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kingmanの趣味ログ | 模型・PC・ときどき旅行

カーモデル・戦車模型を中心に、バイク、艦船、飛行機、ガンプラなど様々なプラモデルの製作過程をゆっくり書いています。最近は愛用のBTOパソコンのカスタマイズやPCパーツのレビュー、さらに国内外の旅行記なども交えつつ、好きなことを詰め込んだ趣味ブログです。

ピカソ meets ポール・スミス展ポスター

先日、六本木の国立新美術館で開催中の特別展『ピカソ meets ポール・スミス ―遊び心の冒険へ』を観てきました。

今回はこの展覧会の見どころや、会場の様子を実際の写真を交えてご紹介します。

 

この展覧会は、イギリスを代表するファッションデザイナーであり、今なお現役で活躍するポール・スミス(1946年生まれ〜)が各展示室をデザインし、その空間で、20世紀最大の巨匠パブロ・ピカソ(1881年〜1973年)の作品を展示する、時代もジャンルも超えた2人の天才による文字通りの「特別展」です。


ピカソの作品を遊び心あふれるオシャレで楽しい空間で鑑賞するという、今までにない斬新な企画で素晴らしかったので、この記事を見て興味を持った方はぜひ足を運んでみてください!

 

■ 展覧会の基本情報

まずは本展の概要をまとめておきます。お出かけの予定を立てる際の参考にしてください。

  • 展覧会名:ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ(英名:Picasso, through the Eyes of Paul Smith)
  • 会場:国立新美術館(東京・六本木) 企画展示室2E
  • 会期:2026年6月10日(水)~ 9月21日(月・祝)
  • 休館日:毎週火曜日
  • 開館時間:10:00~18:00(※毎週金・土曜日は20:00まで夜間開館、入場は閉館の30分前まで)
  • 観覧料:大人 2,400円、大学生 1,400円、高校生 1,000円(※中学生以下は無料)
  • アクセス:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」6番出口直結/東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木駅」徒歩5分
  • 公式サイト:https://art.nikkei.com/picasso_ps26/
     

■ 『ピカソ meets ポール・スミス』ってどんな展覧会?

この展覧会は、英題の「Picasso, through the Eyes of Paul Smith」の通り、「ポール・スミスの目を通して見たピカソ」がテーマになっています。

 

もともとは、2023年にパリの国立ピカソ美術館で開催された、ピカソ没後50周年記念の特別展「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」をベースにした国際巡回展です。

国立ピカソ美術館はピカソの作品を多数収蔵していることで有名ですが、その多くはピカソが亡くなったときに、遺族が相続税の代わりに現物で納めた「代物弁済」によるもの。今回展示されていた作品も、ほとんどがその貴重なコレクションから来ています。

その美術館が「ピカソ没後50年という節目に、今までにない新しい光(視点)をピカソに当てたい」と考え、その魔法をかけられる唯一無二の存在として、色彩の天才であるポール・スミスを選んだわけです。
美術の専門家が監修するなか、ポール・スミスはピカソの作品から受ける「色、ストライプ、形、遊び心」といったエネルギーを、直感的に展示空間へ落とし込んでいったそうです。なんと5年もの準備期間を経て、パリでの特別展が開催されました。

 

その話題の展覧会の作品と空間デザインが世界を巡り、ついに日本にも上陸!

ピカソ美術館が誇る傑作コレクション約80点とともに、本展が開催されました。
この贅沢な展覧会が日本国内で観られるのは、今回の国立新美術館だけという超貴重な機会です。

ちなみに日本での開催にあたっては、国立新美術館の天井がパリのピカソ美術館よりもかなり高いため、ポール・スミス自身がわざわざ空間を再調整したのだとか。まさに日本だけの特別な空間になっています!

 

■ 本展のルールと快適に回るコツ

ピカソ meets ポール・スミス展 会場マップ

こちらが今回の会場マップです。
ピカソといえば、自身の心情や時代背景によって作風がガラリと変化したことで知られる画家ですよね。本展ではその変遷をたどるように、会場が0番から15番までの小部屋に区切られています。

特徴的なのは、各部屋のテーマや展示作品に合わせて、ポール・スミスが壁や床の色、レイアウトを大胆にデザインし、作品と空間を一体化させている点です。

白や黒の単色の壁に作品がただ並ぶ「普通の展覧会」とは違い、一歩足を踏み入れた瞬間から、展示室の空間そのものがひとつのアート作品として楽しめる非常にユニークな構成になっています。

① 展覧会の設備と飲食ルール

ちょうど良い作品数と広さになっている本展ですが、随所に休憩できるベンチがあり、中盤あたり(8番と9番の間)にはトイレも設置されているので安心です。

また、会場内へのペットボトル等の飲み物の持ち込みですが、「むき出しの状態」での持ち込みは禁止されています。ですが、入り口で係の方がビニール袋を配ってくれるので、その中に入れれば持ち込み自体は可能です。
国立新美術館は1階に無料のロッカー(施錠時に使った100円が戻ってくる)がたくさんあるので、そこにバッグを入れて飲み物だけ手に持って回る事も可能です。
展示室での飲食はNGですが、先ほどご紹介した8番と9番の間の休憩スペースでは飲食(食べるのは流石にダメかも)OKです。

② 気気になる所要時間は?

