こんにちは、きのとんです
ご訪問頂きありがとうございます
【通常級+通級】利用中の
小1の息子あっくんと
夫の3人暮らしです。
3歳時 ➡ 軽度ASD
現在(小1)➡ ASD傾向+DCD
の診断ありです。
最初の診断のきっかけとなった
幼稚園年少の頃の話を
漫画で描いています
毎度のことながら
前回から大幅に間が空いてしまい
すみません…
登場人物について
3才3ヶ月で幼稚園に入園した時、
発達の遅れが見られ
療育にも通ってはいたものの、
私自身、あっくんが『発達障害』であるとは
思ってもいませんでした。
そして現在は
園長先生に要請され、
園にサポートに入る話を
描いています。
※登場する先生や園児の名前は全て仮名です。
身バレ防止のためにフェイクも交えて描いています。
【前回までの話】
私の中ではあっくんの「通常のボリューム」だと
思っていた声の大きさが、
先生に注意されてしまいました。
元々声が大きい方なのは分かっていたけど、
今の声で大きいとなると
それを小さくさせるのは大変だなと、
他にもいろいろ課題がある中で
何かもう愕然としてしまいました。
そしてある時あっくんが
室内を走っていて…
この時未診断だけど既に療育には行っていたので、
好ましくない行動(やめさせたい行動)を
減らすには、
”好ましい行動をしている時に褒める”
という事が大事、
という事を療育先で学んでいました。
だからあっくんが走った時に
走った事を注意してもダメ。
走ってない時に褒める、
というのが必要なんですよね。
でも、走った時に何も言わなかったら、
発達支援の知識のない人が見たら
”注意しない親”
と捉えられるかもしれませんね…
(街中である困ったことをした時に
知らない人から「注意しないと」と
怒られたこともある)
走った時に注意してやめたとしても、
その効果はその時だけのもの。
その後学んで走らなくなるわけではない。
だから走るたび毎回注意しなくちゃいけなくて、
注意する方もだんだん
『何回言えば分かるの?』
って子供を責めてしまうんですよね…
(最近は保育園で保育士が怒鳴ったりすると
『不適切保育』としてたびたびネットニュースで見かけますが
怒鳴って注意するのは古い時代の方法って事を
保育士ですら分かっていない事はあるようですね…)
お利口幼稚園でも音楽の時間、
ピアノの前に列を作って集まった時、
みんなお喋りしててなかなか始まらず。
先生はその時わざと何も言わずに音楽を流し、
みんなが気づくのを待っていました。
しばらくしてみんなが音楽に気づき、
静かになったところで先生が、
「やっと静かになりましたね」
「何回言ったら分かるんですか?」
と怒っていました。
(大人の私でも怖かった…)
今までもきっとそうやって怒ってたんだろうけど、
よく分かっているはずの年長さんでも
お喋りしていたから、
その注意の仕方は全く効果ないよね、
と思いました。
むしろ
「よく気づいて静かに出来たね」
って褒めた方が子どもは
”よし次もそうしよう!”
ってなると思います。
”走る”という問題行動を減らすにも、
①注意するのは効果ないどころか、
自己肯定感を下げることになる
②走る前に止める(物理的に?)は結構無茶
(突然走るから)
③走っていない時に褒める必要がある
③をしても即効性があるわけじゃないから、
長い目で見る必要があると思う。
だから1学期中にとか、
大人の都合で期限を決められて
出来るかどうかは分からないよねぇ…
(先生も『褒める』ことを協力してくれたら
出来るかもしれないけど…)
そもそもなぜ走るのか?
「走っている」という結果の行動ばかりに注目して、
”なぜ走るのか”という理由への視点が抜けていました。
そこが分からなければ、
走る事を止める(物理的にでなく)
事は出来ないですよね…
当時は私もあまり知識がなくて、
ただ単に、
『走るのが好き』で走っているのかと
思っていましたが…
(多分先生もそう思っていたんだと思う)
確かに”走るのが好き”ではあるけど、
(今自分で自信を持ってるくらい足が速い)
この時走っていたのは、
『触覚過敏』
もしくは
『固有感覚の発達の遅れ』
が原因だったのかなぁ…?
と、今となっては思います。
そう思ったのはこちらの本↓
子どもの困った行動は、
『感覚過敏』または『感覚鈍麻』によって
感覚の発達につまづきがあって
起きている事があるとか。
その場合は、
感覚の発達を促す(=感覚統合)ことで、
困った行動を減らすことができるわけです。
そしてそれぞれの感覚
(視覚/聴覚/味覚/嗅覚/触覚/固有感覚/前庭感覚)
を発達させるためにやるといいことや
支援の仕方を紹介してくれています。
うん、もっと早くに知りたかったよ…
これを読んで、
やはりあっくんが走っていたのも
”好きで走っていた”わけではなく、
”走らざるを得ない状況(状態)だった”
んじゃないかな?と。
固有感覚や前庭感覚が未発達だと
どうなるかっていうのに
よく当てはまってる…
あと触覚過敏もあるから多分、
『過敏性による逃避行動』
か、もしくは固有感覚の発達の遅れによる
『自己刺激行動』
(⇒感覚を育てるために無意識に行う行動で必要な行動)
のどちらかかな、と。
(定型だったらもっと早い時期にあったであろう、
”高い所に登りたがる時期”でもあった)
★触覚過敏(=防衛反応)が原因じゃないかと
思った出来事は【#25】でも書いています。
でも理由が分かっても、
『自己刺激行動だから走らせてください』
と言って幼稚園側が
許してはくれない気はするけど…
私立幼稚園って公立や保育園と違って
入園者を選べるから、
先生も定型の子たちしか見てないのよね。
何か問題がありそうな子は
入園試験で落とすだろうし、
うちがたまたま試験では
問題や特性を見せなかったから
たまたま入園出来ちゃっただけで…
だからみんなで同じことをするのが
当たり前、みたいな。
多様性?なにそれ?みたいな。
(この時代に…)
『走ってない時に褒めてください』
と言うのもなんかこっちが
特別扱いを求めてるみたいになるし…
(他の園児に対しても、注意することはあっても
褒めてるところは見たことないから余計に…)
★以前『特別扱い出来ない』って言われた話
療育の先生はなんと言っているかって
聞かれたから、
対応の仕方として
『困ったことをしていない時に褒める』
というのは伝えてはいたんですけどね。
その後褒めてくれてるのを見たことないんですわ…
まぁ、他にも園児がいる中で、
あっくんに目が行くのは
”困った行動をしてる時”
になりがちではある
だから療育園でもない幼稚園に
そういった対応を求めるのは違うのか…?
ならばやはり、
この園にあっくんを合わせようとするのではなく、
あっくんに合わせてくれる
(そのままを受け入れてくれる)園を
探した方がいいのかもしれない…
とこの時思い始めたのでした。
(あといっくんに対しても申し訳なく…)
【#42】に続きます。
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