Schwarzburg-Rudolstadt (German State), 1845, 2 Thaler, 37 g (0.9), 5100 pcs, KM140

表:君主Friedrich Güntherの肖像 裏:国章

Schwarzburg:シュヴァルツブルク家は8世紀のフランク王国王子を祖とする古い家柄

テューリンゲンと呼ばれるドイツの中部地方に領土がありましたが

1599年、Schwarzburg-Rudolstadt:シュヴァルツブルク=ルードルシュタット伯領と

Schwarzburg-Sondershausen:シュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン伯領に別れ

1697年以降、ともに侯国に昇格しました。

参照:https://ja.wikipedia.org/https://ja.wikipedia.org/

いずれの侯国も2 Thalerを発行していますが

https://en.numista.com/

Schwarzburg-Rudolstadtのものは1841年と1845年

Schwarzburg-Sondershausenのものは1841年と1845年に加え1854年

Numista Rarity Indexは前者91に対して後者90、前者の方が少し稀少性が高いようです。

参照:コインのデータベース:Numista

元は同じ家であったため国章は同じ、これ↓:https://ja.wikipedia.org/

シュヴァルツブルク家の小紋章(左)と大紋章(右)のうち後者に由来します。

https://ja.wikipedia.org/https://ja.wikipedia.org/

左右の男女は、おそらく、野生人:ドイツ大型銀貨、なんでこんなデザイン?

両国があるテューリンゲンには全幅35kmにおよび大森林があり

野生人は中世欧州の芸術・文学に出てくる神話的な人物で森を守護する精霊に相当します。

1883年、米国政府は新しい5セント硬貨を発行しましたが

https://en.numista.com/18294

この硬貨には大きな問題がありました・・・さて、何でしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5を示すローマ数字こそあるものの単位を示すセントがなかったのです。

いつの時代、どこの国でも知恵が回る悪い奴はいるもの・・・この硬貨を金メッキ

セントがないため5ドル金貨のように偽装できるのです!

Josh Tatumなる人物が5セントのタバコを購入するために使用

店員はタバコと4ドル95セントを渡しました。

このようなことを繰り返し1万5000ドルもの大金を得た後に逮捕されたのですが

裁判の判決は、なんと、無罪!・・・なぜか?

Josh Tatumは聴力障害があり言葉を話すことができなかったため

5ドル硬貨とは言っておらず釣り銭を求めることもなかったそうです。

つまり、店員が自発的に4ドル95セントを渡していたとみなされたのです!

もちろん、この判決後

金メッキを含め硬貨の外観を変化させること

外観を変化させた硬貨を使用することは禁じられました。

更に、件の5セント硬貨のデザインも変更されCENTSが加えられました。

https://en.numista.com/3683

非常に興味深い事件ですが、このJosh Tatumなる人物が本当にいたのか?

同時代の正式な記録が残っていないため事実ではなく都市伝説ではないかとも言われています。

但し、金メッキで5ドル金貨を偽装した悪い奴は本当に何人かいたようです。

なお、釣り銭を多くもらいすぎていることに気づいていながら返さない行為

これは詐欺罪に該当します。

また、後から気づきながら返さない行為

これは専有離脱物横領罪に該当します。

参照:https://www.daylight-law.jp/criminal/zaisan/sagi/qa6/

もっとも、米国でもこうした罪が適用されるかは知りませんが・・・

4月21日に2025年の経常収支ランキングが公表されていました。

10月の更新で順位が変動することもありますが:経常収支ランキング2023更新

現状で日本は3位、2023年から変動がありません。

日本の経常収支額の推移を見てみると

資源高の影響で2022年に1000億ドルを割り込み8位まで後退したことがあります。

参照:経常収支ランキング2022

 

今回のランキングで改めて思うこと・・・アジアの躍進!

Top 10のうち半数がアジアの国々、そのなかでも、中国が突出しています。

国内景気悪化に伴う輸入減少も経常収支が黒字となる要因ではありますが

海外から中国へ巨額の資金が流入していることに間違いはないでしょう。

何といっても恐ろしいことは中国は共産党による独裁国であるため

その気になれば流入した巨額の資金を共産党=政府は好きなように使えます。

政府を監視する仕組みがないため誤った使用で単なる浪費に終わる危険もありますが

思い切った投資により特定の分野を急成長させることも可能です。

そんな中国ですから落ち目の米国には余裕の笑顔でしょう。

5月14日から米中会談が行われていますが、今のところ、大きなサプラズはなさそう・・・

参照:https://www.newsweekjapan.jp/articles/-/322439

ですが、中国から制裁(入国禁止を含む)対象となっていたルビオ国務長官も

トランプ大統領と共に訪中できたことは意外・・・

もっとも、中国はルビオ国務長官の漢字表記を変えて事前に配慮していたそうです。

参照:https://www.sankei.com/article/20260514-RYJAC2FLHFCHTDZRB5KNK2FZ3Y/

こういう実務は柔軟に対応できるところも中国の脅威かもしれません。

以前、収集癖についてレポートしました。

参照:収集癖は男の性(さが)?コインコレクターの性差、USA編

そもそも、コインは収集対象としてメジャーだと思いますが

果たして、どれくらいの人がコインを収集しているのか?