私たちは1点ずつわりとじっくり鑑賞したのですが、入場から退出までの所要時間は約1時間でした。
空間そのものを体感する展示が多いので、美術展としては比較的テンポよく、疲れずに回れる絶妙なボリューム感だと思います。
 

■ 実際の展示会の様子(フォトレポート)

国立新美術館の外観と木

会場となるのは、建築家・黒川紀章氏が設計した美しい曲線美の外観が特徴的な「国立新美術館」。

青山墓地の隣にある事もあり、六本木の喧騒から少し離れた、緑豊かな落ち着いた佇まいの美術館です。
 

国立新美術館の広々としたロビー

内部は開放的でシンプルなレイアウトになっており、展示室は1階から3階まで各階横並びに配置されています(写真右側)。

独自のコレクション(常設展)を持たない代わりに、国内最大級の展示スペース(約14,000㎡=サッカーグラウンド2個分)を誇るユニークな美術館でもあります。

地下には大きなミュージアムショップ、各階にはオシャレなカフェやレストランも併設されています。

常設展が無い代わりに、今回のような特別展の他、一般の方の展示会や書道、陶芸等々、様々なジャンルの展覧会が常時同時開催されています。
入館自体は無料で、有料の展覧会を観る場合は館内のチケット売り場(またはネット等で事前購入)でチケットを購入し、対象の展示室に入ります。

無料の展示会もよく開催されているので、目的の展覧会以外にもふらっと入ってみると、新たなアートとの出会いがあって面白いです。

 

ピカソ meets ポール・スミス展 入口 2E

ピカソ・ポールスミス展は、2階の奥にある「展示室2E」で開催されています。
今回の展示会は「全作品写真撮影OK」という太っ腹な仕様でした。(映える展覧会でもあるので、SNS等での拡散も狙っているのかな)

ですので、ここからは展示室の様子を一部の作品写真とともにダイジェストでご紹介します。
 

① 導入:00 トロンプ・レスプリ(精神を欺くもの)

ピカソ meets ポール・スミス展 概要

入り口には本展の説明が分かりやすく丁寧に記載されています。ここを読んでから入ると、より空間を楽しめます!
 

ピカソの牛の頭部、自転車パーツとポール・スミス

入場してまず出迎えてくれるのが、ピカソの名作《牡牛の頭部》。

自転車のサドルとハンドルを組み合わせ、ピカソが大好きな闘牛の頭部を再現した非常に有名なアッサンブラージュ作品です。
ピカソの作品は見たままを綺麗に描くのではなく、独自の視点で再構築されているので、「これは何を表しているんだろう?」と題名を予想しながら観るのも楽しいです。

 

ピカソ作品とポール・スミスの自転車パーツオブジェ

面白いのはその両脇。

現代の自転車パーツで作られた似たようなオブジェが並んでいるのですが、よく見ると一つだけカラフルなレインボー柄のサドルがあります。
そう、ファッションブランドのポール・スミスでお馴染みの「シグネチャーストライプ」です。

かつてプロの自転車競技選手を目指していたほどの自転車愛好家であるポール・スミスが、ピカソの作品へのアンサーとして制作した空間です。

入ってすぐ正面に飾られたピカソの作品を、ポール・スミスのデザインが引き立たせる。本展の名刺代わりとも言える演出がされています。

 

ここから先は、ご自身で実際の空間の素晴らしさを体感していただきたいので、各展示室の見どころをザッとご紹介します(面倒臭くなったわけではありません!笑)。

 

② 前半:青の時代からキュビスムの実験室まで

・01 「ヴォーグ(流行)」中の芸術家

ピカソ meets ポール・スミス展:VOGUE雑誌装飾の展示
VOGUE雑誌の表紙とピカソ作品、ポール・スミス空間
ピカソ meets ポール・スミス展 VOGUE掲載モデル

ファッション雑誌『VOGUE』の表紙にピカソが落書きを施した、ユニークな作品群。

壁面に印刷された表紙がポップな彩りを添えています。
 

・02 青の憂鬱

ピカソの「青の時代」の肖像画

ピカソの若き日の葛藤を描いた「青の時代」を代表する作品《男の肖像》。

展示室全体が深く沈み込むような青い壁と薄暗いライティングで演出されており、作品の持つ憂鬱な雰囲気が引き立っていました。
 

・03 バラ色の女性たち《アヴィニョンの娘たち》への前奏曲

ピカソ meets ポール・スミス展のピンクの展示室
ピカソ《男の肖像》とポール・スミスの空間演出
ピカソの肖像画、ポール・スミス展会場

一転して鮮烈なピンク(バラ色)に包まれた展示室。
後のキュビスムの基盤となる、幾何学的で斬新な習作が並びます。
 

・04 キュビスムの実験室

ピカソ《男の肖像》 憂鬱な青の時代
ピカソのキュビスム絵画「ヴォーグ」

ベージュを基調としたシンプルな部屋に、形を立方体のように単純化させていく初期キュビスムの作品が並びます。

 

ピカソmeetsポール・スミス展の犬のイラスト
ネズミの顔の落書き

次の部屋へ続く通路には、ポール・スミスによる遊び心あふれる落書きがこっそり隠されています。

行かれる方はぜひ探してみてください!

