キャリパーブラケット。 | キタダイ製作所のブログ

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旋盤・フライス・CNC 

横浜の機械加工屋です。

寒いですね~

昨日は関東にも積雪がある予報でしたが、積もらなかったです。

気象庁も難しいとは思いますが、最近の予報はあまり当たらないですね・・・シラー







先日の加工です。





キャリパーブラケット製作です。


お客様から、使用しているブラケットが割れてしまったので新規に製作して欲しい、

とのご依頼がありました。


一般の人は図面が書けないと思います。

形状にもよりますが、現物があれば、こちらで採寸・図面を作成して加工可能です。







お客様は割れた原因が知りたいという事でした。

断定はできませんが、アルミの材質かボルトの緩み、だと思いました。

ブラケット形状からして、純正品では無さそうです。

どこかのブレーキキット付属品か、ワンオフで作られた物っぽいですね。









まず採寸してみると加工精度がよろしくない・・・。






目視ではわかりませんが、測定してみると、各所にかなり寸法のバラつきが。

平面度や平行度、直角度などの精度がでていないと、歪んで取り付けてしまう事になります。

もしかするとこれも割れた原因かもしれません。



材質ですが、うちで製作するキャリパーブラケットは、

航空部品にも使用されている、A2017以上の強度のあるアルミを使用します。

今回のお客様はA70755材を使用。

アルミにも種類があるので気を付けてください。(見た目では殆どわかりません)


希望されるお客様には材料納入時に添付される材料現品票をお渡ししてます。










採寸、図面書き出し、加工になりますので、安くはないです。

一般部品加工として受けてますので、車両取り付け後からは保証はできませんが、

アルミ材中、最強度材からの削り出しになりますので、安心感はあると思います。



車の最重要部品になりますので、流通部品購入は慎重に検討してください。