高3の長男ソラ、たくましくなりました。
 
これは、コロナ前の茨城でのキャンプのときの写真
 
3歳で診断されてから、まあ、色々ありました。
 
話しかけてもスルー。
 
動物園で、「キリン見て!」
 
と指さして言ってもキリンを見ない。動物を意識していない。
 
がっかり、この子には、無理なんだ・・
 
 
それが、ABA(応用行動分析)のスモールステップの手法を知ることで、
 
話しかけて、反応が出るようになった。
 
私は、ズボラだったので、机に座ってのセラピーをずっとやるのは、無理。
 
そこで、生活の中で、ABA的な接し方を心がけていった。
 
そのやり方を、他の保護者の方に伝えたら、目から鱗です。と言われることが多くなり、
『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』の本にまとめたいと思い、
平岩幹男先生に監修していただき、出版。
17万部のベストセラーとなっている。
 
 
人生生きていれば色々なことがある。
幸せな日々がずっと続くこともあるし、突然、ドーンと落ちることもある。
 
なかなか上がれないときもある。
 
でも、明けない夜はない。
どんなにつらいときでも、いつか来るいい日のために今がある。
 
 
長男ソラも、高校に入り、落ち込んだこともあった。
 
もともと、大人しい、言葉も苦手なソラは、携帯を持つことで、
lineで、文字なら緊張せず自由に発信できることに調子に乗り、
KYなメッセージをグループラインに何度も送ってしまったらしい。
 
 
人間関係がうまくいかず、いなくなりたい・・
 
とつぶやいたことも。
 
 
そんな状態の子を見ると親も、引きずられそうになる。
 
そりゃそうだ。子どもには笑顔、楽しく生きて欲しい。
 
 
でも、私も一緒に落ちてしまうことで、そのマイナスエネルギーは
ソラにとっていいものではなくなる。
 
そのため、ソラに寄り添う気持ちは持つが、引きずられないように、
 
ソラの未来を信じた。
やらかしたことも、いい経験だ。(私も、やらかすしね笑い泣きそこから学ぶこと多し)
 
学生のうちに、こういう経験ができてよかった。
経験は宝ともいえる。
 
不幸の最中は、一生続くと思ってしまうけど、
大丈夫。必ず夜は明ける。
 
結果として、今、ソラは安定している。
お友だちとも、lineで連絡をとり、出かけることもある。
笑顔でいることが多い。楽しそう。
 
 
そして、長距離、陸上で全国大会に出るため、タイムを縮めるため
朝4時30分に起きて練習をしていた。
 
すごい!ソラを心から尊敬するよ。
 
全国大会にも出場し、8位以内に入ることもできた。(サポート校なので定時制枠の全国大会)
 
転んだら、また立ち上がればいい。
 
立ち上がれないときもあっていい。
 
誰にも弱さはあって、痛み、悲しみを感じることもある。
 
でも、そのときの経験がやさしさにつながる。
 
生きやすく生きる、何かを学ぶことができる。
 
 
ソラと昔話をしました。
 
ソラは、小学校1年のとき、宿題がうまくできなくて、イライラして自分の頭を叩いていたよね。
 
そのとき、ママがやめて!って言っても、真っ赤になってやめなかった。
 
 
ママはこんな風に話をしたの覚えている?
 
「あなたの頭の中にはイライラ虫がいるの。ソラが悪いんじゃないの」
 
って言ったんだよ。
 
私「イライラ虫のせいにすることで、ソラは楽になったよね。」
 
ソラ「うん。ママがイライラ虫の話をしてくれなかったら、もっと大変だったと思う」
 
このイライラ虫は、本で書いたエゴキンマンの親戚です。
 
こんなエゴキンマンの必殺技、かかっていませんか?
 
 
頭の中で聞こえてくる、自分への否定的な、自分を追い込む声はエゴキンマンの声。
 
エゴキンマンはしっくり来ない方は、ツッコミ虫でもなんでもいいですよ!
 
とにかく、自分の声とは分けて考えてね。
 
 
延々と自己否定・罪悪感・未来の不安で自分を責め続けることはやめようね。
 
14の必殺技「無人島ツアー」「被害者の会会長」など、ネーミングも面白いですよ。
笑って、少し心が軽くなったら嬉しいです。
 
長男ソラも、本の中の必殺技について、
「俺、小1のとき、これ、あったわ。エゴキンマンを知ると楽になるね」
と言っております。
 
本では、かわいいイラスト付きで紹介。
 
では、口角上げていきましょう(^^
 
上げれない時があっても大丈夫♪
 
 
 
 
10月20日出版記念講演、東京都・国分寺で開催します。
心地いいエネルギー一緒につくりましょうドキドキ
 
 

子育てが辛かったあの時に読みたかったというお声いただいています。

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エゴキンマンだけじゃないから~チュー