アート×かがく×えほん
教科を超えた体験型学びで
子どもたちの成長をサポート
アトリエ樹乃会の一ノ瀬雅美です🎨
以前、シュタイナー算数のワークに
参加した年長さんの親御さんと
1時間ほど面談したときのエピソード
ワーク詳細はリンク先をご覧ください。
ワークの帰り道、お子さんが
「世界に1つだけのものはね、太陽、月……」
と、楽しそうに挙げていたそうです。
そのうち、車、家など、
1つではない物をいいはじめました。
ハッキリ否定しない方がいいかと思い
やんわりと「そうかなあ?」というと、
「『ウチの』車とか、『ウチの』家だよ」
と答えたそうです。
その時点で答えさがしはプツッと終了。
親御さんは、ごまかして
終わってしまったなと感じたそうです。
大人になっても、条件付きの中で
発想力が試されることがあるのに、
子どものうちからこれで大丈夫?
意外と子どもの頭って固いの?
発想力はどうやったら育つの?
そんなモヤモヤした思いを
シェアしてくださいました。
ごまかしなのか?
結論からいうと、
ごまかす意図はなかった
と考えられます。
大人には屁理屈に聞こえますが、
それは、子どもなりの論理的思考
でまさに成長の証です。
屁理屈と思っても、否定せず
「なるほど」
「たしかに」
「そうともいえるね」
など答えて、
しっかり受け止めた後に、
親の考えを続けましょう。
屁理屈でごまかしたら思考停止?
むしろ、たくさん考えたからこそ
屁理屈が飛び出したんです。
明らかに1つのものは
思いつくだけ言い尽くした。
でも、まだあるかもしれない。
車はどうかな、家はどうかな、
たくさんあるなあ。
あ!でも、ウチのは一つだ!
たとえ、たまたま目に入ったのが
車だったから言ってみたのだとしても、
「ウチの」をつければ限定されると
瞬時に考えられたことに感心します。
実はコレ、大事なことです!
「屁理屈と感じても否定しない!」
発想力を伸ばすには?
屁理屈が出てきたときは、
さらなる成長のチャンスだと思って
積極的に話を続けてください。
大人がリードして話を膨らませることで
さらに発想力が伸びていきます!
「なるほど」「たしかに」のあと
1.子どもに話を続けてもらう。
「どうしてそう思ったのか、教えて」
2.親が補って表現を深めていく。
「あなたが言っているのは、~ということかな。」
3.親が自分の感想や考えを話す。
「そういう考えもあるね。私は、~だと思うんだ。」
具体的に今回の例で言うと、
こんな対応ができます。
「なるほど、ウチの車ね!
(否定せずに)
車は工場で同じ形のものを
たくさん作っているから、
ウチの車と同じ形の車も
どこかにあるはずなんだけど、
(違う側面を伝え)
『うちの』『私の』がつくと
『大切な』1つに感じるね。
(最初の問いに繋がる感想を言い)
どうしてだろうね。
(さらに問いかける)」
このように、さらに問いかけをして、
かけがえのない存在である「私」に
話しを戻して思考を深めることもできますし、
車は工場で作られているという、
社会の話にそれていってもいいのです。
あれ、何の話をしていたんだっけ?
子どもは話題が飛躍していくのを
楽しく感じ、記憶に残ります。
どんどん、話を膨らませていきましょう。
そうすることによって、
子ども自身が、違った分野の話を
頭の中で繋ぐ思考回路もでき、
発想力のある機転の利く人に成長していきます。
大事なことなので、まとめておきます。
- 屁理屈と思っても否定しない!
- そこから話題を広げてみよう!
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