 

ピカソ meets ポール・スミス展の入口

また、この通路の窓からは、隣の5〜7番の展示室を覗き見ることができる構造になっています。

この見せ方もオシャレです。

 

③ 中盤:コラージュからストライプ、情熱の闘牛へ

・05 アッサンブラージュとコラージュ

ピカソ meets ポール・スミス展、展示室の様子
ピカソ展のコラージュ作品と花柄の壁紙
ピカソ作品:キュビスムの実験室と壁紙

木目や大理石の壁紙をキャンバスに貼り付けたコラージュ作品が、何パターンもの可愛らしい花柄の壁紙に囲まれて展示されています。
 

・06 古典主義の画家

ピカソ《芸術家とモデル》作品
ピカソとポール・スミス展の線画、夫婦の肖像

ピカソが古典主義的な方法に原点回帰した時期の作品が、シンプルな展示室に並びます。
 

・07 子ども時代

ピカソ meets ポール・スミス展の展示室
ピカソのピエロの絵とポール・スミス展
ピカソ「トラックで遊ぶ子供」とポール・スミス装飾

作品の中に描かれている鮮やかな色彩やデザインが、そのまま展示室の壁紙になっている、非常にコンセプチュアルな部屋です。
 

・08 闘牛

ピカソの闘牛作品と赤い空間
ピカソの闘牛作品とポール・スミスの空間演出

闘牛に使われる赤い布、あるいは血しぶきを連想させるような、情熱的な真紅の空間。

ピカソが愛した闘牛関連の作品が並びます。
 

・09 ストライプ

ピカソ meets ポール・スミス展の絵画とストライプの壁
ピカソ meets ポール・スミス展のストライプ壁画
ピカソ meets ポール・スミス展の作品

まさにポール・スミスの真骨頂!味のあるストライプが施された空間と、ピカソの作品が一体化して見える素敵な展示室です。

 

④ 後半:激動の時代から晩年の爆発、そしてショップへ

・10 戦時中

ピカソ meets ポール・スミス展の展示室
ピカソとポール・スミス展の女性像
ピカソの油絵、フクロウと椅子

戦時下の重苦しく、暗澹とした空気感を再現したモノトーンベースの部屋と作品群です。
 

・11 一点もの

ピカソ meets ポール・スミス展の陶器展示
ピカソの陶芸作品と白い皿の展示

ピカソが手掛けた陶芸作品たち。どれも遊び心があるユニークな器で面白いです。
 

・12 《草上の昼食》

ピカソの《草上の昼食》再解釈、ポール・スミス空間
ピカソ「草上の昼食(マネに基づく)」展覧会作品

巨匠マネの名作《草上の昼食》を、ピカソ独自の解釈で再構築したシリーズ。

オリジナリティが爆発しています。
 

・13 ピカソのボーダーシャツ

ピカソのボーダーシャツとポール・スミスのストライプ空間
ピカソ meets ポール・スミス展の肖像画

ピカソのトレードマークでもあったボーダーシャツ(バスクシャツ)をフィーチャーした部屋。

ポール・スミスのストライプ愛とも親和性が高い空間です。

 

・14 晩年:1969—1972

ピカソ meets ポール・スミス展の展示風景
ピカソ meets ポール・スミス展の作品
ピカソ meets ポール・スミス展の絵画

ピカソが最晩年に到達した、色鮮やかで自由奔放な作品たち。

ポール・スミスのストライプによって、さらに華やかに彩られていました。
 

・15 展覧会のピカソ

ピカソ meets ポール・スミス展 展覧会場の様子
ピカソとポール・スミス展ポスター壁

ラストを飾るのは、過去に世界各国で開催されたピカソ展のポスターが壁一面に貼り付けられた圧倒的な空間。

生涯で膨大な作品を遺したピカソとその創作エネルギーを象徴する、圧巻のフィナーレです。

 

・特設ミュージアムショップ

ピカソ meets ポール・スミス展のグッズ売り場
ピカソ meets ポール・スミス展のグッズ

出口の前には、本展オリジナルグッズを販売するショップも併設されています。

もちろん、ファッションブランドの「ポール・スミス」のコラボグッズも販売されています。

■ まとめ:五感で楽しむ新しいピカソ展

一見すると少し難解に思えるピカソの作品ですが、ポール・スミスの卓越した空間演出と融合することで、「直感的に見て、体感して楽しい展覧会」へと見事に昇華されていました。

 

どこを切り取ってもデザインセンス抜群で写真映えも最高なので、普段あまり美術館に行かない方や、オシャレ好きな若い世代、女性の方にもおすすめできる内容です。

 

こちらの『ピカソ meets ポール・スミス展』は、2026年9月21日(月・祝)まで開催されています。
真夏の東京は外を歩くだけでも大変ですが、涼しく静かな美術館で快適な休日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

ではまた!

 

 

 

 

 

 

ボ=カターン プラモデル 完成品 武器装備

ブロッキーズ(Blokees) スター・ウォーズ
マンダロリアン CC06 ボ=カターン・クライズの製作記2回目です。
今回はキットの組み立て(パチ組み)と完成状態の紹介、レビューをお届けします。

 

彩色済みで何も加工や塗装をしなくても充分な仕上がりになるというキットなので、ひとまず余計な工作や下地処理は何もせず、そのまま組んでみました。接着剤も使っていません。
ですので、今回の完成状態は「誰が作ってもこうなる」というサンプルになります。

 

唯一使った工具は、ランナーからパーツを切り離すために使ったニッパーのみです。
一応、手でもぎ取っても大丈夫というのがブロッキーズのキットの売りの一つだったりもしますが、やはりニッパーを使って切り離した方が少しだけ綺麗に出来上がると思います。


自分が使っているおススメのニッパーはコチラです。

刃が薄いので、このキットであれば根元で切るだけでゲート痕が目立ちにくくなりますよ。

 

 

 

■ 組み立て作業

① 頭部の組み立て

ボ=カターンのヘルメット マンダロリアンキット

ボ=カターンのヘルメット組み立て中間報告

まずは頭部パーツの組み立てから。
3つのパーツをただ組み合わせただけで、この状態になります。
自分では塗装もしていませんし、デカールやシールも貼っていません。

 

