J.K. ローリング, J.K. Rowling, 松岡 佑子
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)

今更ながら読んでみました。

映画を先に見ていたので、ストーリーは知っていたのですが、普通に面白かったです。学園ものが好きなんですよね。ハリーが学園に到着するまでと、終盤、ロンがチェスをする場面が好きです。(映画でもここは好き)

原作ファンの人には映画は賛否両論あるようですが、映画の世界観と3人のキャラクターが好きなので、原作読んでも映画の評価は変わらないです。

ただ、先に映画を見ていると、どうしても本を読んでいる時役者さんの顔が浮かんでしまいますよね。いいのかわるいのか。この作品の場合はむしろ、本を読んで、あらためて、よくあそこまで映像化したなあと、感嘆したわけですが。

本は気楽で面白いので、続きも読んでみようかと思います。


小林 よしのり
小林よしのり 目の玉日記

小林よしのりというとゴーマニズム宣言ですが、初期の頃は面白く読んでいた記憶あるのですが、ここ数年は全然読んでいませんでした。「目の玉日記」はそういうオピニオン的漫画とは少し毛色が違って、小林よしのり自身の白内障の闘病を面白おかしく娯楽として描いた漫画です。

一気に読めて、なかなか面白かったです。漫画家にとって目の病気は本当に大変ですね。小林よしのりは、漫画を見てるといつも若々しくエネルギッシュなイメージですけど、白内障かあ。目は大事にしないといけないなと思いました・・。

手術の様子もかなり詳細に描かれているので、自分がもしいつか目の手術をする羽目になっても、だいぶ心構えが違ってくるのかな、なんてことを思いました。

外のトイレは汚いから、あまりトイレに行かないですむように、極力水分を摂取しないようにしてきたが、どうやらそれが目にはよくなかった、と書いてあるくだりが特に面白かった。病気の話なので面白いなんていってはいけないのですが、でも見えるようになって良かったと思います。

気楽に読める娯楽漫画です。


白石 一文
私という運命について

この作者の本を読むのは初めてでした。一人のキャリアウーマンの29歳から40歳までの人生を描いた小説で、自分もその年代に差し掛かっているので興味を持って手にとった本だったのですが、読みやすい文章と先を読みたくなる構成の本だったので、一晩で一気に読みました。

運命や人との縁、生と死を強く意識した小説なのですが、どちらかというとそういった「人」を描いた部分より、1994年から2005年という時代背景がきちんと描かれているところや、東京や福岡の地理が細かく描かれているところが面白く読めたかなあと思います。会社組織の描写もこまかくて、きちんと取材されているなあと・・。(ここに描かれている会社のモデルはNECなのかなあ、フィクションと書いてはありますが)結末までの構成も、きちんと練られた小説だなあと感じました。

しかし、大手企業のキャリアウーマンで、頭もよく気が強くてしっかりした冬木亜紀というこの主人公にも、彼女を取り巻く周囲の人々にも、心とか気持ちという部分では、あまり共感することが出来なかった。こんな風に運命を強く意識して生きる人はどうもピンとこない。他の登場人物も、女性は美人と形容される人ばかりだし、人にはもっと汚い部分や悪意もあるはずなのにそういうことも全然描かれていなくて、なんだか薄い感じがしました。どうも人物が魅力的でないのです。

「私はあなたのためならなんだって出来るよ」「僕はきみのためならなんだって出来る」まあ、そういったような台詞が何度か出てくるのも、ちょっと違和感が・・・。命にかかわるような病気になった人ならたしかに日々強く生と死について意識するのかもしれないけれど、この作品の中の描かれ方では共感するというところまではいかなかったです。

この小説では、結局は、女は好きな人のために、健康を気遣って、食事を作って、子供を産んで、家を守ってゆく、そういうのが幸せなんですよと、そういうことを言いたいのかなと思えて、その部分も共感できなかったです。

と、批判ばかり書きましたけれど、1994年からの時代背景を振り返ったりするには良い本ですし、色々と自分の生き方を考えさせられたりもしました。文章も綺麗ですし娯楽小説と思わずに、小説の形で作者の思想を読んでいるのだなあと思えば、悪い本ではないです。男性を主人公としたこの作者の本を読んでみたいと思いました。
いつの間にマイページなんて出来たんだろう。
これなかなか面白いインターフェースだあ。



大江 健三郎
憂い顔の童子

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作家・長江古義人は、息子のアカリとともに四国の森に帰った。長江の文学を研究するアメリカ人女性ローズが同行する。老いた古義人の滑稽かつ悲惨な冒険は、ローズが愛読する『ドン・キホーテ』の物語に重なる。死んだ母親と去った友人の「真実」に辿りつくまで。『取り替え子』から続く、長編三部作の第二作。 (Amazonより引用)
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大江健三郎の小説は文体も独特だし世界も独特なので読むのに時間がかかってしまいます。登場人物も作者やその周りの人々をモデルにしていたりするので、私は最初この人の小説って全部私小説で、殆どノンフィクションなのかなあ、って思いながら読んでいたんですけれど、ノーベル賞をとってテレビに何度か出ているのを見たりしてるうちに、「あーこれフィクションと思ったほうがいいのかもしれない」と思うようになりました。まあ、フィクションか現実かなんて知るすべもないし、たいした問題でもないのかもしれません。

ともかく、読むのにすごく集中力を要するし時間がかかるので、そうしょっちゅう読むというわけにもいかないのですが、昔あるきっかけで大江健三郎の本を手にとってから、その面白さに目覚めて、今まで継続的に読む作家のひとりになってます。

「憂い顔の童子」も、読み終わっても、うまくあらすじをまとめたり、ひとことで感想を言ったりするのは、私のボキャブラリーではちょっと難しいんですけれど、なぜか読み終わった後に不思議な余韻というか感動がある小説でしたよ。出てくるのはまじめな人たちなのに、そこかしこでユーモアというか人の滑稽さというかそういうのが出てきて面白いです。性描写も大江健三郎の持ち味のひとつかと思うんですが、いつもロマンティックとは対極にある感じのリアルさがあって面白いです。

この小説の一作目「取り替え子」から描かれている伊丹十三の自殺にまつわる話も、それがフィクションか現実かなんて考えるのは無粋な話なのかなあと思います。最初はそこに興味を持って読んだというのもありますが・・・。

でもやっぱりこの本も含め一連の小説読んでいると、大江健三郎の故郷の四国の森というのに興味が湧きます。


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
こちらブルームーン探偵社 シーズン1&2

元モデルのマディとお調子者のデビッドがブルームーン探偵社のパートナーとして数々の事件を解決しながら恋のさやあてをするユーモアたっぷりの都会派ラブ・ミステリー。(Amazon紹介文より)

うわ懐かしい。昔NHKでやっていてよく見てました。マディ役のシビル・シェパード、美人で好きでした。今でこそハリウッド大物スターのブルース・ウィリスですが、このドラマが出世作なのかな?だいぶ若いです。探偵モノですがかなりコメディタッチで気楽に笑えるドラマだったと記憶してます。

発売が待ち遠しいです。

NHK海外ドラマだと、あとは「ダイナスティ」のDVD化を期待してます。無理そう。