入札スタイルで入札のスタイルについて考察しましたが
今回はオークションで観察される入札展開を考察してみます。
なお、コイン・オークションでの入札は
入札開始→事前入札期間→入札締切直前→自動延長、もしくは、フロア入札
が一般的、更に、事前入札期間は2週間~1か月が多いでしょう。
入札開始後1週間
あくまで自分の印象ですが、2020年頃までは入札開始日に入札すると
ほとんどのロットでスタート価格のままトップを取れました。
ところが、そのようなことが2021年から徐々に減っています。
それどころか、そもそもトップが取れないことも増えています。
トップを取れたとしても
入札開始後1週間以内にブレイクされることが多くなっていると思います。
締切まで1週間未満
価格上昇は締切まで1週間を切ってから本格的になります。
これは今も昔も変わりがないでしょう。
安値のまま落札できるかもという淡い夢を見ていても
この頃になると現実に目を覚ますことになります。
宝くじを購入する人は「夢を見るために買っている」と言いますが
夢を見るのならオークションで入札した方がマシでしょう。
宝くじとは異なり入札はタダですから。
入札締切直前
かつての銀座コイン誌上オークションでは締切時間丁度に終了したため
締切直前に入札して競合する時間を与えないスナイパー入札がありましたが
今では締切が自動延長する仕組みに変わっています。
*eBayでのオークションは未だに自動延長なし
締切直前に競合入札が盛んとなり自動延長が繰り返されて、なかなか終了しない
このような展開がどんなオークションでも何ロットかはあると思います。
競合に参加していると、熱くなってしまい平常心の維持がとてもたいへんですが
競合に参加していなければ、なかなか興味深い見物になります。
なお、昨年頃から締切直前の競合入札が多くなったと思います。
特に、ヤフオク!で・・・なぜでしょう?
フロア入札
これこそオークションの醍醐味、一度は会場で参加したいのですが
会場が東京では交通費だけでも負担になってしまうので未だにインターネット経由です。
昨年頃からフロア入札が事前入札をブレイクしていく場面が多くなった気がします。
つまり、最近はフロア入札が圧倒的に強くなっていると思います。
フロアから入札があったら落札できない、フロアから入札がなければ落札できるという感じ。
多くの場合、前者になってしまいますが。
あくまで個人的な推測ですが、資金力があればあるほど余裕があるものです。
その結果、事前に入札して優先権を確保することなくフロア入札で勝負してくるのでしょう。
こうして書き出してみると様々な段階で入札が増えているように思えます。
オークションの参加者が増えて様々なスタイルで入札しているからでしょう。