日々の暮らしに福を呼ぶ
稲沢市の会席料理店
喜想菴 女将 鈴木美和です
ご来訪ありがとうございます
はじめましての方はこちらから💁♀️
衝撃だったお客様の一言
うちの主人は
陶芸をしています
昔から器が大好きで
若い頃から
お給料もほぼ全部と言ってもいいくらい
骨董品やらを買っているくらい
骨董品マニアです
で
先日
とあるお客様に
そんなにマニアな
主人の作った湯呑を見て言われた
私的には
衝撃の一言があったんです
想いのこもった器たち
このお湯呑は
ある時
美術館で見かけた
【唐津焼系 武雄焼き】の
ダイナミックに描かれた松の絵
これが書きたいと作ったのがこのお湯呑
かれこれ
もう１０年くらいは使い込んでいる愛着のある器
一つ一つが手書きなので
全部絵も形も違います
愛情たっぷりの器
驚いたお客様からの一言
このお湯呑を
いつも通りお客様にお出ししたところ
『なんですか？これ！』
と指をさしたのはこのお湯呑
初めは私も意味が無い分からず
失礼ながら聞き返すと
『これ！！茶色いの！こちらはこんな汚れたお湯のみしかないの？』
意外な骨董品の楽しみ方
確かに…
しっかり残っている【茶渋】と言われるもの…
でも
これは主人いわく
味がでてる
そう
いわゆる味わい深くなってるということで
他にも
古くて
ピキピキ線の入ったものなどは
貫入（かんにゅう）が入る
と言って
骨董マニアの方などは
ちょっぴり小汚く見えるこんな器も
『色気が出てきていいねぇ〜』
などと
楽しそうに見てたりするんですよね
価値的にも
こんな貫入のはいった器や
金で継いだ割れ物の器のほうが
完品の新しい器より
お値段高かったりする
ホント
美術品の価値とはわからないものです
だから
確かに見た目は汚い茶渋
もっと
タワシで擦ったりすればいいと思われるかも？
だけども
こうゆう陶器は
磁器と違って焼き方がしっかりしてないのも多く
ハイターなどは
染みてしまう可能性もあるから使えない
おまけに
下手にこすると薬がはげる
かと言って
お客様の不満もわかる…
というか
私も
そういうことに鈍感になってたんですよね
永年
手仕事をする主人のそばで
骨董品マニアの考えがしっかり身につき（笑）
きれいにこすろうなんて思ったことなかったかも
だから
お客様に言われたときは
えっ！？
ホント
衝撃の一言で
いやいや
お勉強になったなぁ…と思ったと同時に
自分の当たり前は
人も当たり前ではないことも
あらためて自覚しないとなと思った出来事
皆さんには
そんなことないですか？？
え？
うちだけ？？（笑）
ええ
お湯呑もそのままですもの🤣
お立ち寄りくださりありがとうございます🙇♀
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