今回は久しぶりに入札数こそ多かったのですが・・・割安額で入札したものは惨敗

こんな感じ↓で落札価格と入札額を比べると全く勝負になっていません。

 ←特に、この落札価格は入札額の5倍越え!

 

是非欲しいものには勝負をかけましたが・・・海外相場を可能な限り超え入札しても落札不可

こんな感じ↓で国内相場が海外相場から懸け離れていることが示唆されます。

 落札価格=自分の限界まで入札した額+15万円!

 

今回のオークションでは

自分が所有しているものと同じ海外コイン・メダルがいくつか出品されていましたが

グレードが低いものですら自分が落札した時の価格から2倍を超えました!

自分のコレクションの価値が大きく上がっていることは嬉しいし妻に自慢もできますが

今回のオークション全体を通じて落札0枚!

コレクションを更に増やすことは諦めるしかない・・・?

無理にコレクションを増やそうとすれば自分にとって資金の浪費になってしまいます。

 

それにしても、思うのです。

上の表からも分かるように金貨・銀貨・メダルの全てが驚くほど高騰していますが

この高騰を支えているのは誰なのか?

新規参入コレクター?

過去の相場など考慮していない、考慮していたら、こんな高値で落札しないでしょう。

高値でも購入する顧客を抱えたディーラー?

高騰自体が高値で売りさばく良い宣伝になるのでしょう。

有り余る現金を持っている富豪?

欲しいものに余っている現金をつぎ込めるのでしょう。

そんな方々が参加しているであろうフロア入札、最近は全く観戦していません。

負けてばかりで気持ちが滅入る一方ですから。

結果だけ確認して何らかの考察をするように心がけています。

昨日4月21日はA.W.主催第44回オークション最終日、ライブ入札のみ。

注目はこれ↓

FRANCE Napoleon III TK 50Francs Gilt Brass 1862 PCGS-MS66

https://wwwn.auction-world.co/xpai/lot_AA44-5799.html

1909年の映画「Le Tricheur:いかさま/ぺてん師」のため

パリ造幣局が製造した撮影用偽造硬貨、Brass:真鍮製です。

実は、2日目にも撮影用偽造硬貨が出品されていました、これ↓

FRANCE Napoleon III TK 100Francs Gilt Brass 1855 PCGS-MS65

興味深いことに

2つとも2022年の同じオークションで340ユーロで落札されたもの

https://www.numisbids.com/sale/6229/lot/980

https://www.numisbids.com/sale/6229/lot/979

手数料15%と当時の為替相場1ユーロ142円程度から計算すると

円建手数料抜5万20円に相当・・・果たして、今回の落札価格は

前者50フランMS66が10万2000円

後者100フランMS65が10万円

海外→国内で2つともほぼ2倍・・・こんなものがここまで高騰するとは!

日本のコレクターの貪欲さ(?)に心が震えました。

 

見た目は本物の金貨にそっくりですが

重量はBrass:真鍮製ですので

前者50フランが7g、その本物は16g:https://en.numista.com/11338

後者100フランが14g、その本物は32g:https://en.numista.com/11337

いずれも持ってみれば本物との違いは明らかでしょう。

 

なお、映画「Le Tricheur:いかさま/ぺてん師」ですが

パリ造幣局が撮影用偽造硬貨を製造するくらいですから

さぞかし、傑作なのだろうと調べてみましたが・・・詳細不明!

どうやら、短編映画らしいのですが、何しろ、1909年に公開されたもの

動画はもちろんのこと、粗筋すら見つけることができませんでした。

昨日4月19日はA.W.主催第44回オークション2日目のフロア入札。

アジア・アフリカ・オセアニア以外の海外セッションですから自分にとって主戦場。

その結果は・・・初日に続いて2日目も落札0枚でした!

 

さて、今回の注目はこれ↓、実に数奇な運命を辿っています。

NGC-MS62 HOUSE OF HABSBURG Maria Theresia AR Medal 1759-Dated

2025年10月22万1000円で落札:https://wwwn.auction-world.co/

わずか3か月後の2026年1月に出品されましたがフロア入札当日に出品取消!

その時点で価格は14万6000円https://wwwn.auction-world.co/

自分が知る限り、フロア入札当日の出品取消は初めてでした。

なぜ、出品取消となったのか?・・・今回、その理由が分かりました。

そもそも、このメダルはスロバキアのオークションで落札されたもの

参照:https://www.numizmatik.eu/

非スラブ入でエッジに1958の刻印と明記されていました、つまり

このメダルはローマ数字で1759と書かれているものの製造は1958年

オリジナルではなくリストライクだったのです!

