昨晩のNYダウは171ドル高い12778ドルで取引終了。IBMの第4・四半期決算が強い内容となった事が上昇を支援。好決算にドル安が大きく寄与していた事から、アップルなど輸出関連が買われました。


このドル安を背景にした好決算というのが味噌で、足元円高方向の動きとなっている日本の輸出関連が連れ高するのは無理な話。新興国向けが伸びているとはいえ、自動車などまだまだ米国から得ている利益がかなり大きい。


日経平均は、米株の反発を受けて、前場はプラス圏でもみ合っていましたが、後場に入り円高の動きが重しとなりマイナス圏に突入。そのまま14000円を割れました。割れてからは大引けまで揉み合いの動き。138円安い、13972円で今日の取引終了。


シャープ(6753)、松下(6752)がプラスで引けているのは、北京オリンピックに向けて、中国向けが好調という液晶テレビに対する期待か。ブルーレイ関連という側面もありますね。以前にも書きましたが、短期的に物色の対象になる可能性があると思いますが、相場全体が崩れるリスクが高く、強気な対応はしにくい。


今週は米で、決算や経済指標の発表などが多く、上値追いの展開は望みにくい。


日経平均14000円割れは想定内、現状12000円まで想定ですが、ここから13500円くらいまでの間で一回リバウンド局面を期待したい。