 

自動車警ら隊 筑後地区隊 福岡128

自動車警ら隊 筑後地区隊"福岡128"180系クラウン無線警ら車

筑後地区隊では最後の1台となっていた180系クラウンで、今回の更新で姿を消すことになる。

2007年式と自ら隊現存車両の中では最も年式の古い個体で、恐らくそのまま廃車になると思われる。

予備機として残っていた個体なので、個人的にはあまり撮影機会が無く記録できていないのが残念。

 

 

自動車警ら隊 筑後地区隊 福岡129

自動車警ら隊筑後地区隊"福岡129"200系クラウン無線警ら車

2015年国費配分で先ほど紹介の福岡126と同期連番個体のうちの1台。

こちらも廃車になる可能性は極めて低く、今後もどこかで活躍を続けてくれるだろう。

 

 

自動車警ら隊 筑後地区隊 福岡130

自動車警ら隊筑後地区隊"福岡130"200系クラウン無線警ら車

2015年度国費配分。

ここ数年は稼働率が低くなっていたようで、以前ほど見かけなくなっていた。

 

 

自動車警ら隊 筑後地区隊 福岡131

自動車警ら隊筑後地区隊"福岡131"200系クラウン無線警ら車

こちらも2015年度国費配分の同期連番個体。

個人的には自ら隊本部でもよく見かけていた個体である。


2016年熊本県警察御船警察署での一コマ。

熊本地震の後に被災地警戒として応援派遣された福岡131

筑後地区隊は自ら隊でも熊本県寄りを管轄する地区隊という事もあってか、熊本へも多数派遣されていた。

 

 

自動車警ら隊 筑後地区隊 福岡132

自動車警ら隊筑後地区隊"福岡132"200系クラウン無線警ら車

こちらもまたまた2015年度国費配分の同期連番個体。

筑後PS管内で発生したひき逃げ事件で、被疑者が事件直後に自宅に放火するという暴挙に出て大パニックとなった時に撮影した一コマ。

個人的に筑後地区に足を踏み入れることは少なく撮影機会も隊本部にやってくる個体くらいなので、一気に収集できる機会があるのは良い事。

もちろん放火はダメ絶対。

 

 

自動車警ら隊 福岡地区隊 福岡133

こちらは自動車警ら隊福岡地区隊"福岡133"200系クラウン無線警ら車

一応無線機は取り付けられているが、訓練車となっており実際に警らに出ていくことは滅多にない。

福岡107などと同期個体なので、廃車にならずに今後も残る可能性もあるが、筑後地区隊の大量に更新される200系クラウンに押し出されて廃車になってしまうかもしれない。

 

 

自動車警ら隊 福岡地区隊 福岡134

自動車警ら隊福岡地区隊"福岡134"180系クラウン無線警ら車

2008年度国費配分個体。

かつては自ら隊第一線車両として活躍し、職質名人が乗車していた為に警察24時でも何度も登場していた個体。

現在は無線機も外されており、もっぱら訓練機として車庫の奥でひっそり停まっている。

無線機は外されているが、管理上分かりやすくするためにコールサインを貼り付けている。

180系クラウンは流石に廃車になってしまうだろうか...。

 

 

自動車警ら隊 福岡地区隊 福岡135

自動車警ら隊福岡地区隊"福岡135"180系クラウン無線警ら車

こちらも訓練機となっており現場に出ていくことはほぼ無い。

この個体は2017年頃から様々な試験を行う対象となった個体で、現在散光式警光灯がレガシィ無線警ら車から委嘱されたPATLITE社製LEDタイプのエアロブーメランになっている。

また一時期は前面警光灯がLED仕様になったり、内装も200系クラウンから委嘱されるなど様々な変更がなされていた。

2007年度国費配分個体で今年で15年が経過、流石に廃車だろうか。

特別感のある個体で個人的に好きだっただけに寂しいなぁ。

 

 

さて今回更新対象となる自動車警ら隊の車両、そして現在の訓練機の車両を紹介してまいりました。

既に判明しているのは自動車警ら隊の12台。

北九州市警察部機動警察隊にも配備されることは確実だが、一体何号車が更新になるのか。

 

180系クラウンも3台残存する北九州市警察部機動警察隊だが、全てほぼ訓練専用機になっているので200系クラウンが更新対象になる可能性も。

200系クラウンがどんどんお下がりになったり、廃車になる時代が来たか...。

 

220系クラウン、動き始めるのはいったいいつになるのか。

 

 

2022.1.30 kitakyu_pc

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