ボ=カターンのヘルメット組み立て

横から見たときにヘルメットの前後パーツの合わせ目(隙間)が若干気になりはしますが、こういう細かい所を気にするのは、自分を含めモデラーぐらいでしょう。

中身のダボに接着剤を塗って接合するだけで、目立たなくなるかもしれません。

 

② 腕部の組み立て

マンダロリアン ボ=カターン 肘関節パーツ

肘関節のパーツです。
普通のキットだと、二度切りしたりデザインナイフで削り取ったりしないとゲート痕が目立ちますが、このキットはゲート痕がなるべく目立たないよう、ゲート自体がかなり細くなっています。
なので、ニッパーで切り出すときもいきなりパーツすれすれで切り取って大丈夫です。
写真のパーツもゲート痕は目立たず、これでも気にしてしまうのはモデラーぐらいだと思います(とにかく何か手を入れたいという性質があるので(笑))。

 

マンダロリアン ボ=カターンの腕パーツ RとL

そして、このキットの地味に良い所は、写真の腕パーツのように左右対称な形状のパーツには、上に他のパーツが被さる部分やパーツ裏側等の完成後に隠れる部分に「L」「R」のマークがモールドされているところです。
ランナーから切り離した後でも、左右どちら用のパーツなのかが確実に分かるようになっています。

適当にパーツを切り離してしまっても、左右間違えて取り付ける心配がありません(もちろんパーツ毎に塗装して組む場合も)。
これはありがたいし、素晴らしい設計です。他メーカーも真似して欲しい仕組みですね。

 

マンダロリアン ボ=カターンの腕部関節パーツ

肩や股の関節には、写真のような鉄アレイ状のパーツが使われています。
このパーツはかなりタイトになっているので、はめ込むのに結構な力が必要です。
逆に一度組んでしまえば簡単には外れないので、完成後に遊んでいるときに手足がすぐポロリする、みたいなことがありません。アクションフィギュアとしては正解ですね。

 

マンダロリアン ボ=カターンの手パーツ

塗装済みのパーツは基本的に元々ランナーから取り外されているのですが、手の甲の白いパーツと、シルバーで塗装されたCランナーはランナーに付いた状態なので、ゲートの部分だけ塗装が剥げます。
気になる人は部分塗装でタッチアップしても良いでしょう。

 

ボ=カターンの腕パーツ:マンダロリアンキット

肘関節は二重関節になっており、90度以上曲がります。
また上腕部分は横に360度回転できるようになっており、手首も横に360度、および縦方向にもそれなりに可動するので、自由なポージングが可能です。

 

ボ=カターンの腕パーツ・マンダロリアンキット

組み上がった両腕のパーツです。
マンダロリアンの特徴である前腕の武器や機器、肩アーマーの「ナイト・アウル」および「ミソソー」の紋章もしっかり再現されています。
写真のように、右肩に青、左肩にシルバーの肩アーマーを付けるのが、ボ=カターンの最終形態です。

 

③ 胴体の組み立て

ボ=カターンの胴体パーツ スター・ウォーズ

胸パーツも成形色や彩色済みのパーツによって、しっかりと色分けされています。
このふくらみのある胸の形状が女性マンダロリアンのアーマーの特徴ですね。
ベスカー素材を再現した胸アーマー等のCランナーは、一見シルバーの成形色に見えますが、粒子の細かいシルバー塗装が施されています。ゲート痕がなるべく目立たない部分にくるように工夫されているのも好印象です。

 

ボ=カターンの腕部パーツ(スター・ウォーズ)

わきの下に合わせ目が出来ますが、そこまで目立つものではありません。

 

ボ=カターン・クライズのプラモデル上半身

ボ=カターンのフィギュア、組み立て前

頭のパーツを取り付けた状態です。
写真はそれぞれ頭を後ろと前に最大限傾けた状態になります。

頭は左右にもそれなりに可動します。

 

マンダロリアン ボ=カターンの胴体パーツ

マンダロリアン ボ=カターンの腰パーツ

腰の部分のパーツです。ここもキットのままでしっかり色分けされています。
ホルスターは軟質素材で出来ており、脚部を可動させたときに干渉しないようになっています。

 

④ 脚部の組み立て

マンダロリアン ボ=カターンの腕部関節パーツ

足首の関節は、元々組み立てられた状態になっています。手作業で組み立ててから梱包しているのでしょうか。

 

ボ=カターンの足パーツ

足のパーツはつま先が可動するようになっています。細かいですね!

 

ボ=カターンの脚部プラモデルパーツ

脚も膝関節が二重関節になっていて、90度以上曲がります。
腿は横に360度回転する関節があり、足首もかなり自由に動きます。ただ、足首の関節が若干外れやすい印象です。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデル完成品

ボ=カターン・クライズ フィギュアの背面

胴体全てのパーツを組み合わせた状態。
パーツの合いも良く、組み立てやすい設計になっているので、誰でも簡単に組めると思います。そのまま組んだだけでここまで色分けされているのは、やはり凄いです。

 

⑤ 台座や武装の組み立て

スター・ウォーズ マンダロリアン ボ=カターンの台座

台座はこんな感じです。外側にはスター・ウォーズのロゴが付きます。
内側のパーツは360度横に回転させることができます。ダボが付いた台座専用の足裏パーツを右足に取り付けることにより、台座にがっちり固定できるようになっています。

 

マンダロリアン ボ=カタ 組み立てキットと付属品

武装など、全てのパーツを並べた状態です。
平手、握りこぶし、ブラスター・ピストルの持ち手、ダークセーバーの握り手、左手のみ人差し指を立てた状態と、ハンドパーツが豊富に付属しているのは嬉しいところ。
ただ、手の甲の白いアーマーが左右1パーツずつしか付いていないので、手のパーツを取り換える度にこのパーツを外して付け直すのが少し面倒ですね。

