A.W.主催第36回マンスリーeオークションで入札は0枚でしたが
実は、6枚のコインを出品していました。
2022年10月に入札誌「銀座」オークションへ出品して以来
ほぼ2年ぶりの出品となりました。
目的はコレクションの整理のため、したがって、高値になりそうなコインではなく
自分がいらないと思ったコイン、全て銀貨でした。
これまでは自分が出品したコインの価格推移を時々確認していましたが
今回のオークションでは締切直前まで無視することにしました。
出品したコインの価格は自分ではどうしようもないため確認したところで無意味と割り切り
何度も気にはなりましたが、そこは我慢して初心を貫徹しました。
結果的に、締切まで30分を切ったところから価格推移を見ることになりましたが
それなりに価格が上がっていたコインは締切直前でも更に上がるという面白い展開でした。
最終的な結果ですが、見事に明暗が分かれました。
収支が赤字となった3枚は全て非スラブ入 収支が黒字となった3枚は全てスラブ入
総合した収支は入手総額に対して18.1%の黒字ですが
入手総額が高くないため黒字額としては大したことありません。
今回の結果でも分かる通り、やはり、オークションではスラブ入の方が有利。
特に、A.W.主催オークションでスラブ入の出品手数料は5%ですので。
しかしながら、非スラブ入コイン全てをスラブ入にすべきか?となると
必ずしも、そうとは言えないと思います。
スラブ入とする鑑定には費用・手間・時間がかかるため
それに見合う収益増加が望めるかどうかが重要です。
鑑定に要する費用を1万円、手間・時間に見合う収益増加を1万円以上とすると
スラブ入による落札価格上昇が2万円を超えることを期待したいでしょう。
更に、注意点があります。
スラブ入コインの落札価格が2万円未満の場合
最低手数料+税金=1100円となるため出品手数料が5%を超えてしまいます。
スラブ入の出品手数料は5%という期限未定のキャンペーン
これが当てはまるのは落札価格2万円以上のスラブ入コインに限ります。
今回の非スラブ入銀貨3枚はどうか?
品質がそれほど高くはないためMS gradeとなるかどうか?
MS gradeとなったとしても
稀少性が高くはないため落札価格上昇が2万円を超えるかどうか?
落札価格そのものが2万円未満になる恐れさえあります。
これでは敢えてスラブ入にするメリットは乏しいでしょう。