コイン・オークションでの入札展開

入札開始後1週間で価格がかなり上昇するものが増えている一方で

締切まで1週間を切ってから価格上昇は本格的になると書きました。

つまり、 最近のオークションで入札が活発なのは入札開始後1週間入札締切前1週間

実際に銀座コインオークション2023で調査したところ、思っていた通りの入札展開。

参照:銀座オークション2023での入札展開

換言すると、オークションでの価格上昇には中弛みの期間があります。

この期間は価格上昇が乏しいため事前入札を済ませた者にとって

落札できるかどうか予想できず内心モヤモヤして過ごす日々となります。

 

ところで、ウォッチ数と価格上昇締切4日前のウォッチ数価格上昇を検討したところ

意外にもウォッチ数が多いから価格上昇が激しいとは限らなかったため

締切4日前のウォッチ数から価格上昇を予測することは難しいことが分かりました。

今回は銀座コインオークション2023入札開始1週間後のウォッチ数

つまり、入札が活発な初めの期間を終えた時点のウォッチ数価格上昇を検討してみました。

果たして、入札開始1週間後のウォッチ数から価格上昇を予測できるか?!

なお、対象は、例によって、自分が興味を持った21ロットに限ります。

 

横軸:入札開始1週間後11月5日午後6時のウォッチ数

*ウォッチ数が同じ場合、現在価格の低いもの→高いもの

縦軸:落札価格/11月5日午後6時の現在価格

結果

やはり、ウォッチ数が多いから価格上昇が激しいとは限らないのようです。

入札開始1週間後のウォッチ数から価格上昇を予測することは難しいとなりました。

 

それにしても、入札開始後1週間は価格上昇が著しい期間なのですが

そこから更に5倍を超えて価格が上昇するロットがあるとは驚きました。

これ↓

英国 ゴチック CROWN 1847 UNDECIMO PROOF DETAILS OBV TOOLED

*オークションの説明ではCleaned EF PROOF

入札開始1週間後:価格26万円、ウォッチ数39

フロア入札後:落札価格140万円、最終ウォッチ数59

落札価格140万円は落札手数料10%での146万9369円に相当します。

訳ありゴシッククラウンの落札価格

AU Details Cleanedと鑑定されたGothic Crown UNDECIMOの落札価格が

2022年10月82万円(手数料10%での86万631円相当)

とレポートしましたが、とうとう、訳ありでも100万円を大きく超えました!