LPのジャケットを再現したCDの紙ジャケって最近流行りなのか何なのか、ボブ・ディランやら、なんとマイク・オールドフィールドまで紙ジャケ再発されるご時世である。かつて、DEEP PURPLERAINBOWの紙ジャケが発売された時、その枚数の多さに金銭的に貧窮しつつも買い揃えた記憶がある。紙ジャケ再発は嬉しいのだが、既に持っているCDをまた買う時点でコレクターズアイテム以外の何物でもなく、しかも紙ジャケはLPのジャケットを強引にCDサイズにしたため、文字が見えにくいし、本来のデザインのダイナミックさが激減するマイナス要素もなくはない。でも、揃えてしまうんだよね~。レコード会社の戦略に乗りまくりという…。

ちなみにマイベスト紙ジャケはLED ZEPPELIN!回すとデザインが変わる紙の回転円盤がついていたり、紙袋入りだったり、その細部に渡るこだわりには脱帽したものだ。

そして、ついに、待望のAEROSMITHのアルバム紙ジャケ化も行われ、大挙リリースされた。現在鋭意購入中だが、なんせ、19タイトルもあるんで(ジョー・ペリーのソロや、ブラッド・ウィットフォードのプロジェクトものまであるし…)またもや財政難が…!いや、これは買わないと一生公開しそうなので、必ず揃えます。っつーか、全品購入特典の締め切りが9月30日なので早く揃えないとヤバイ!こりゃキツイっす。ソニーミュージックめ!

http://sonymusic.co.jp/Music/International/Special/high-hopes/release/aero_top.html
このアルバムが発売されてから、もう10年以上経つんだよね…。

HAREM SCAREMの2nd「MOOD SWINGS」が発売された1993年と言えば、ANGRAROYAL HUNTが衝撃のデビューを果たし、HM/HR界に新たな光を見い出した年だった。グランジの台頭によりHM/HRがアゲンストと言われた時代。某ピュアロックキャプテンが嘆いていたことを思い出す。しかしながら、メロディ重視の良質なハードロックが世の中に登場したのもこの時代であり、実は草の根的にメロディアスハードロックバンドは活動し、その素晴らしさを伝えていたことは忘れてはならない。FAIR WARNINGが出てきたのもこの頃だ。また改めてこの手のハードロックに関しては語りたい。

HAREM SCAREMは紆余曲折を経て今もなお活動しているようだが、やはり2ndの素晴らしさを語らずには彼らを、いや、音楽を語れない!
意外とバラエティの富んだ楽曲が並ぶ中、捨て曲はナシ。曲の構成、演奏、全てにおいて最強である。"No Justice"が一番このバンドの本質を伝える曲だろう。ハードな中に、明るさと暗さが織り交ぜられた緩急自在のリズムに乗って、テクニカルなピート・レスペランスのギターが舞い、メロディアスな歌メロと分厚いコーラスが覆いかぶさる。代表曲"Change Comes Around"にも言えるが、とにかく隙がない。全てにおいて完璧なのだ。"Stranger Than Love"のようなパワーバラードも素晴らしい。先輩のDEF LEPPARDあたりの影響を受けており、ギターがテクニカルなのに抑制したプレイもでき、しかもたまに爆発する威力、そして何よりも楽曲重視の姿勢は実に素晴らしい。ラストの"Had Enough"なんかはMR.BIGにいた頃(その当時限定)のポール・ギルバートも真っ青のテクニカルギターと最強の曲展開、もう言うことナシ!

このアルバムは、双璧をなす傑作FAIR WARNINGの1stと同等のクオリティを有している。メロディアスハードロックのお手本であり、これを超える物は存在しないバイブル的アルバムだ。
1作ごとに進化を続けるUKロック界の異端児MUSE。彼らの音楽は壮大にして美しい。

2003年に発表された3作目「ABSOLUTION」は、ギターの音色はまさしくUKロック然としているのだが、音楽性はシンフォニックロック~モダンロック~ヘヴィメタルのミクスチャーであり、更にピアノやストリングスを効果的に配し、重厚な音作りに成功している。とにかく深い世界観だ。ギター&ヴォーカルのマシュー・ベラミーの独壇場である。その慟哭とも言える悲痛なまでに歌い上げる姿に胸を打たれない者はいないはずだ。
余りの演奏の激しさ、音の分厚さから、3ピースバンドとは誰も信じられないだろう。

