『Bad Boys』(Wham!/ 1983年) | 『Go ahead,Make my day ! 』

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【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】

 

 
えー、季節柄かと思いますが、近ごろ「Last Christmas Wham!」という検索ワードで来訪いただく方が非常に多いようです。特にウチの場合、歌詞の和訳を載せたりしておりますので余計に需要があるらしいのですが。
 
しかし、そうとなると敢えて違う歌をアップしたくなるのが天邪鬼なわたし(はあと)の習性でありまして、今回は同じくWham!の初期のヒットである「Bad boys」を取り上げます。
 
そもそもWham!ってのは、(以下、ウィキペディアより抜粋)
 
ワム!(Wham!)はイギリスの二人組ミュージシャン。1980年代前半から中盤にかけ大ヒット曲を連発し、世界的な人気を誇った。
1981年、学生バンドの仲間だったジョージ・マイケル(George Michael)とアンドリュー・リッジリー (Andrew Ridgeley)の二人がデュオとして活動を開始。1982年にシングル『Wham Rap(Enjoy what you do?)』でインナーヴィジョン・レコーズよりCBSレコードを経由したインディーズ扱いでデビュー、同年リリースした『Young Guns(go for it)』で一躍ブレイクする。ポップで快活な曲調と二人のルックスの良さも相まって話題となり、BBCの人気番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演。一躍アイドル的人気を得た。
1983年にファースト・アルバム『ファンタスティック』を発表。イギリスでは史上4組目となるデビューアルバムの初登場1位獲得を成し遂げた。『バッド・ボーイズ(Bad boys)』などのヒット曲を放ち、イギリスでは瞬く間にトップスターとなる。

 
で、その後は『クラブ・トロピカーナ(Club Tropicana)』や『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ(Wake Me Up Before You Go Go)』、日本で郷ひろみや西城秀樹がカバーした『ケアレス・ウィスパー(Careless Whisper)』、『フリーダム(Freedom)』、『ラスト・クリスマス(Last Christmas)』、『エッジ・オブ・ヘヴン(The Edge Of Heaven)』と次々に大ヒットを飛ばしていくのですが、『ディファレント・コーナー(A Different Corner)』を最後にソロ活動に強い意欲を見せるジョージ・マイケルの半ばごり押しで解散してしまいました。
(「ケアレス・ウィスパー」と「ディファレント・コーナー」はWham!の曲と思われがちですが、実はジョージのソロ名義。解散前からソロでヒット飛ばしてりゃ、そりゃ一人でやりたくなるわな……)
 
ちなみにグループ名のWham!は「ドカン!」とか「ボンッ!」という意味合いの擬音だったりしまして、そのスタイリッシュな曲やパフォーマンスから考えると、非常にけったいな名前だったのですよね。(笑)

「Bad boys」(Lyrics/Music George Michael)

Woo-woo!

Dear mummy, Dear Daddy,
You had plans for me, I was your only son.
And long before this baby boy could count to three,
You knew just what he would become.

Run along to school,
No child of mine grows up a fool,
Run along to school.

When you tried to tell me what to do,
I just shut my mouth and smiled at you,
One thing that I know for sure

BAD BOYS
Stick together, never Sad Boys
GOOD GUYS
They made rules for fools, so get wise...

Dear Mummy, Dear Daddy,
Now I'm nineteen as you see,
I'm handsome, tall, and strong.

So what the hell gives you the right to look at me,
As if to say "Hell, what went wrong?"

Where were you last night?
You look as if you had a fight.
Where were you last night?

Well I think that you may just be right,
But don't try to keep me in tonight,
Because I'm big enough to break down the door.

BAD BOYS
Stick together, never Sad Boys
GOOD GUYS
They made rules for fools, so get wise...

Boys like you, are bad through and through.
Still, girls like me, always seem to be with you...

We can't help but worry,
You're in such a hurry,
Mixing with the wrong boys,
Playing with the wrong toys.
Easy girls,
And late nights,
Cigarettes,
and love bites,
Why do you have to be so cruel?
YOU'RE SUCH A FOOL

BAD BOYS
Stick together, never Sad Boys
GOOD GUYS
They made rules for fools, so get wise...


親愛なるパパとママ、
あんたたちは一人息子の将来の計画を立ててた。
僕が数もロクに数えられない頃から、
どんな大人にしようかって決めてたのさ。

「早く学校に行きなさい!
 私の子供は馬鹿であっちゃならないわ。
 まっすぐ学校に走っていくのよ!」

あんたたちがお説教をたれている間、
僕は黙ってニコニコしてた。
これだけはしっかり分かってたんだ。

悪がきどもは間抜けな姿は見せないんだよ。
ご立派なつもりの連中は馬鹿な連中しか縛れやしない。
せいぜい知恵を絞るがいいさ……。

親愛なるパパとママ、
今じゃ僕も19歳。
ハンサムで背が高くてたくましい男さ。
どうしてそんな恐ろしいものを見る目で僕を見るんだい?
「どこで間違ったんだ!」と言わんばかりだよ。

「夕べはどこへ行ってたの?
 まさかケンカしてきたんじゃないでしょうね?
 ねえ、いったいどこへ行ってたの?」

そりゃあ、あんたたちが正しいのかもしれない。
だけど、僕を引きとめようとしないでくれよ。
でないと、ドアを蹴やぶって出て行くぜ。

”まったく根っからのワルなのね。
 それでも、あたしみたいな女は、あんたみたいな男と遊びたがるものよ!”

「心配するなというほうが無理だよ」
「なぜそんなに急ぐの?」
「どうせ不良たちと一緒になって」
「よからぬことをするんでしょう?」
「尻軽女に」
「夜遊び」
「タバコ」
「それにろくでもない恋愛」
「ひどいことになるって分かってるのに何故?」
「お前はどうしようもないバカだ!」

悪がきどもは間抜けな姿は見せないんだよ。
ご立派なつもりの連中は馬鹿な連中しか縛れやしない。
せいぜい知恵を絞りな。