参照:マリア・テレジア家族メダルの謎

ところが、国内オークションではスラブ入となりエッジが見えなくなってしまい

前々回も前回もエッジの情報やリストライクという情報が欠落していましたが

今回、ようやく、リストライクと説明されていました。

おそらく、前回出品取消となった理由はフロア入札直前にリストライクと判明したためでしょう。

ちなみに、スタート価格は前回まで10万円、今回は6万円。

スロバキア・オークションでの落札価格は不明ですが

1958年に製造された銀製メダルの落札価格を調べたところ

最安値130ドル:https://www.numisbids.com/、手数料20%込で156ドル

最高値440ドル:https://www.numisbids.com/、手数料20%込で528ドル

→中央値342ドル→円安を考慮せず1ドル111円とすれば円建手数料抜3万4200円相当

スラブ入になるとメダルの落札価格は2倍にはなるので

参照:メダル大出世物語

参照:メダル出世物語、Sede Vacante編メダル出世物語、定番シリーズではないもの編

中央値のほぼ2倍に相当する6万8000円が妥当か?

一方、地金価値を計算すると

102.5gx0.9x455.18円/g≒4万1990円→手数料抜3万7829円相当

地金価値のほぼ2倍に相当する7万6000円が妥当か?

最終的な落札価格は13万円・・・自分の想定を大きく超えましたが

前回出品取消時点の価格14万6000円に到達せず

前々回の落札価格22万1000円には遠く及びませんでした。

前々回の落札者がリストライクとは知らずに高値をつけたとしたら

エッジ情報欠落はメダルの一大事!と痛感したでしょう。

 

PS

リストライクの記載は日本語の説明のみ、タイトルにもスラブにもありません。

これでは今回も注意しないとオリジナルと勘違いしてしまうかもしれません。

昨日4月18日はA.W.主催第44回オークション初日のフロア入札。

海外のセッションはアジア・アフリカ・オセアニアのみ。

是非欲しいものはなく割安なら欲しいものがあったので事前入札5枚でしたが

フロア入札当日に生き残り0枚・・・割安額では1枚も落札できませんでした。

2024年7月第37回初日落札以来、7回連続で初日落札0枚となりました。

 

初日の落札がいかに厳しいか・・・これ↓が良い例でしょう。

PCGS-AU58 COMOROS コモロ諸島 5Francs AH1308A (1890)

デザインは奇抜、発行数は2050枚とコインにしては稀少。

自分は見映えが良い訳ありを狙って2021年に落札しています。

参照:武器が描かれた大型銀貨

UNC Details Stain:染色ありと鑑定されていましたが

実物を見てみるとトーンが局所的に強いだけで染色されたコインには思えません。

とはいえ、Detailsとされていたため落札価格は国内のAU55より安値でした。

しかし、今回のAU58のスタート価格も安かったため、再度、自分も入札

但し、海外相場から想定される割安額で・・・結果は自分が想定した割安額を大きく超え

国内AU58落札価格28万1000円すら超え:https://wwwn.auction-world.co/

38万2000円となりました!

 

銀貨に続いて金貨の例はこれ↓

NGC-PF68 Cameo CAMBODIA Khmer Republic 50000Riels 1974

オークションの説明によるとプルーフではなく通常貨。

確かに、https://en.numista.com/52059によると

プルーフ(2300枚)だけでなく通常貨(3250枚)も発行されています。

オークションの説明が正しいとすればPF68CではなくMS68のProof-Likeでしょう。

今回の落札価格を2022年PF69UC落札価格:https://wwwn.auction-world.co/

比較すると4.35倍!

フロア入札直前の金地金価格の上昇3.67倍を超えているため

地金価値比率は2.73から3.23に上がっています・・・PF69UCよりグレードが低いのに!

いよいよ、金貨が金地金を超えるほど価格が上昇してきたようです。

本日4月18日はA.W.主催第44回オークション初日のフロア入札。

今回のオークション・スケジュールはこちら↓

第43回に続き初日の海外セッションはアジア・アフリカ・オセアニアのみ!

日本のセッションでロット数が566から444に減少している一方

アジア・アフリカ・オセアニアでは382から5161.35倍に増えています。

このため初日の総ロット数は948から960と少しですが増えているため

海外のセッションを増やすことができなかったのでしょう。

 

初日に南北アメリカと古代のセッションもあった第42回でロット数は

日本:341+アジアなど:396+南北アメリカ:170+古代:66973

初日は総ロット数を900~1000としているようです。

 

ちなみに、第43回と比べて第44回における他のセッションでロット数の変動は

南北アメリカ:101→94・・・0.93倍

古代:82→62・・・0.76倍

ヨーロッパ:680→738・・・1.09倍

 

海外セッション全体では1245から14101.13倍

少しだけ増えましたが今回は世界の紙幣が別扱いになっていないため

コイン・メダルに限るとロット数は同じくらいでしょう。