良く「部分痩せは出来ない」と言いますが、半分本当は半分はそうでもない、と言う感じでしょうか。
元の体がどのような状態なのかにもよりますが、場合によっては大雑把な部分痩せは状況により可能です。
女性の場合、よく「脚(足)を細くしたい」と言いますが、足だけ細くすること自体は出来ないというよりは出来る、の方です。
そもそも何故太いのかにもよるので、その理由に対して対処できることがあれば、脚だけ細くすることは可能です。
女性の脚が太い理由としては
1.浮腫んでいる
2.筋肉がついていない
3.歩き方あるいは足・脚の動かし方が効率的である
と言ったところでしょうか。
1.浮腫んでいる場合
これが一番細くしやすいく、手っ取り早いのがオイルマッサージです。
リンパドレナージュマッサージでも良いのですが、脚・足に溜まっている水分をそこ以外の場所に移動させれば脚は細くなります。
ただ問題点としては、脚は体の下方にあり、水分は重力に引っ張られて下方に移動しやすい、そして上方に移動しにくい。
つまり、一時的であるため、細さを維持したいのであれば週1ぐらいのペースでオイルマッサージを継続する必要がある、と言うところでしょうか。
まあ足のマッサージはむくみだけじゃなくて足の疲れも癒してくれるので気持ちよく週1ぐらいのペースならやってもいいや、と思うのも実際でして、そこに金銭的または自分の手間などのコストを掛けることができるのであれば、悪くはない選択です。
しかし、ずっとそれを継続するのも難しいというのも現実問題ですね。
2.筋肉がついていない
太すぎる・つきすぎた筋肉は太く見えますが(著者がそうです)女性の大半少なくとも7割ぐらいの女性は太いと悩むほど筋肉はついていないどころか足りないぐらいなのでその部分について考える必要はほぼないでしょう(例外の方は悩みますよね)。
と言うことで大半の一般女性を対象にした話になりますが、筋肉をつけるとその上に脂肪が乗っていようが、その脂肪を引き揚げて足を少し細く見せることができる、という技(?)があります。
まあでも、筋肉質な見た目よりも脂肪のふんわり感があった方が女性らしい脚に見えるのも確かです。
脂肪を使って綺麗な脚に見せることができるというパターンは、実は20代ぐらいまでしか出来ない代物でして、30を超えていくとどんどん脂肪がたるんでいき(老化と言います)、見栄えが良くない脚になってきてしまいます。
皮膚と脂肪でたるんだヒップラインなど見るも無残な・・・というので悩んでいる人もいると思います。
そういう事態を少しでも防御するのに、適度な筋肉をつけることが良いこともあります。
年齢的にいえばアラサー超えたらこちらの手段を考えた方が良いのでは?と言うところですかね。
3.歩き方あるいは足・脚の動かし方が効率的である
これはつまりどういうことかと言うと、足先だけで歩いているとかペタペタ歩きをしているとか、あまり歩かないとか、歩く以上の可動範囲で足を動かさないとか、そういうことを指しています。
人間の体は使わないところに関してはどんどん衰えていきますが、特に女性が気にしてしまう腰回り~お尻周り~太もものラインの太さに関しては、このことが関係していると言えます。
つまり股関節から動かして歩かない場合の方が増えていく訳です。
そうすると、お尻周り腰回り、太もも周りを最低限しか使わずに動かすので、そもそものカロリー消費も少ないですし、引き締めておきたい場所になんの刺激も入らずにたるんでいく、またその辺りは脂肪もたまりやすいのでどんどん太くなっていくという訳です。
ヒトの体は大事な部分や動かさない部分に脂肪がたまりやすいとも言う話もあるので、そう考えると動かさない場所は太りやすいということでもあります。
他の場所に比べて指先などはよほどじゃないと脂肪がたまらないのは良く動かすからです(もちろん動かさない人は浮腫んだり脂肪がたまったりします)。
なので、効率の悪い動き方をする、股関節を使って動くということをすればと言うことになります。
ただ女性の場合特に注意したいのが、先天的に股関節に問題を抱えている割合が男性に比べて大きいということです。
このことを無視して運動をしてしまうと、股関節を痛めてしまう場合もあるので、その点は注意しながら運動していきたいですね。
と言うことでとどのつまり「筋肉が程よくつくほどに動かせ」と言うのが結論になってしまいますが、ではどの運動が一番足が細くなったかと言うと、あくまでも私の経験からの話ですが、筋トレではなく「ボクシング」です。
キックは股関節への負担や足への負荷が大きいなどもあるので、程よいのがボクシングなのではないかと思います。
もちろんスパーリングレベルの殴り合いは必要なく、フットワークを身に付けて2~3分を数セット動くことが脚が細くなることに繋がります。
有酸素運動でもありますので、全体的なダイエットにも繋がります。
シャドーが出来るようになれば、自分で2分5ラウンドインターバル30秒でセットを組めば、それを継続していくだけでもかなりの運動量になり、脚も良く使うので(もちろんそういうシャドーをしなければならないが)引き締まっていきます。
何よりもシャドーなら怪我のリスクも少なく、一人で自宅で畳1枚のスペースでも出来ます。
尚、シャドーでパンチも加えると二の腕も引き締まっていくのでさらにお勧めですね。
もちろん年齢や体の状態にもよりますので、まずはパーソナルトレーニングなどで相談して試してからでも遅くはありません。
当ジムでは女性専用にボクシング系エクササイズのパーソナルトレーニングもやっておりますので、気になりましたら是非ご利用ください。