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漂流少女 橘ジュン著

 図書館で借りて来ました。

漂流少女 夜の街に居場所を求めて/橘ジュン

¥1,575
Amazon.co.jp

 橘ジュンさんはもとレディース(暴走族)別に地域一番のバリバリだったわけではない、と書いてはりますが。

 ジャーナリスト栃内良さんの取材を受け、それをきっかけにラジオに出たり、全国のレディースを取材するレポーターになったりします。でレポートをする時に台本があるのだけど、放送ではしめくくりがその人たちの

「気合い入ってます」

で終わるようなもんだったけど、でも話しているうちにもっと違う語りたいことがあるのだなあ、と気づいていかれます。

 その後、アルバイト生活をしながら、リスカしまくっている後輩に出会ったり、引きこもっている娘に出会ったり。

 そういう体験から、路上に出ている若い娘たちの本音を伝えられる媒体はできないか、と考え始めます。

 そして路上にいる若い娘たちの話を聞き、それをVOICESという自分たちで作ったフリーペーパーに書いていきます。

VOICES

 橘さんの姿勢は

「”救う人”でも”止める人”でもないけど、こんな私で良かったら話を聞かせてください、というのが私のスタンスだ。」
「何度もくり返すけれど、私は、自分が知りたくて、聞きたくて、伝えたくて『VOICES』を始めた。悩んで困っている人を私なら救える、助けられるはずだと思って、この活動を始めたわけではない。」

です。とか言いながら、様々な援助をしようとされるわけですが。また

「『危ない子は専門家にまかせたほうがいいのでは』『死にたい、自分を傷つけたいという言葉を引きだして伝えて、責任が取れるのか』と言う人もいる。それでも私は、他人だけど『彼女のことをわかりたい』と思っている存在があるってことを、彼女たちに伝えたい。」

と書いてはります。もちろん専門家は大事。だけれども専門家だけで世の中回っていかないのも本当。っていうか大事なのは周囲の普通の人たちだと思います。


 エピソードはどれも重いけれど、面白かったのが、いわゆるヤマンバ・ギャルの娘さんをプロのヘアメイク・アーティストとスタイリストの手で変身させてみるという企画。もう周囲が「可愛い、カッコイイ」で、本人もすごくびっくりしてた、という話。なるほどな。プロってすごい。


「話を聞かせてもらう」だけじゃなくて、妊娠した娘さんを出産のために入院させたり、その後の生活のために支援しようとしたりされます。この助力が無かったら、この娘さんはトイレで出産し、産まれた子供を殺していたのじゃないかと思われます。

 またこの娘さんは産まれて来た子と暮らしたいと思い、橘さんもできれば本人の希望に添うようにしてあげたいと思っていたようですが、対応したケースワーカーや児童相談所職員の判断で赤ちゃんは乳児院に引き取られます。ここんとこはワーカーさんや児相の判断が結果的には正しそうな気が・・・

 昨今、報道される虐待死や、トイレでの放置死など、こういう場合が多いのだろうな。


 結局、橘さんは活動の延長としてNPO法人を立ちあげ、さまざまな活動をしておられます。

bondproject

 またこんなインターネット・カフェを経営もしてはります。

MELT

 なんだ商売じゃねえか、っていうご意見もあろうかとは思いますが、継続する活動を行政からの支援なくやっていくにはお金もうけは大事な視点だと思う。(しかしここの値段って競争力のある値段なんだろうか?)

