今朝は本田健さんの著書よりご紹介します。
現代人の多くが、お金に取りつかれているといえます。ある統計によると、
現代人の95パーセントが朝から晩までお金に関係することばかり考えているそうです。
アメリカの調査ですが、あとどれくらいお金があれば十分か? という質問を年収別に行ったそうです。
その調査では、どの所得層でも、あと20パーセントほど収入が増えれば楽になるという答えが返ってきました。
逆にいえば、お金はどれだけ稼いでも、たえず20パーセント足りないと感じるものなのです。
そんな風潮に逆らうように、お金に背を向け、できるだけかかわらないようにしている人もいます。お金と健康的につきあっている人があまりにも少ないのです。
言ってみれば、ほとんどの人がお金の過食症か拒食症かにかかっているといえるでしょう。
食べ物なら、適当な量を食べて、適度な量を排泄するのが、健康の秘訣ですが、お金の場合、ほとんどの人が、できるだけたくさん食べて、あまり出したくないと考えているのです。
その証拠に、
「あなたが死ぬとき、幸せだけど、今持っている資産が10分の1になっているのと、
不幸だけど、いまの10倍あるのと、どちらがいい?」
と聞くと、多くの人が一瞬迷うのです。それだけお金に関しては執着があるのでしょう。
高額宝くじに当たった人の多くは、大きな人生の変化を体験しています。友人や親族にたかられたり、借金の申し込みをされたりするのです。
そして、こんなことなら宝くじに当たるんじゃなかったと考える人が、90パーセントもいるそうです。
将来、可能ならば、ぜひお札にこういう注意書きを印刷してもらいたいと思います。
「お金の稼ぎすぎ、使いすぎ、ためすぎ、心配しすぎにご注意ください。あなたの健康に害を及ぼす可能性があります」
「きっと、よくなる!」
本田健さん
サンマーク出版より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます