仕事したくねぇ……。 | 『Go ahead,Make my day ! 』

『Go ahead,Make my day ! 』

【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】


と普通に思ってしまうわたしは怠け者なのでしょうか……。

えっと、先々月くらいからの話なのですが、わたしが勤めている会社の方針が大きく変わりまして。
それまでは月給の中に業務手当というのがあって、それをもって残業手当とする所謂「見なし残業」という制度だったのですが、どこぞのお役所(まあ、労基署でしょうが)の指導とやらで「原則全額支給」になったのですね。
労働者であるわたしとしては、その事自体は「そりゃ、働いた分だけもらえるほうがいい」わけですが、人件費の高騰に戦々恐々である会社側の対応は当然の帰結として、

早く帰れ

になるわけです。
そのしわ寄せは当然のごとく、業務の遅延・停滞に向かうわけで、今日も日曜で休みだというのに小説も書けずに(笑)家のPCで仕事、さらにこれから会社に行って資料作りなんかしなきゃならないわけです。(もちろん、休日出勤手当なんかつきません)

理屈から言えば、会社側が今回の人件費増を「出費の増加」と騒ぎ立てるのは筋違いなのですが(これまで払うべきものを払ってなかっただけなんですから)、しかし、実際の話としてそれが会社の経費を圧迫すれば、結果として利益の減少 → ボーナスの減少につながるわけで。
わたしはやった分の残業は基本的に必ず申請する主義(サービス残業嫌い)なのですが、自分の仕事が滞って困るのは自分自身なので、泣く泣くサービス休日出勤です。

このお方と違って仕事大好きではないので愛社精神にも乏しいわたしですが、せっかく制度が変わったのだし、ボーナスが減るのが確定路線ならせめて残業手当を稼ごうと思ったり、そういうことはできない性格なのですよね~。(ちなみによその営業所ですがヒラの営業マンがフルに残業手当の申請をしたところ、所長の給与を追い越すという事態まで起きてる……)

先日、よその会社の人たちと話す機会がありましたが、事情はどこの会社も同じのようで(ま、労基署がウチだけ狙い撃ちってこともないでしょうし)誰もが「やってらんないっすよね~」とぼやいてました。

労基署(というか厚労省)の狙いとしては「それだけの残業(というか定時に収まらない業務)があるんだったら雇用しなさい!!」ということなんでしょうけど、今のところ、人一人の雇用にかかる費用と残業手当を比較した場合、労働量という観点では完全雇用の方が負担が大きいということで(この辺は昨今問題になってる非正規雇用と同じ理屈)なかなか思惑通りには進まないようです。
となると、そのしわ寄せは従業員の負担増 → それでも人件費負担が大きければリストラ → さらに残った従業員の負担増という無間地獄へ向かうわけで。

どうにかならんものですかねぇ……。