 

ダークセーバーを持つボ=カターンのハンドパーツ

あと、ダークセーバーは持ち手にかなり力を入れないと奥まで差し込めないので注意が必要です。しっかり固定される分、外すのは大変かもしれません。

 

エナジー・シールドを前腕に取り付ける際は、内蔵武器パーツ(火炎放射やワイヤーを発射する装置の部分)を外してから取り付ける仕様になっています。

 

■ 完成状態

ボ=カターンのプラモデル完成品

ボ=カターンのフィギュア、バックビュー

ボ=カターン クライズ フィギュア:マンダロリアンキット

ボ=カターン クライズのキット完成写真

前後左右ビュー。頭部が若干大きめなデフォルメ体系ですが、誇張されすぎていない実写に近いプロポーションにも見えます。バランスが良いので、台座が無くても自立可能です。

 

ボ=カターン・クライズのマンダロリアン・フィギュア

自分の城で一人玉座にもたれ掛かる、やる気を無くしたボ=カターンを再現(ドラマではヘルメットを外していますが)。
※この後グローグーに呼ばれて、ちゃんとディン・ジャリン救出に向かうのが流石ボカネキです。

 

ボ=カターン・クライズのスター・ウォーズフィギュア

二丁拳銃状態のボ=カターン。やっぱこれですよね!姉貴、格好いいです!

 

マンダロリアン ボ=カターンフィギュアの組み立てレビュー

イメージ的には空中を飛んでいる状態。台座無しで余裕で片足立ちも出来るのが凄いです。

バンダイのマンダロリアンのキットのように、背中に台座を接合して飛んでいる状態に出来たら最高だったんですけどね~。

バンダイのアクションベースを差し込めるように加工しようかな。

 

ボ=カターン フィギュア ダークセーバーとシールド装備

ボ=カターンのプラモデル、武器とシールド構え

パッケージアートのダークセーバーとエナジー・シールドを構える状態を再現。
台座に固定すると、さらに自由なポージングが可能になります。

 

ボ=カターン クライズ:マンダロリアン プラモデル

「もうダークセーバーなんていらない!」と言って投げ捨てようとするボカネキ。

 

ボ=カターン・クライズ スター・ウォーズ マンダロリアン フィギュア

ボ=カターン クライズ、マンダロリアン フィギュア

ボ=カターンのアクションフィギュア、組み立てレビュー

ボ=カターンのフィギュア、組み立てレビュー

ボ=カターンのアクションフィギュア、躍動感あるポーズ

 

ボ=カターンのフィギュア、スター・ウォーズキット

ボ=カターン クライズ フィギュア スターウォーズ マンダロリアン

ボ=カターン・クライズ、マンダロリアン・フィギュア

ディン・ジャリンがやりそうなポーズたち。
3枚目は、劇中で何度も見る「吹き飛ばされるディン・ジャリン」を再現してみました。

 

マンダロリアン ボ=カターン フィギュアの組み立て

最後に女子力高めのボカタン。

 

■ 組んでみた感想とキットのレビュー

実際にパチ組みしてみて感じた、良かった点(メリット)と気になった点(デメリット)をまとめました。

 

  • 良かった点(メリット)
    • パーツの合いが非常に良く、全体的にサクサク組み立てやすい。
    • ゲートが極細なので、特別な処理をしなくてもゲート痕が目立ちにくい。
    • 目立つ正面や背面には合わせ目が出ないような、優れたパーツ分割。
    • 左右対称なパーツの裏側に「L」「R」のモールドがあり、非常に親切。
    • パチ組み(素組み)しただけで、完璧に見栄えする圧倒的な色分け・塗装クオリティ。
    • 可動範囲が広く、片足立ちが出来るほど絶妙なバランスを誇る。
    • 関節の強度がしっかりしていて、ポーズの固定がしやすい。
    • 豊富な武装やハンドパーツが付属し、パッケージ単体でのプレイバリューが非常に高い。
       
  • 気になった点(デメリット)
    • 股関節や手首などの鉄アレイ状のジョイントやかなり固く、嵌め込むのに力が必要(その分、完成後は関節がヘタりにくく遊びやすい)。
    • 足首のジョイントや肘関節が、動かしているときに若干外れやすい。
    • ハンドパーツを付け替える際、左右1パーツずつの「手の甲のパーツ」を都度差し替える必要があり、固くて外しにくいため少し面倒。塗装済みパーツなので、擦れて剥げるリスクがある。ハンドパーツ自体も外しにくいので、付け替えが面倒。
    • 塗装済みのパーツは(ランナーが無い事もあり)説明書には番号が記載されていないので、パーツを探すのが若干面倒。

 

という感じで、全体的に非常に満足度の高い素晴らしいキットだと思いますし、誰でも簡単に完成度の高いアクションフィギュアが組めるのは本当に凄いです。
スター・ウォーズファン、特に『マンダロリアン』ファンには間違いなくおススメのキットです!貴重なボ=カターンのプラモデルキットですし、ぜひ手に入れてみてください。

 

このままでも充分すぎる仕上がりですが、大好きなキャラクターですし、モデラーとしてはさらに完成度を上げたいところ。
しばらくこの状態でガシガシ遊んだあとに、きっちり下地処理をした上で全塗装してみようと思います。

ピカピカのディン・ジャリンのアーマーと違い、ボ=カターンのアーマーは結構使い込まれているので、チッピング等のウェザリングを施すのも良さそうです。

 

ではまた!

