日々の暮らしに福を呼ぶ
稲沢市の会席料理店
喜想菴 女将 鈴木美和です
ご来訪ありがとうございます🙇♀
はじめましての方はよろしければこちらへ⇩桜の絵から
一歩の歩みが大切 フードロスをしないための喜想菴の取り組み
今、
世界的に問題になってるフードロス
コロナでテイクアウト商品がめざましく広がり
その分
カゲで捨てられる食品たち
日本の
食品ロスの、順位はなんと6位
喜想菴も
コロナになってからはじめたオンライン商品販売
そんな中
喜想菴ではどんな取り組みをしているのかをご紹介
見栄えのいいものは無駄が多い
ちょっと高級なレストランのお料理は
とても美しいですよね
でも
その美しさの影に捨てられているものや
切り捨てられているものがあって
私が
若い頃に勤めていた日本料理店は
かぼちゃなどでも
丸く、くり抜いたものの残りは捨ててしまっていたり
白菜一つとっても
1番外の葉と中の葉では硬さや大きさも違うから
きれいに形を揃えようとすると
いらないところは捨ててしまっていました
あまりにももったいなくて
もらって帰りたいくらいだ!と思っていた当時の私
でも
なんて言われたと思います?
『店で仕入れたものを人にやるわけにはいかない』
はぁ〜…💦💦💦!?
捨てるのはいいのに?
その当時の板前さんは今でも嫌いです
無駄をなくすために喜想菴の取り組み
喜想菴の使う食材の数は
毎月献立が変わっても50種類以上
これらの食材はすべて一つ一つ丁寧に
すべて別々に仕込みます
お野菜を炊き合わせたものでも
家庭料理のように
2つの食材を一緒に炊くことはしません
なので
タッパーの数が半端ない(笑)
この仕込みを
朝早くからコツコツしています
そして
大切なのは
終わってからのこと
夜
終わってから
一つ一つのタッパーに残ってる数を確認します
50種類以上の食材 全部です
そこから
次の日に仕込む食材の数を決めていくのです
余計な
仕込みは絶対しない❗
だから
仕込みに無駄がないんです
めっちゃめんどくさいんけどね
夜
お客様が帰られたあと
ズゥ〜と数えてる(笑)
捨てないための取り組み
それでも
どうしても
紅葉の形やイチョウの形など
飾り切りしないといけないものがある
それらをどうするか?
以前私が勤めていたお店は捨ててたけど
喜想菴は
残った野菜くずを細かく刻んでご飯に入れたり
漬物に使ったり
人参の皮は天日干しにしてぬか床に❤️
捨てずに
他のお料理の脇役に仕立てていきます
これも
ひと手間もふた手間とかかる作業なんだけど…
だから
どうしても仕込みが大変なときは
まかないにします
喜想菴で仕入れたものは
絶対捨てない!
もったいないという気持ちを
忘れない事!
これからのこと
私の子どもたちが育った平成時代
その頃は
『無理しなくていいよ〜』
『食べれなかったら残していいから』
という大人が多かったように感じます
家庭なら
食べ残しは私が食べたりしましたが
ふと
見回せば
子どもたちのお友達の中でも
お弁当の食べ残しはどんどんゴミ箱へ
飽食の時代でした
私が子供の頃は
ご飯粒一粒残すだけで
『米粒には88人の神様がいる 一粒でも残したらバチがあたる』
と言われ一粒も残さず食べることが当たり前
令和の時代
昔帰りしたらいいのにと思います
もう一度
大人たちが食のありがたみや
食材一つたくさんの生産者やつくり手が
心を込めたお料理を
どうして捨てられるのだろうと
優しく説いていくべきではないでしょうか?
一人の一歩は小さくても
100人の一歩は必ず大きな一歩になるから
食べ物を扱う仕事をしている者としても
切に願ってやみせん
さあ!
明日から8月!
新しい器やお料理で頑張るぞ💪
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