モダンコインの中には色付もありますが

https://wwwn.auction-world.co/

個人的意見を言えば邪道

コインは地金の輝きや色合いを楽しむものだからです。

 

それでは、コインで色はどのように表現されるのか?

 

1879 Switzerland Shooting Festival Silver Coinでもレポートしましたが

模様により色を表現・・・次のような対応になっています。

横縞=青縦縞=赤点々=黄色斜線=緑網目=黒・・・例を挙げます。

 

横縞=青縦縞=赤

縦縞=赤点々=黄色

斜線=緑縦縞=赤

横縞=青縦縞=赤点々=黄色網目=黒

 

めんどうですが覚えてしまえば脳内変換も可能でしょう。

昨日9月20日はA.W.主催第52回マンスリーeオークションの締切でしたが

入札0枚のため落札0枚でした。

マンスリーeオークション出品数は

2月の第47回1472ロット

3月の第48回 883ロット

5月の第49回1631ロット

6月の第50回1145ロット

8月の第51回1900ロット

9月の第52回 980ロット

今月は先月の今年最多から一転し3月以来の1000ロット割れとなりました。

 

特に注目するコインもメダルもなかったのですが

敢えて取り上げるとすれば色付地方自治法施行60周年記念貨幣が多数出品されていたこと。

色付メダルも多数出品されていました。

個人的意見を言えば色付のコインやメダルは邪道・・・なぜなら

コインやメダルは地金の輝きや色合いを楽しむものだから。

色付は根っからのコレクターではなく

新規のコレクターを開拓するための演出なのでしょう。

今回はスラブ入だったこともあってか

色付地方自治法施行60周年記念貨幣(銀貨)

地金価値が31.1x0.999x374.99=1万1651円に対し

手数料込落札価格が1万5540円〜2万6085円

→地金価値比率1.33〜2.24倍

色付メダル(銀製)

地金価値が20x0.925x374.99=6937円に対し

手数料込落札価格が6660円〜1万9980円

→地金価値比率0.96〜2.88倍

となりました。

コインがプレス加工で製造される場合

地金が供給機により型にセットされ強い圧が加わった後に型から外されます。

この製造過程で生じるコインの線条痕の原因と特徴はcoinweek.com/によると以下の通り。

 

1.回旋式供給機によるスリキズ

やや弯曲あり、コイン径1/3以上、30〜60度、辺縁ザラザラ、幅不揃い、比較的密

2.押込式供給機によるスリキズ

全く弯曲なし、コイン径1/3以上、30〜60度

3.不安定な作動によるスリキズ

コイン径1/3以下・・・1や2と比べ短い

 

こうした製造過程で生じるコインの線条痕は

製造時を基準とするグレーディングに大きな影響を与えることはなさそうですが

見映えを損なうことがあるため由来くらい知っておいた方が良いでしょう。

エラーコインとは製造工程で異常が発生したコイン。

日本では一般的なコインとは異なるがゆえ価値が上がるとされているようです。

参照:https://www.politicalstaples.com/mame/coin/error-coin-guide/

しかし、海外ではどうか?

 

Planchet Error:地金の出っ張りなどの変形

近代以降のコインでは変形した地金は使用されないはずなので稀少価値があるそうです。

 

Large or Small Flan:大きかったり小さかったりするコイン

PlanchetもFlanもコインの地金を意味しますが

前者はモダンコイン、後者はアンティーク・古代コインの地金を指すようです。

大きいコインでは価値が上がる一方

小さいコインでは本来のデザイン・碑文が欠けるため価値が下がるそうです。

 

Overstrike:加刻

古いコインを地金として新たな型で製造されたコイン。

多くの場合、コインの価値は影響を受けないそうですが

歴史的意義がある場合、コインの価値が上がるそうです。

 

Double-Strike:二重打ち

デザインの見映えが損なわれている場合はコインの価値が下がるそうです。

 

Off-Centered:中心ズレ

明らかにデザインがズレていればコインの価値は上がるそうです。

特に、近代以降のコインでは発行前に除かれるため稀少価値が高くなります。

 

Planchet Crack = Flan Flaw:地金のひび割れ

地金のひび割れは両面に渡る裂け目となりコインの価値は下がります。

 

Die Cracks:型のひび割れ

型のひび割れは片面に浮き出る細い線条となりコインの価値は下がるそうです。

但し、実際に海外オークションで落札価格を見ると大きな影響はないようです。

地金のひび割れより見映えが損なわれる程度が小さいためでしょう。

ウルム大聖堂の大改修は1844年から1890年。

改修中にウルム大聖堂修復記念2ターラー銀貨1869年は発行されましたが

改修が完成した1890年に発行されたメダルもあります。

両者を比較してみましょう、左が銀貨、右がメダルです。

ヴュルテンベルク国王カール1世は1823年生まれですので

銀貨が発行された1869年は46歳、メダルが発行された1890年は67歳

「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」この言葉を思い出します。

銀貨は正面像、メダルは斜面像になっています。

           

参照:https://ja.wikipedia.org/https://en.wikipedia.org/

大聖堂は様々な角度から見てこそ威風が分かります。

なお、銀貨製造時は完成の21年前でしたのでデザインと実物に少し違いがあります。

 

以上、銀貨とメダルの両方を持っている者だけができる比較鑑賞でした。