 


▼Blokees CC06 ボ=カターン・クライズ 製作記のリンク

  1. キット紹介・レビュー
  2. 組み立て・パチ組みレビュー ※この記事

 

 

 

 

 

 

 

 

マンダロリアン ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

Blokees スター・ウォーズ マンダロリアン CC06 ボ=カターン・クライズの製作記1回目です。

 

Blokees(ブロッキーズ)の色分け済みプラスチックモデルキット「ボ=カターン・クライズ」を購入しましたので、早速ランナー状態での各パーツの紹介、およびレビューをお届けします。

 

ボ=カターンは『マンダロリアン』シリーズに登場するキャラクターの中でも大好きなキャラなので、今回のキット化は本当に嬉しいです!

 

まずはボ=カターンのキャラクター紹介から始め、このキットの製造元である新進気鋭のメーカー「Blokees」と、本キットが属するシリーズ「チャンピオンクラス」の解説、そして最後にキット自体の詳細なレビューへと進みます。

 

「色分け済み・塗装済みプラモデル」という、誰でも完成見本のように組み立てられる面白いキットになっているので、ぜひ最後までご覧ください!

 

 

■ ボ=カターン・クライズについて

① 経歴

ボ=カターン・クライズは、惑星マンダロアの名家「クライズ氏族」出身の女戦士です。

 

スター・ウォーズシリーズのアニメ作品『クローン・ウォーズ』にて初登場を果たしました。
当時、惑星マンダロアを統治していたのは彼女の姉であるサティーン・クライズ女公爵(平和主義を掲げ、かつてオビ=ワン・ケノービと恋仲にあった人物)でしたが、ボ=カターンはサティーンの非暴力政策に猛反発し、過激派組織「デス・ウォッチ」の幹部としてテロ活動に身を投じていたのです。

 

当初は打倒サティーン政権のためにジェタイと対立し、オビ=ワンやアソーカ・タノとも刃を交えたボ=カターンでしたが、パルパティーンやダース・モールの陰謀によりマンダロア存亡の危機が訪れ、姉サティーンが殺害されるに及び、故郷のためにジェダイとの共闘を決意します。最終的にモールに支配されていたマンダロアを解放し、実質的なリーダーの座に就くこととなったのです。

 

その後、銀河帝国の台頭により再び故郷を追われた彼女は、アニメ作品『反乱者たち』の時代には指導者としての自信を失いかけていましたが、反乱同盟軍の「ゴースト・チーム」との共闘を経て再起。

古代のライトセーバー「ダークセーバー」を手に内戦状態のマンダロアをまとめ上げ、独立のために再び立ち上がることとなるのです。

 

しかし、強大な帝国の武力を前に敗北を喫した彼女は、民を救うための降伏の証としてダークセーバーをモフ・ギデオンに差し出します。

ですが、帝国は約束を破り、マンダロアへ大量の核爆弾を投下(後に「千の涙の夜」と呼ばれる大虐殺事件)。焦土と化した故郷を離れ、生き延びた数少ないマンダロリアンとともに各地への潜伏を余儀なくされたのです。

なお、ディン・ジャリンやグローグーが所属する「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」は、このときに生き延びた「デス・ウォッチ」の残党が結成した組織です。

 

時は流れて実写ドラマ『マンダロリアン』の時代。

度重なる敗北で自信を失い、失意の底にあったボ=カターンを再び立ち上がらせたのが、ディン・ジャリンとグローグーです。

すぐにトラブルに巻き込まれ死にかけたりしまうディン親子を生来の姉御肌、リーダー気質と戦闘能力で助けているうちに、他のマンダロリアンからの信頼も得ます。

そして余曲折を経てダークセーバーは再び彼女の手に戻り、散り散りになっていた派閥を統合するに至ります。

リーダーとして再起した彼女は、帝国残党の拠点となっていた故郷マンダロアの奪還に見事成功。

 

何度も何度も絶滅の危機に瀕しながら、何千年も生き延びて来たマンダロリアン。

その歴史を体現するかのように数々の苦難を乗り越え、より強くなったボ=カターンは、まさに「惑星マンダロア中興の祖」として、銀河の歴史にその名を刻むこととなったのです。
そして彼女の歌は、後世まで語り継がれるでしょう。

 

② 人物

ボ=カターンは登場するすべての作品において、強く、気高く、芯のある女性として描かれています。二丁のブラスター・ピストル、アーマーに内蔵された多彩な兵装、ジェットパック、そして左腕のパーソナル・コンバット・シールド(エネルギー・シールド)を駆使した戦術を特徴とし、単独での戦闘能力はジェダイとも渡り合えるほどに極めて高いのです。

 

気難しく強気な外見とは裏腹に、本質は非常に真面目で面倒見が良い「委員長気質」な人物でもあります。

グローグーの要請を受け、文句を言いつつもディン・ジャリンの救助に向かい、救出した直後に不注意で底なしの泉に溺れた彼を即座に飛び込んで助け出すなど、情に厚い人柄が大きな魅力となっています。

 

物語の終盤、ディン・ジャリンが彼女に向けて放った以下の言葉は、彼女の持つ高潔なキャラクター性を最も美しく表していると言えるでしょう。

 

「(マンダロリアンをまとめるのに必要なのはダークセーバーや階級、家柄ではない。)
それより大切なのは名誉と忠誠心と、 そして何よりも人柄だ
だから俺はあんたに仕える、レディ・クライズ。
あんたを称える歌はまだ無い。それが謳われるまで俺は仕える。」

 

