不在が長引いておりましたが、リハビリ的に短い感想などを!
- ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)/パオロ・バチガルピ
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- ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)/パオロ・バチガルピ
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近未来バンコク。エネルギーが枯渇し海面が上昇、疫病の果ての食料危機に政権抗争、この瀕死の状態の世界の行く末は――
なんでか「ニューロマンサー以来の衝撃!」とかいう帯がかかっていましたが、いやいやアレより全然読めるよ! 何が書いてあるのかちゃんと分かるし!
……という別作品の悪口はさておき、本作は2011年現在の読者の目で読むかぎり、結構リアルな未来だと思えてしまうのですよね……。
ねじまき少女(遺伝子操作でつくられた使役用の人間。べつに螺子式なわけではなく、人類との区別のためにぎこちない動作をするように設計されている)エミコの運命がどうのこうのよりも、この絶望に満ちた世界に呑み込まれていく登場人物たちの物語が読みどころ。
いやー、予想よりぜんぜんマトモなお話でした。
しかしまあ現実に暗い時代を生きる者としては、もすこし元気の出る物語が欲しいところかな……。
- 憎鬼 (RHブックス・プラス)/デイヴィッド ムーディ
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今日も上手くいかない仕事と、家計のやりくりに頭を抱えるダニー。
妻との口論や、いたずら盛りの三人の子供の父親としての平凡な暮らしに、突如身のまわりで凶悪事件が起こり始める。
いきなり狂気にとりつかれたように凶暴化する人間たち。自分や家族は正気でいられるのか?
わー、ゾンビ化(憎鬼化?)がこわいというよりも、ダニーが前半の鬱々とした日常(本来あーゆーのが幸せだと思うのですが)から、うってかわって後半生き生きし始めるのがコワイ。
くるなーくるなーと分かっているので、ダニーが変化すること自体は読者としては分かっているのですが、憎鬼化したダニーの解き放たれて生き生きしたカンジが、それまでの彼よりはるかに幸福そうで、なんかそれが自分とてもコワイ……!!(片言か)
しかしまあ、要はフツーの人が突然変化してしまうだけのゾンビ物なので、ゾンビ映画として楽しむのなら、こーゆーのもアリなのですが、小説だと先が無いのはちょっとキツイな~。
とか思っていたら、なんと続編で衝撃の展開だか種明かしだかがある様子。でも本作自体にその展開への引きが弱いので、読みたくなるかというとビミョウ。
- 海街diary 4 (flowers コミックス)/吉田 秋生
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サブタイトルが「帰れないふたり」。
へえ不倫ものみたいなタイトルだなーと思いましたが、そうか長姉の不倫があったか!!(すずちゃんママもそうだったし)
しかし全編としては、末っ子すずちゃんのかわいらしい恋のはじまりが描かれていて、いやー良い話すぎて、このホームドラマはもうなんだか私にとってはファンタジーだわ。決してきれいごとが描かれているわけではないのですが、出てくる登場人物がとてもマトモな人たちなので、これを読んでいると、ああ自分の育ち方は問題あったなーとか思ってしまいます。そういう読み方をする物語ではないのですけどね。
- 少年魔法士 (14) (ウィングス・コミックス)/なるしま ゆり
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再開するのですか!! よかったーうれしいなー! なのですが、この巻の作画はちょっといかがなものかと。とくに人物。
いまこんな荒れた絵でしたっけ? それとも中断時のものなのかな?
お話そのものは楽しみにしているので(超残酷展開ですけども!)、持ち直してくれるといいなー、お願いします……!
(後半ちょっと感想でないですが、ではまた!)