またひとつ、これは面白いなあっていうシリーズ物の海外ミステリーに出会いました。

グレッグ ルッカ, Greg Rucka, 古沢 嘉通
耽溺者(ジャンキー)本作はボディガード、アティカスを主人公とした一人称ミステリーの第4作目で、アティカスの恋人で私立探偵のブリジッとを主人公にした番外編的内容です。
基本的に、シリーズ物は1作目から読むものと思ってますが、うっかり、女探偵が主人公ということにひかれて、4作目と気づかずにこの本を買ってしまいました。帯に「石田衣良絶賛!」とか書いてあったのにもつられました。シリーズ物を途中から読むのって何だかモヤモヤするんですが、この作品は番外編のようだしまあいいか、と思って読み進めたら、これが面白い!
主人公の女探偵、ブリジットのキャラが良い。
蓮っ葉で気が強くてプライドが高い。背も185あってポルシェを乗り回してカッコイイ、28歳の女探偵ブリジット。でも何ともいえない弱さのある女性。助けを求めれば手を差し伸べてくれる人はいるというのに、誰かに助けを求めることをせず、一人で、十代のころ世話になった、ライザの窮地を救うために彼女は戦いに赴き、姿を消す。ライザはとある罪で殺人容疑に問われているのですが、ブリジットは何としても彼女を救いたいのです。
途中から、このシリーズの主人公アティカスの視点に変わる部分もありますが、基本的にブリジット視点で話は進みます。
会話も現代風で面白いし、一気に読んでしまう本でした。
番外編なので単体でも楽しめましたが、1作目からちゃんと読んでみたいと思いました。