世界基準の認定を受けた地金業者は自分が知る範囲で
日本マテリアル・三菱マテリアル・池田商店(徳力本店の取扱店)・田中貴金属・石福金属
がありますが、これらのうち、どこから購入すべきでしょう?
500g以上の金地金を購入する場合、手数料(バーチャージとも言います)はかかりません。
100gの金地金を購入する場合、手数料は業者により異なります。
ですので、100gの金地金で比較してみましょう(2018年5月時点)。
売値・買値(gあたりの価格)は業者により大きく変わりません。
一般的に金地金の換金は購入した業者で行いますので
(他の業者でも換金できますが、手数料が規定より高めになるようです)
同じ業者で売値と買値の差額も見てみましょう。
すると、三菱マテリアル以外、業者により大きく変わりません。
一方、手数料は日本マテリアルのみ0円で
他は業者によりかなり異なり田中貴金属が最も高いことが分かります。
そこで手数料込みで比較してみると下記の通りです。
手数料は購入時には売値に加算され、換金時には買値から引かれます。
差額は日本マテリアルが最も小さく、田中貴金属が最も大きいことが分かります。
なぜ、こんなにも違うのでしょうか?
田中貴金属は古くからある業者である一方で
日本マテリアルは最も新しく参入した業者だからかもしれません。
理由はなんであれ、この差額は購入時の含損になるわけですから
自分は差額が最も小さい日本マテリアルから購入しました。
なお、500gの金地金なら手数料はどこの業者でも0円。
売値・買値・差額に業者間の違いはほとんどないので、どこから購入しても良いでしょう。
但し、500gの金地金となると約250万円の売買となります。
200万円を超える換金をした場合、業者には税務署へ支払調書を提出する義務があります。
また、換金時に購入時と比べて利益が出た場合、その額により税金がかかります。
注意!
金地金は売買価格だけでなく手数料も変わることがあります。
したがって、購入・換金時に自分で確かめる必要があります。