密輸金塊244キロの入札でレポートした
2016年8月~2018年12月に押収した密輸金塊244kgの入札
は名古屋税関によるものですが、今回レポートする
2015年~2017年に押収された密輸金塊180kgの入札
は東京税関によるものです。
2023年10月3日からインターネットで入札を開始して
2023年10月20日に締め切られました・・・その落札価格は
18億7506万円:https://www.customs.go.jp/
1万417円/gに相当します。
当時の金地金価格を調べてみると
2023年10月3日9729円/g、2023年10月20日1万514円/g
今回の落札価格は締切当日の金地金価格より少し安いだけでした。
密輸金塊244キロの落札価格も締切当日の金地金価格より少し安いだけでした。
なお、落札者は個人ではなく日本マテリアル(参照: 金地金、どこから購入?)。
ちなみに
名古屋税関では2016年~2018年の密輸金塊244kg→2022年競売
東京税関では2015年~2017年の密輸金塊180kg→2023年競売
東京税関の方が競売までの期間が長くなっています。
いずれにせよ、押収から競売までに何年もかかるのは
密輸金塊の所有権が消失するまで時間がかかるためでしょう。
日本では消費税・罰金を支払えば押収された金塊を取り戻すことができるのです!
密輸という行為が違法であっても金塊の所有は違法でないためだそうです。
税関で摘発された密輸品は全て押収(証拠品として取り押さえ)ではなく没収(所有権剥奪)
とする法律を作れば速やかに競売できるだけでなく密輸抑止にもなるのに・・・