数々の挫折と大いなる敗北を味わいながらも、常にマンダロアの民のために戦い続けたボ=カターン・クライズは、ドラマ『マンダロリアン』における「もう一人の主人公」と呼ぶにふさわしい存在なのです。

 

③ アニメ版の声優が実写版を演じるという奇跡

アニメ版と実写版のボ=カターンは、容姿や醸し出す雰囲気が完全に一致しており、非の打ち所がないハマり役となっています。これはアニメのイメージに合う女優を後からキャスティングしたのではなく、アニメ版のボ=カターンの声を演じていた女優ケイティ・サッコフ氏が、そのまま実写版のキャストとして起用されたことで実現した、スター・ウォーズファンにとって極めてエモーショナルな奇跡だったのです。

 

元々、ボ=カターンのビジュアルモデルは総監督デイブ・フィローニの妻とされていますが、ケイティ氏がこれほどまでにキャラクターとシンクロできた背景には、以下の理由が挙げられています。

  • 比類なき存在感と骨格:ケイティ自身が「芯の強い自立した女性戦士」を演じさせたら右に出る者はいないと評されるオーラの持ち主であり、元来のキャラクター性と深く重なっていた点。
     
  • 長年にわたるキャラクターへの愛:2012年のアニメ登場から実写化に至るまで長年声を担当し、姉の死や故郷の崩壊といったボ=カターンの壮絶な半生を自ら演じ、理解し尽くしていた点。彼女が実写の撮影で初めて本物のアーマーを装着した際、感極まって涙したというエピソードは有名です。
     
  • 徹底したメイクアップ:実写メイクチームが、アニメ版ボ=カターンの特徴的な外見を現実の顔立ちへ落とし込むため、徹底的な微調整を施した点。

これらの要素が見事な化学反応を起こした結果、声優がそのまま実写を演じて完全な成功を収めるという、スター・ウォーズ史に残る素晴らしいキャスティングが誕生することとなったのです。

 

■ Blokeesと各シリーズについて

① Blokees(ブロキーズ)とは

Blokeesは、現在アジア圏を中心に世界中で急速にシェアを拡大している中国発の新進気鋭トイメーカーです。
そのプロダクトには以下のような際立った特徴があります。

  • コンセプトは「作る×遊ぶ×飾る」:単なる完成品アクションフィギュアではなく、ユーザー自身の手で組み立てる「プラスチックモデルキット」の楽しさをハイブリッドさせた設計が最大の特徴です。
     
  • 工具・接着剤不要のスナップフィット:ニッパーなどの工具や接着剤を使用せず、パーツをパチパチと嵌め合わせていくだけで手軽に組み立てられます。
     
  • ABS樹脂・PVCをメインとした高耐久設計:通常のプラモデルで多用されるPS(ポリスチレン)素材に比べ、強度の高いABSや柔軟なPVC素材を多く採用。組み立て後に「アクションフィギュア」としてガシガシ動かしても関節がヘタりにくく、破損に強い頑丈な構造を実現しています。
     
  • 圧倒的なライセンス展開:『スター・ウォーズ』を筆頭に、『エヴァンゲリオン』『マーベル』『ミニオンズ』など、世界的な人気IPの公式ライセンスを次々と取得し、驚異的なハイペースで立体化を続けています。

 

② シリーズ展開と「チャンピオンクラス」の特徴

Blokeesのスター・ウォーズ関連商品は、実写ドラマから旧三部作まで幅広くカバーしています。
製品ラインナップは、中身の分からないブラインドボックス仕様のミニキットシリーズ(「Galaxy Version」や、パーツ数を抑えた「Champion Class LITE」など)と、キャラクターを指定して購入できる通常ボックス仕様の「チャンピオンクラス」に大別され、今回のボ=カターンは後者に位置します。

 

上位ラインであるチャンピオンクラスの特徴は、主に以下の点が挙げられます。

  • 充実のパーツ数とハイディテール:ライト版(約50パーツ)に対し、チャンピオンクラスは約100パーツ前後(今回のボ=カターンは108パーツ)で構成。外装アーマーのディテールや色分けの再現度が高められています。
     
  • 抜群の色分け・成型色と塗装クオリティ:「塗装不要・シールなし」を謳う通り、成型色によるパーツ分割が非常に精密です。さらに、劇中のメタリック質感やアーマーのマーキングが最初から美しく塗装・プリントされているため、パチ組みするだけでパッケージ写真通りの高クオリティな仕上がりが手に入ります。
     
  • デスクに最適なサイズ感:完成時の全高は約14〜15.5cm(ボ=カターンは14.5cm)。一般的な1/12スケールのアクションフィギュアに近い、飾りやすく存在感のあるサイズです。
    ※デフォルメが施されている点や共通フレームを採用している関係上、正確な縮尺ではありません(バンダイの1/12スケール等とはサイズが異なります)。
     
  • 豊富な付属品と高いプレイバリュー:全身に20箇所以上の可動関節を持つだけでなく、専用のディスプレイ台座・スタンド、劇中の戦闘を再現できるエフェクトパーツ、豊富な交換用ハンドパーツがデフォルトで同梱されています。
     
  • 手頃な価格帯:他メーカーの1万円前後に匹敵する完成品アクションフィギュアのようなクオリティでありながら、実売価格は3,000円前後と、非常にコストパフォーマンスに優れています。

 

■ キット情報

お買い物の参考に、今回のキットのスペックです。

  • メーカー:Blokees(ブロッキーズ)
  • スケール:ノンスケール(1/12〜1/13相当)
  • 製品名:Blokees スター・ウォーズ マンダロリアン CC06 ボ カターン クライズ / Star Wars: The Mandalorian Champion Class 06 Bo-Katan Kryze
  • 型番:75806
  • 発売日:2026年5月22日
  • 定価:3,300円(税込)
  • 購入店:STAR WARS POP-UP STORE by SHIBUYA TSUTAYA
  • 購入日:2026年7月5日
  • 購入価格:3,300円(税込)

