日々の暮らしに福を呼ぶ
稲沢市の会席料理店
喜想菴 女将 鈴木美和です
ご来訪ありがとうございます🙇♀
はじめましての方はよろしければこちらへ⇩桜の絵から
日本の古き良き風習を伝える ハレの日の過ごし方
先日は
『古希』祝いのお客様のお席がありました
(『古希』とは70歳のことで
お人によっては数え年でやられる方もみえるので
69歳の場合もあり)
娘さんのご家族様と主役のお母さま
家族で祝えるのがいいですね
ただ
いつもの長寿の祝と違ってたのは
おみえになってすぐに
あることをお願いされたことです
もう一つお膳を貸してください
そう
そちらのお客様
おみえになってすぐに
『もう一つお膳を貸してください』
と言われるので事情を聞くと
『せっかくの古希のお祝いだから父も一緒に』
はじめは
法事の後のお祝いごと???
と思ったのですが
純粋に
亡くなられたお父さまも一緒に祝いたい
そんな想いがあっとようです

お供え膳とは違うもの
『陰膳(かげぜん)』と言って
日本には昔から
いない人のために
食事の支度を用意するそういった風習がありました
お料理はのせなくていい
先日のお客様
お膳を用意したところに
お父さまのお写真を飾り
主役の奥様が、時に写真に向かってほほえむ姿が
素敵だなぁと思いました
はじめから
お料理はのせなくてもいいと言われておりましたが
せっかくなので
食前酒くらい飾らせてもらい
最後のご飯のところで
少しだけご飯を持って供えさせてもらいました
ご家族様で
和気あいあいと語られる様が微笑ましく
娘さんもきっと
まだお若いのに『陰膳』を知っていて
ご法事のお席ではよくあるのですが
お祝いお席で『陰膳』を用意したことはなかったので
こんなお祝いの席にと
言われるお気持ちも素晴らしい
そんなことも
家族の絆を感じる一コマなのだなぁ
もし
主人がさきに他界してたら私はできるかな?
写真見て笑っちゃったらどうしよう🤣
人生のハレのヒ日に
『陰膳』かぁ
コレは
私も発想かわなかったけど
こんどの私の誕生日
なくなった母の『陰膳』を作ろうかな
なんて思えた先日の一コマ
日本の古き良き風習を伝えたい
🔴今月の人気記事🔴
⬇
今月の人記事