そう思って調べてみたところ米国での調査結果を見つけました。

MagnifyMoneyhttps://www.magnifymoney.com/

2022年に1537名を調査した結果がこれ→collectors-survey

以下、自分が興味を持ったところを抜粋して解説します。

 

①米国人の17%がコインを収集

調査項目の中でトップですから、やはり、コインはメジャーな収集対象。

細かく見ていくと以下のグループでコインが収集対象としてトップでした。

男性、23%;ミレニアル世代、20%;X世代、16%;ベビーブーマー、16%

*ミレニアル世代=1980年年代~1990年年代の生まれ、Y世代とも

*X世代=1965年~1970年代←自分はここ

*ベビーブーマー=1946年~1964年、戦後に生まれた大量世代

一方、以下のグループでは宝石が収集対象としてトップでした。

女性、14%;Z世代、27%

*Z世代=2000年代~2010年代の生まれ

女性が宝石を好むことは理解できますが、なぜ、Z世代は宝石を好むのでしょうか?

Z世代の20%はArt:芸術品を集めているそうですから

他の世代よりも色彩豊かで美しいものに魅かれるのかもしれません。

 

②収集の目的は金銭よりも愛

収集の目的については以下の通り。

純粋に収集物を愛している人(59%)の方が金銭目的の人(32%)より多いとは

米国人らしからぬ結果でした。

自分にとってコイン収集は趣味を兼ねた資産保全ですから愛<金銭目的・・・もっとも

上の結果はコレクター全般に対するものであり

コイン・コレクターに限ると結果が異なるかもしれません。

また、男性は女性より遥かに多くの人が金銭的価値が上がることを望んでいて

将来的に売却を考えている人は女性で20%に対し男性では40%だったそうです。

 

③年収と平均生涯収集費用

年収3万5000ドル未満:2646ドル

年収5万ドル未満    :2364ドル

年収7万5000ドル未満:5743ドル

年収10万ドル未満   :4219ドル

10万ドル以上     :6625ドル

コイン以外のコレクターが含まれているため思ったよりお金をかけていません。

コイン収集なら7000ドルでも生涯収集費用としては少ないでしょう。

興味深い点は年収3万5000ドル未満より年収5万ドル未満の方が少なく

年収7万5000ドル未満より年収10万ドル未満の方が少なくなっていること。

年収が上がるにつれて自動車・住居・投資など他に大きな費用がかかるためでしょうか?

ちなみに、男性は女性より平均生涯収取費用が大きく6560ドル÷1660ドル≒3.95倍!

1865年12月23日

フランス・ベルギー・イタリア・スイスの4か国でラテン通過同盟が結成されました。

その結果、同盟参加国では同じ基準で金貨・銀貨が発行されるようになりましたが

最も一般的であったフランスの20フラン金貨が基準となりました。

先月のA.W.主催第49回オークションでは20フラン金貨が多数出品されていたので

参照:20francs&ORDERBY=10

その結果を検討したいと思います。

 

*金地金価格はオークション直前4月17日の9時30分に田中貴金属が公開した売値

 

国内のグレード至上主義を反映し:グレードと価格が逆転・・・オークションの珍事か?戦術か?

MS鑑定されたものは2024年に設立された日本独自のCAGによるものでも

参照:セレス鑑定保証 (CAG) 株式会社とは?

収益が地金価値を超えるほどの高値がつきました。

一方、AU Cleanedや非スラブ入EFのスイス20フラン金貨では

収益の地金価値比率が0.90を下回り換金ショップ買取の方が有利だったでしょう。

参照:地金価値程度の金貨:オークション vs. 換金ショップ

参照:金貨査定額調査:オークション出品 vs. 換金ショップ買取

スラブ入ではなくても健闘したものはフランス1863BB

品質がVFでも収益の地金価値比率が0.99ですから

ほぼ地金価値で売却できたことになります、これ↓

ナポレオン3世有冠20フラン金貨は人気があるのでしょう。

1862年に発行されたAU58は

1851年に発行された第二共和政20フラン金貨AU58よりも

CAGでMS62と鑑定された20フラン金貨よりも高い収益となりました。

 

結論

①MS鑑定が狙えそうならスラブ入としてオークション出品

②訳あり鑑定や人気がなさそうな非スラブ入は換金ショップ買取

③ナポレオン3世有冠なら非スラブ入でもAU58でもオークションで健闘