 で、私の興味関心の領域で言うと、この路上の娘さんの中には結構な割合で発達障害の子もいるんじゃないかなあ。

ずっと「普通」になりたかった

でグニラ・ガーランドがドラッグとセックスの日々を送っていたように。そしてもちろんもっとたくさんの女の子や男の子が引きこもっている。そういうことなんじゃないかなあ。

 で、たぶん支援ってやつは、「専門家」を待ってるわけにはいかない部分が多々あって、気づいた人から始めなきゃなんない、ってところがあるのだと思います。







構造化(見てわかるようにする)グッズの買い出し(カゴ・バット・しきりのある箱)

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


 kingstoneです。

 今日は100円ショップめぐりをしました。

 カゴもほとんど、教材もほとんどもとの学校に置いて来たので、(残った先生がすぐに実践できるし、私は新しい子どもたちを見て やっぱり合ったのを新しく作らなきゃ、と思ったし)まず素材となるものを買わないといけません。(前の学校でもこれらはほとんど自腹で買ってました)

 で、ダイソー系のところに行ったら、ありゃ、カゴがみんなパステルカラーで見にくいったりゃありゃしない。で小さな白いバットも無い(涙)仕方がないので紙のバットをいくつか購入しました。カゴは少しでも見やすそうな薄い青のを少しだけ買いました。

 ダイエーの100円ショップに行ったら、おお、白で、底が編み目になっていないカゴがある。思わず20個買ってしまいました。

 それから、マッチングの課題などの時に使う、箱やしきりが無いので、お菓子屋さん街に行っておまんじゅうとチョコレートを買って来ました。中身は家で食べて、箱と中のしきりを月曜日の職員朝集の時に見せて、「こういう物が家にあったら持って来て下さい」とお願いするつもり。

 でも、おまんじゅうは失敗でした。開けておまんじゅうを出してみたら、しきりが途中で切れて底面がちゃんとしきられていない(涙)

 まいったな。


トランジションカード

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


※このエントリ、ほぼ同じものをアップしてますが、流れとしてここにおさまるので書いておきます。

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

> こんにちは、○○です。質も~ん。

 いいっすねえ(ニコ)

 ほんとわかんないことは聞きましょう。

 私、「情けない教師」ですが、わからなかったらわかるまで聞く、というしつこさというか、それは優れていると思っています。まあ人によっては「うるさいなあ、困ったやっちゃなあ」と思われているかもしれませんが。(そういう人にとってはたいへん困った点、短所、となるのかな?・・・長所は短所・短所は長所)

> ここで、出てくる「トランジションカード」とは、どういうもので、
>どういう風に使えばいいのですか?
 
この場合のトランジションカードとは「スケジュールを確認しに行きなさい」と指示するためのカードです。スケジュールを置いてある所を「トランジションコーナー」と言います。

 もちろん、このために使う者はお子さんに応じて様々な物を使います。

 このお子さんの場合は、前日に「色のマッチングはできる」ということを確認していますので、色のカードにしました。今回は青。で、スケジュールの横に古封筒を切って作ったカード受けを作り、そこに青いカードを貼っておきました。

 最初に青いカードを持たせ(まあこれは余計かもしれないけど「スケジュール」という音声言語もつけて)それを注目させ、そしてそのまま手を取って立たせ、カード受けに青いカードを入れさせます。ここでマッチングするんだよ、ということを教えてるわけです。

 で、スケジュールを注目させ、一番上の「机マークカード」を手に取らせ、自立課題学習のコーナーに連れて行きました。(とにかく今回が初めてですから)

 課題学習が終わったら、また私が青いカード(トランジションカード)を渡します。でスケジュールの近くまで来たら、本人が自分で青いカードを入れに行きました!!!

 まあそういうふうに使うものです。

 で、今は私がこのカードを手渡していますが、例えばワークシステムの最後の所にこれがあれば自分でスケジュールのところまで戻れるようになっていくわけですね。

 つけたし。

 トランジション(transition)名詞・移り変わり,推移,
変化,変わり目,場面転換

 IEPはindividual educational plan で個別教育計画ですが、

10歳を過ぎて職業教育というか、卒業後社会に出ていくこと
を目指して作るのが

 ITP individual transitional plan で個別移行計画です。

(ほんまかああ??誰かフォローして)

 国際空港などで乗り換えるために降りる場所のことを
トランジットって言いますよね。