まずはこのアルバムからMUSEの世界観に触れ、UKロックの女神に謁見して欲しい。


● 3rd「ABSOLUTION」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000AKI8S/deathrecords-22
THE RASMUSを初めて知ったのは本国フィンランドでシングルヒットした"In the Shadows" をラジオで聴いてからである。フックのあるメロディに北欧的な哀愁がグッときた。とにかく素晴らしい。このバンド、ゴスとよく言われるが、その表現もいまいちピンと来ない。EVANESCENCE的なモダンとゴシックの共存、ラップのミクスチャーとも言えない。かと言って、NIGHTWISHのようなゴシックの雰囲気漂う壮大なオペラティックメタルともまた違う。THE CUREのようなダークに彩られた退廃的な耽美は、確かにTHE RASMUSにも感じられるが、これが本質ではない。

THE RASMUSは基本的にポップバンドである。彼らの5thで、日本でのデビューアルバム「Dead letters」はキャッチーな歌メロのバックにビートの効いたリフが唸っている。非常にレベルの高い演奏と、捨て曲ナシの楽曲。申し訳ないがEVANESCENCEは平凡な曲が多い中、THE RASMUSは確実に聴かせる魅力を持った楽曲に満ちている。特にオススメの曲は日本盤1曲目の"First Day of My Life"。ダークな中に哀愁に満ちたメロディ。いきなりノックアウトされること間違いなし。"Not Like the Other Girls"の哀愁もハンパではない。泣けるね~北欧の演歌だね。

北欧の光、THE RASMUSはロック界の救世主になりえるか?次作以降にも期待したい。彼らの過去のアルバムも外盤で出るようなので(もう出てる?)チェックしたいと思う。

P.S.
今回より、アーティスト単位ではなく、アルバム単位でオススメを書いていきます。いや、さすがにネタ切れの予感バリバリなもんで(;^^)ヘ


● 5st「Dead letters」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002CHOUK/deathrecords-22
君はTHE CALLINGの音楽を聴いたことがあるか?

2000年に入り、NICKELBACKAMERICAN HI-FIのような王道ロックが増えてくる中、アレックス・バンド率いるTHE CALLINGが突如出現した。昨日のNEGATIVE同様、またまた男前のフロントマンである。アレックス君のルックスが受けたのもあるだろうが、THE CALLINGの本質はその音楽性にある。アレックス・バンドの声質は実に渋く、歌い込むタイプの上手いシンガーだ。ただのアイドルがソロをやっているのならいざ知らず、バンドが一丸となって上手い演奏を聴かせる点が他とは違うところだ。そして、とにかく曲が良い!良い!良い!
2001年にリリースされた1stの「Camino Palmero」は実にバラエティに富んだアルバムで、物悲しいヴォーカルを聴かせる1曲目から、スマッシュヒットした"Where you will go"のような爽やかで実にアメリカンな曲もあれば、とにかく渋く歌い上げる"Things don't always turn out that way"のような曲があったりとアレックス・バンドの歌心を活かした曲作りが出来ていて実に素晴らしい。

今年の春に発売された2nd「TWO」アレックス・バンドとギターのアーロン・カミン以外はメンバーチェンジしており、2作目であるのと同時に2人という意味での、このタイトルである。このアルバムは前作よりもアメリカ的なストレートなロックスタイルを貫いている。そして、歌心を前作以上に盛り込んだ傑作となった。よく人は、1stの衝撃度から2ndを批判するが、そうではない。表現の変化を受け入れ、曲の良さを正当に評価すべきだ。

彼らは、様々な映画に曲提供をしているので、耳馴染みのある曲もあるかと思うが、とにかく良質なアメリカンロックが聴けるバンドとして、その胸に焼きつけて欲しい。その名はTHE CALLING


● BMGROCK.COMでPVストリーミング配信中!聴け心の叫びを!
http://www.bmgrock.com/check/calling.html

● 1st「Camino Palmero」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005UNSD/deathrecords-22

● 2nd「TWO」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001Z32EA/deathrecords-22
北欧のロックが今熱い!フィンランドから飛び出したNEGATIVEもそのひとつ。
1st「WAR OF LOVE」では、ロックンロールを基調としたストレートな曲調の中に哀愁漂う歌メロ、ヨンネのしゃがれた渋い声というかなり異色のロックをやっていた。何よりもヨンネ・アーロンの女性かと思わせるルックスがぁ!これには驚いた。HANOI ROCKSマイケル・モンロー直系の線の細さ、しかしながら声質は顔に似つかぬ深みのある渋さ。こりゃ男性よりも女性の人気が出そうだ。いや、現にそんな感じで、かなり音楽系のメディアでも騒がれていたりする。

そして、2nd「SWEET AND DECEITFUL」がつい最近リリースされたが、前作よりも更に洗練され、曲がとにかく良くなった。1stの衝撃度こそないが、よりメロディアスに、よりハードに、確実に成長していることがうかがえる名盤である。是非みんなもチェックして欲しい!


● 2nd「SWEET AND DECEITFUL」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002J52GG/deathrecords-22