自分が国内相場以上に海外相場に拘るのには理由があるのですが
その説明は、また別の機会にしますと書きましたが、その機会がようやく来ました。
①海外相場こそが海外コインの本来の価値を反映
海外コインの取引は海外が本場であるからです。
一方、国内相場は海外相場より高くなりやすいでしょう。
国内にある海外コインは海外から入手したものであり海外取引には諸経費がかかるためです。
②国内相場も海外相場に徐々に接近
国内相場が海外相場より著しく高い場合
その差額で利益を得やすいがゆえ海外から国内へ持ち込みが増加しやすく
その結果、供給が増えて国内相場は下がり海外相場に近づくと考えられます。
逆に、国内相場が海外相場より低い場合
国内での売却は不利であるため海外から国内へ持ち込みが減少しやすく
その結果、供給が減って国内相場が上がり海外相場に近づくと考えられます。
コイン収集の目的が資産保全であれば長期的に見た価値で評価する必要があるため
国内相場より海外相場を参考にした方がよいというわけです。
③海外コインを安く入手したいなら海外相場を参考にして国内で入手
国内で海外コインを海外相場に従い入手できれば
海外取引でかかる諸経費を節約したことになるからです。
海外オークションで運良く割安額で落札できたとしても海外取引による諸経費が加わるため
総額として割安ではなくなってしまうこともあります。
但し、海外相場から見て割安な額で落札できた海外コインは
国内で認知度・人気が低く競合が少なかったものですから
短期間で高騰するとは期待しにくく投機には不向きでしょう。
一方、国内相場は徐々に海外相場に近づくはずなので資産保全には向いていると思います。
さて、ここまで書いておいて何ですが
最近の国内オークションで海外コインの落札価格が海外相場から見て割安であることは
非常に少なくなったと思います。
国内オークションに海外相場を知る参加者が増えたことが原因でしょう。
海外から参加している方が増えた可能性もあります。
今更、海外相場に拘る理由がない・・・とも言えません。
海外コインの買い時を探る指標になると思っています。
海外コインが海外相場から見て割安になったら買い時というわけです。