今朝は望月俊孝さんのメルマガをシェアさせていただきます。
私の友人がメキシコを訪れた時の話です。
夕暮れ時、人影のとだえた海岸を歩いていると、
遠くの方に誰かが立っているのに気がつきました。
近づいてみると、
メキシコ人の男が何かを拾っては海に投げ入れているのです。
さらに近づくと、それはヒトデでした。
男は、引き潮で波打ち際に取り残されてしまったヒトデを、
1つ1つ拾い上げては海に投げ入れていたのです。
どうしてそんなことをしているのだろうと不思議に思った友人は、
男に話かけました。
「やあ、こんばんは。
さっきから気になっているんだけど、
何をしているか聞いてもいいかね?」
「ヒトデを海に帰してやっているのさ。
見ろよ、たくさんのヒトデが波で打ち上げられて、
砂浜に残されてしまっているだろう。
おれがこうやって海に投げてやらなかったら、
このまま干からびて死んじまうよ」
「そりゃあ、もっともな話だが、
この海岸だけでも、
何千というヒトデが打ち上げられているじゃないか。
それを全部拾って海に帰してやるなんて、
どう考えても無理な話じゃないかな!
それに世界中には、こんな海岸が何百もあるんだよ。
君の気持ちはわかるけど、
ほんの一握りを助けたって何にもならないと思うがな」
これを聞いた男は白い歯を見せてニッと笑うと、
友人の言葉などおかまいなしに、
またヒトデを拾い上げ、海に投げ入れました。
「いま海に帰っていったヒトデは、心から喜んでるさ」
そう言うと、また1つヒトデを拾い上げ、
海に向かって投げ入れたのでした。
ジャック・キャンフィールド&マーク・V・ハンセン
私たちがやっていることが社会的には大きなことではないとしても、
誰かに影響を与えているとしたら、
それはその人にとっては大きなことかも知れないのですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
望月 俊孝
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます
今朝は本田健さんの著書よりご紹介します。
現代人の多くが、お金に取りつかれているといえます。ある統計によると、
現代人の95パーセントが朝から晩までお金に関係することばかり考えているそうです。
アメリカの調査ですが、あとどれくらいお金があれば十分か? という質問を年収別に行ったそうです。
その調査では、どの所得層でも、あと20パーセントほど収入が増えれば楽になるという答えが返ってきました。
逆にいえば、お金はどれだけ稼いでも、たえず20パーセント足りないと感じるものなのです。
そんな風潮に逆らうように、お金に背を向け、できるだけかかわらないようにしている人もいます。お金と健康的につきあっている人があまりにも少ないのです。
言ってみれば、ほとんどの人がお金の過食症か拒食症かにかかっているといえるでしょう。
食べ物なら、適当な量を食べて、適度な量を排泄するのが、健康の秘訣ですが、お金の場合、ほとんどの人が、できるだけたくさん食べて、あまり出したくないと考えているのです。
その証拠に、
「あなたが死ぬとき、幸せだけど、今持っている資産が10分の1になっているのと、
不幸だけど、いまの10倍あるのと、どちらがいい?」
と聞くと、多くの人が一瞬迷うのです。それだけお金に関しては執着があるのでしょう。
高額宝くじに当たった人の多くは、大きな人生の変化を体験しています。友人や親族にたかられたり、借金の申し込みをされたりするのです。
そして、こんなことなら宝くじに当たるんじゃなかったと考える人が、90パーセントもいるそうです。
将来、可能ならば、ぜひお札にこういう注意書きを印刷してもらいたいと思います。
「お金の稼ぎすぎ、使いすぎ、ためすぎ、心配しすぎにご注意ください。あなたの健康に害を及ぼす可能性があります」
「きっと、よくなる!」
本田健さん
サンマーク出版より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます
今朝は神田昌典さんの著書よりご紹介します。
フェイスブックは、「世界をもっとオープンにしたい!」というザッカーバーグの想い、
iPodは、「何千もの曲を外に持ち出して自由に聞けたら素晴らしい」というジョブズの想い、
それぞれが思い描いた理想から生まれたものだ。
戦後の高度経済成長期には、、企業は特にストーリーを描く必要はなかった。
大企業で働くこと自体が、魅力的なストーリーだったからだ。
社会的に安定した生活が送れるし、真面目に働けば、年齢とともに大きな仕事を任され、仕事も面白くなっていった。
ところが、経済成長が止まると、そのストーリーの賞味期限が切れてしまった。
企業でもいつ経営が傾くかわからないし、いつリストラされても不思議じゃない。
長年働いても給料が増えず、退職金も期待できない。
一方、今や、起業するのは非常に簡単になった。
私は講演でよく、「いまは中学生でも起業できる」というのだが、
これは比喩でもなんでもない。
実際、日本でも2013年には、中学生がクラウドファインディング事業を
ベテラン経営者と組んで始めたり、YouTubeでゲームプレーの実況中継をしたりして、
大人顔負けの収入を生み出し始めた事例が相次いで報道された。
昔は、富を生み出すための資本とは、
作物を育てるための土地や製品をつくるための工場であった。
つまりお金をもった「資本家」だけが、
富を生み出す土地や工場、会社を保有し、
もたざるものが「労働者」となった。
しかし現在、富を生み出すのは、土地でも、工場でも、会社でもない。
知恵と発想さえあれば、だれでも富を生み出せるようになった。
誰もがもっている「脳」が、資本になったのだ。
ストーリーは、「人を動かす原動力」なのだ。
新しい希望のストーリーを生み出すことにより、
組織も人も活性化し、消費も活性化する。
『ストーリー思考』
神田昌典さん
ダイヤモンド社
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます