12月23日、海外で

金地金価格は1オンス4500ドルを突破:https://www.kitco.com/charts/gold

プラチナ地金価格は1オンス2300ドルを突破:https://www.kitco.com/charts/platinum

銀地金価格は1オンス72ドルを突破目前:https://www.kitco.com/charts/silver

その結果、12月24日、国内では:https://gold.tanaka.co.jp/

金1g2万5000円突破!プラチナ1g1万3000円突破!銀1g400円突破!

 

改めて、2025年最高値(国内最高値)を

2025年初値・2024年最高値・2018年平均購入価格と比較してみると

プラチナ地金が2025年初値・2024年最高値に対する上昇率でトップとなりました。

その一方、2018年平均購入価格に対する上昇率は最下位であるため

数字の上では今後も高騰する余地があることになります。

もちろん、金・銀・プラチナ地金いずれも国内最高値を更新!

プラチナ爆上げ止まらずで指摘しているように

プラチナ地金は資産保全を目的として購入されているわけではなく

金・銀地金に比べ割安感があり投機を目的として購入されていると思われるため

いずれ、利益確定のため大きな売りが入り急落する懸念は払拭できません。

とはいえ、12月18日公開の国内銀地金価格、更に最高値を更新!

銀地金価格の今後の目標は1g400円突破になるものの達成には時間がかかると予測したものの

1週間足らずで達成されたように地金価格には上昇の勢いがあるのも確かです。

 

なお、12月に入り金・銀・プラチナ地金価格の国内最高値更新が続いているため

もはや、最高値更新だけでは報告する価値が乏しいように思います。

今後は最高値更新のみならず切りの良いところでレポート作成とするつもりです。

先日のA.W.主催第46回マンスリーeオークションで大きく高騰したアンティーク銀貨

最近は金地金よりも高騰している銀地金:金・銀・プラチナ地金いずれも国内最高値を更新!

この2つを比較してみます。

 

アンティーク銀貨

GERMANY Saxony Taler 1741 Dav-2669 KM-907 PCGS-MS62

2025年10月20日落札価格76万円https://wwwn.auction-world.co/

価格上昇率≒3.60倍

購入価格=21万1000円x(1+0.1x1.1)=23万4210円

収益=76万円x(1-0.05x1.1)=71万8200円

収支=+48万3990円収支率=収支/購入価格≒2.07倍

 

銀地金1kg

1kgのバーチャージ(手数料)が最も低い日本マテリアルから購入。

日本マテ:販売時6050円、買取時2750円 https://www.material.co.jp/

徳力:販売時・買取時6600円 https://www.tokuriki-kanda.co.jp/

石福:販売時・買取時9900円 https://retail.ishifuku-kinzoku.co.jp/

*田中貴金属では現物販売なし

2020年4月17日(金)売値61.60円x1000=6万1600円

2025年12月19日(金)売値364.98円x1000=36万4980円

価格上昇率≒5.93倍

2025年12月19日(金)買値354.53円x1000=35万4530円

販売価格=6万1600円+6050円=6万7650円

買取価格=35万4530円ー2750円=35万1780円

収支=+28万4130円収支率=4.20倍

 

価格上昇率も収支率も銀地金1kgがアンティーク銀貨を圧倒しています。

銀地金が不利な点といえば重量

銀貨の重量は28.8g、スラブ込でも55g程度、100gにも満たないのに対し

2020年4月に23万円に相当する銀地金は3kg超えになるでしょう。

 

PS

金地金100g:バーチャージ0円の日本マテリアルから購入

2020年4月17日(金)売値6561円x100=65万6100円

2025年12月19日(金)売値2万3937円x100=239万3700円

価格上昇率≒3.65倍

2025年12月19日(金)買値2万3745円x100=237万4500円

収支=+171万8400円収支率≒2.62倍

銀地金には負けるものの、辛うじて、アンティーク銀貨に勝ちました。

ともにPCGS Holder #46049677に収容されたとされる天保小判

(左)横浜ワタル商事元旦オークション in 2026:https://wwwn.auction-world.co/

(右)PCGS certification site:https://www.pcgsasia.com/cert/46049677?l=ja

出来具合・汚れ・キズの具合が異なりますが、特に、裏面の験極印が決定的に異なります。

先ほど、オークション主催者に連絡、PCGSにも通報・・・その結果、どうなるか?

