先日のA.W.主催第36回オークションに出品された、この↓メダル

MS63 NETHERLANDS Kingdom AV Medal 1963 50.05g

2022年2月15日に2400ドルで落札された金製モダン・メダル

落札手数料20%込で2880ドル、当時のレート1ドル115円で計算すると

円建手数料抜29万8378円、金1g7353円に相当します。

当時の金地金価格1g7681円より少し安いので

地金価値程度の金製モダン・メダルと言えるでしょう。

 

今回のスタート価格45万円金1g1万1089円ですので

現在の金地金価格1g1万2000円〜1万3000円より安いのですが

スタート価格の時点で前回の落札価格より1.51倍も高いのです。

このスタート価格で落札されたとして収支を計算してみます。

例によって、諸経費として輸入税のみ考慮しますが、今回は地金価値程度で輸入しているため

特例は適されず税率は10%となります(参照:海外取引:輸入税)。

45万円 x (1-0.05x1.1) - 2880 x 1.1 x 115円 = +6万930円

つまり、一人でも入札があれば利益確定です。

但し、地金価値程度の金貨:オークション vs. 換金ショップで指摘したように

地金価値程度で落札されるくらいなら換金ショップで売却した方が得。

このメダルの金含有率はhttps://www.numisbids.com/によると0.9(K21.6)。

金地金価格(売値)1g1万2000円〜1万3000円なら

換金ショップでの買値は重量1g1万円にはなるでしょう(https://kinkaimasu.jp/gold/)。

50.05 x 1万円 - 2880 x 1.1 x 115円 = +13万6180円・・・7万5250円も得!

 

計算上、落札価格が53万円以上になればオークション出品の方が得なのですが

果たして、実際の落札価格はいくらになったかと言うと・・・64万5000円

金1g1万5894円とオークション直前の金地金価格1万2391円の1.23倍となり

収支は+24万5205円にもなりました!

地金価値程度の金製モダン・メダルでも換金ショップよりオークションの方が得になるくらい

国内のメダル高騰は著しいということでしょう。

A.W.主催第36回オークション2日目を終えてでもレポートした通りです。