今日はザラ場見れなかったので簡単にまとめです。
昨晩のNYダウは306ドルの大幅安、12159ドルで取引終了。ここ最近の揉み合い水準の底が抜けた。バーナンキFRB議長の議会証言に注目が集まっていましたが、その発言が期待はずれとなった事が大幅安の背景のようです。「積極的に行動する用意がある」などこれまでの発言を継続するだけで、具体的に踏み込んだ発言がなかったようですね。
日経平均は、米株の大幅下落を受けて今日の安値は、前日比400円以上安い09:17の13365円。前場はそのまま揉み合いましたが、後場寄りからなぜか急騰。大きな押し目を作る事なくプラス圏まで浮上し77円高い13861円で今日の取引終了。米株市場が3連休を控えている事や、今晩、ブッシュ大統領が景気刺激策を発表するなどの報道が、ショートポジションの手仕舞いを加速させる背景にあったようです。そこに仕掛け的な買いが見事にはまったのかな?と見てます。値動きが派手なわりに売買代金がそれほどでもない(東証一部3兆円超えてますが)事から、底打ち感はそれほど感じられない。
ろくにニュースもチェック出来ていないので今日はここまで。ブッシュ大統領が今晩発表する景気刺激策と、それを受けた米株の反応に大注目。昨晩のバーナンキ証言のように市場に失望感を与えるような事になると、底が見えなくなりそう。
それにしても、日本の政治家は、危機意識が薄い。給油するかしないかという話が終わったと思えば、今度は道路を作る財源がどうなるかが最大の関心事。道路を作れば日本の景気が回復するのか?ほんのちょっと前までは、グローバル経済での競争力がどうのこうのと言っていたはず。グローバルな視点で経済を見れる政治家が本当にいるのか?と疑わしくなるような国会。環境技術では先進国と言いながら京都議定書は達成できず。借金大国日本の最低限の目標であるプライマリーバランスゼロも未達の見通し。さっさと小さな政府への大方向転換を明確にしないと本当に日本の財政は破綻するが、なぜ道路財源が最大の論点?