自分が今年最も注目したコインといえば・・・これ↓

People‘s Republic of China 2025 10 Yuan 2025年TICC限定東京エディション

eBayでは84ドル、1ドル150円としても1万2600円

それでも売れ残る中国銀貨ですが:https://www.ebay.com/ (See original listing)

4月Tokyo International Coin Conventionで東京エディションとして抽選販売され

5月16日ヤフオク!に出品されると70万円、しかし、その後は驚異の下落

参照:中国2025年ドラゴン銀貨・東京シティエディションの怪

参照:A.W.主催第43回マンスリーeオークションを終えて

参照:A.W.主催第44回マンスリーeオークション:衝撃の下落!

参照:下落が止まらない中国銀貨

参照:A.W.主催第46回マンスリーeオークションを終えて

 

更に、クアラルンプール・エディションも出品されていたため

参照:https://wwwn.auction-world.co/xpai/item.jsp?id=185199

他のエディションについて調べたところシンガポール・香港・オクラホマも存在しました。

発行数はシンガポール・エディションのみ2000枚、他は3000枚。

参照:https://www.pandaamerica.com/

クアラルンプールでの発行数も2511とのナンバリングがあったため3000枚でしょう。

5つのエディションを合計すると1万4000枚にもなります。

興味深いのはエディションにより販売価格が異なること。

シンガポール1595ドル>香港1495ドル>東京1095ドル>オクラホマ299ドル

オクラホマ・エディションが群を抜いて安値なのは米国のコイン商であるがゆえ

オクラホマ・エディションのみ買い占めに成功し在庫が豊富なためでしょう。

もっとも、安値といっても299ドルはeBayでの84ドルに比べ3.56倍。

ありふれたコインをパッキングして〜エディションとして高値で販売

こうした商法は以前からあると思いますが

これに惑わされるようでは真のコイン・コレクターと言えないでしょう。

コイン・コレクターと自負するのであればコインそのものの価値を見極めるべきです。

昨日12月20日はA.W.主催第46回マンスリーeオークションの締切。

出品数は前回の1768ロットから大きく減らし1173ロット。

とはいえ、今年3月の第40回マンスリーeオークションこそ863ロットでしたが

それ以降のマンスリーeオークションでは1000ロットを超えています。

しかし、今回を含め今年は是非欲しい海外コイン・メダルがほとんどなく

2022年から続く円安で国内輸入が激減している影響を感じています。

例によって、割安なら欲しいものに入札しましたが

当然のごとく、割安額では落札できませんでした。

 

今回の注目もこれ↓

People‘s Republic of China 10元(Yuan)2025年TICC限定東京エディション

元の銀貨は200万枚も発行され:https://en.numista.com/

eBayで84ドル1ドル150円として1万2600円にすぎませんが

12枚しか売れず26枚も売れ残ったようです。

それが東京エディションとしてパッキングされると、あ〜ら不思議

魔法がかかったかのように驚きの高値を記録しました。

5月16日70万1000円 (手数料0円)*ヤフオク!最高値:https://auctions.yahoo.co.jp/ 

5月20日43万5000円(手数料込)*A.W.最高値:https://wwwn.auction-world.co/

しかし、6月に入ると魔法が消えたかのように下落が止まらない

6月13日7万5000円 (手数料0円)https://auctions.yahoo.co.jp/

7月27日7万3260円 (手数料込):https://wwwn.auction-world.co/

8月27日6万6000円 (消費税込):https://auctions.yahoo.co.jp/

9月20日4万4955円 (手数料込):https://wwwn.auction-world.co/

10月18日3万9960円(手数料込):https://wwwn.auction-world.co/

果たして、今回は・・・8万8800円(手数料込)、ようやく下落が止まったのか?

実は、8月20日にも12万9870円(手数料込)と一時的に持ち直しましたが

参照:A.W.主催第43回マンスリーeオークションを終えて

それ以降、下落は止まりませんでしたので今後も注目でしょう。

 

今回は似たようなものも出品されていました。

People‘s Republic of China 10元(Yuan)2025年マレーシアエディション

*正しくはマレーシアの首都クアラルンプールエディション

海外での落札価格を調べたところ

1534リンギット〜2360リンギット*マレーシアの通貨単位:auctions.museatlas.com/

当時のレート1リンギット37円から計算すると

円建手数料込5万6758円〜8万7320円相当

今回の落札価格は・・・3万525円(手数料込)、海外の落札価格を大きく下回りました。

もっとも、元は1万2600円にすぎない銀貨ですから

パッキングするだけで日本でも2倍を超える高値がついたと言えます。