自分が海外相場に拘る理由でレポートしたように
①海外相場こそが海外コイン(+海外メダル)の本来の価値を反映し
②国内相場も海外相場に徐々に接近すると考えられるため
国内落札価格より海外落札価格を重視しています。
当然のことながら、海外落札価格は外貨建であるのに対して国内落札価格は円建
そして、入札額は手数料抜落札価格となりえるため海外相場を想定する際に
手数料込外貨建落札価格から相当する手数料抜円建落札価格を計算しています。
問題は手数料抜円建落札価格を計算する際に円安を考慮するべきか?考慮しないべきか?
考え方は様々あると思いますが
海外での価値を重視するなら考慮しないべきであると考えています。
円安を考慮すると海外での価値が同じでも国内での価値が上昇してしまうからです。
例えば、海外で1000ドルであったコイン・メダルの円建手数料抜落札価格を計算する場合
1ドル111円の時は10万円相当に対して
1ドル150円の時は13万5135円相当と上昇しますが
これは円安の結果でありコイン・メダルの価値が海外で上がったわけではありません。
こうした円安による、言わば、国内限定の価値上昇を除外するため
1ドル111円に固定して相当する円建手数料抜落札価格を計算しています。
1ドル111円とするのは、長期的に見て、これくらいが妥当と思えるからであり
ドル建x111円÷1.11=ドル建x100円と計算が簡単になるからです。
なお、趣味の観点から考えると事情は異なります。
入手することを優先するため円安を考慮せざるをえないでしょう。
但し、収支は単純に売却時収入-入手時支出であるため
円安を考慮して高値で入手すれば将来的に損失が生じる可能性は高くなると思います。
自分のコイン・メダル収集は趣味を兼ねた資産保全であり資産保全を兼ねた趣味ではないため
円安を考慮せず外貨建手数料込落札価格から相当する円建手数料抜落札価格を計算することを
原則としています。