 

■ ボックス、インスト紹介

ボ=カターン・クライズ プラモデルボックス

マンダロリアン ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

外箱は、充実したパーツ数の割に非常にコンパクトにまとめられています。
ホログラム印刷がふんだんに施されており、見る角度によってロゴなどの色調が変化するのが格好良いです。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルキットの箱絵

パッケージ背面には、全パーツの構成と簡単な組み立て説明図が記載されています。

 

ボ=カターン・クライズ マンダロリアン プラモデルキット

ボ=カターン・クライズ マンダロリアン プラモデルキット

マンダロリアン ボ=カターン ボックスアート

各側面にそれぞれ異なるポージングの写真が掲載されているのも特徴的で、ホログラムの質感も相まって、箱のままディスプレイしても十分に映えるクオリティです。

これは積プラモデラーやコレクターにとっても嬉しい仕様ですね。

 

Blokees ボ=カターン・クライズ プラモデル

キットの写真が載っていないのは底面のみ。この構成からも、箱を立てて展示することを明確に想定した外箱デザインであることが窺えます。
なお、インスト(説明書)を含め中国語の記載が見当たらないため、こちらはグローバル輸出仕様のパッケージのようです。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

箱の中身をすべて取り出した状態です。各パーツが綺麗に小分けされてパッケージングされています。

 

ボ=カターン・クライズ マンダロリアン プラモデルキット

インストはコンパクトな小冊子形状(B6サイズ相当)となっています。

表紙、背表紙含めて全8ページです。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデル キット

こちらは全パーツリスト。
あらかじめ切り離された塗装済みパーツやクリアパーツに加え、ランナーが計6枚という構成です。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデル組立説明図

組み立て説明はフルカラー印刷で、シンプルかつ非常に理解しやすいレイアウトです。
地味に嬉しいポイントとして、肩アーマーが2種類付属している点が挙げられます。
『マンダロリアン』シーズン3において、ボ=カターンが「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」に合流した証である「ミソソーの紋章」付きのアーマーがしっかりとセットされており、劇中再現が可能です(両肩分付属していますが、右肩だけシルバーのミソソーバージョンにするのがシーズン3仕様です)。こうした細やかな配慮はマニア心を分かっていますね!

 

ボ=カターン・クライズの組み立て説明書

最終ページには武装の換装手順などが詳しく記載されています。
2丁のブラスター、ダークセーバー、エネルギー・シールドなど、多彩な武器の付け替えギミックが楽しめそうです。

 

■ ランナー紹介

マンダロリアン ボ=カターン クライズ プラモデルパーツ

茶色の成型色で構成されたA1〜A3ランナー。
ここにはアーマーの下に覗く布地や関節パーツが割り当てされています。A3ランナーの骨盤まわりのパーツなどは、女性的なプロポーションが見事に造形されています。

 

マンダロリアン ボ=カターン クライズ プラモデル ランナーA1

ランナーのタグ部分には、素材が「ABS」であることがしっかりとモールドされています。非常に親切な設計ですね。確認したところ、6枚のランナーすべてがABS素材でした。

 

本キットはスナップフィットモデルのため、基本的には接着剤不要ですが、もし強度アップや合わせ目消し、塗装を目的として接着する場合は注意が必要です。タミヤセメントをはじめとする通常の「プラスチック用接着剤」では溶着しないため、必ずABS用接着剤か、ABSも溶かせるタイプの流し込み接着剤を使用してください。
ABSの接着方法について詳しく知りたい方は、ぜひ過去の解説記事を参考にしてみてください。

 

スター・ウォーズ プラモデルパーツ ボ=カターン・クライズ

ボ=カターン率いる「ナイト・アウル」の象徴たる鮮やかな水色を再現したB1ランナー、ベスカー鋼特有の金属感を醸し出す銀色のC1ランナー(ウェスター35・ブラスター・ピストルが贅沢に4丁も付属します)、そしてブーツなどの革表現を担当する濃ブラウンのD1ランナーです。
C1ランナーの胸部アーマーの優美な膨らみは、女性マンダロリアンらしい力強さと美しさが同居しており格好良い造形です。

 

ボ=カターン・クライズ用ディスプレイ台座パーツ

ディスプレイ用の台座パーツも同梱されています。驚くべきことに、こちらは最初からランナーのない状態で封入されています。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルキット

そして、Blokees最大のセールスポイントである「塗装・プリント済みパーツ」は、ひとつの袋にまとめて封入されています。
これらのパーツは、ゲートの切り口に塗装が乗らない(素地が露出してしまう)のを防ぐため、あらかじめランナーから綺麗に切り離された状態でパッキングされています(手甲パーツのみ例外)。

 

ボ=カターン・クライズ プラモデルパーツ

塗装済みパーツを並べてみました。
精密な成型色の上から、スプレー塗装や高精度なタンポ印刷が重ねられています。

 

マンダロリアン ボ=カターンのキットパーツ

マスクしてスプレーされたと思われる箇所に、ごくわずかなズレやはみ出しが見受けられる部分もありますが、凝視しなければ全く分からないレベルに収まっています。
ミソソーのマークが施された銀色の肩アーマーなどは、通常の成型色や安価なメッキでは表現できないような、上品なアルミ調のメタリック塗料で塗装されています。

 

ボ=カターンのヘルメットと肩アーマー

さらに素晴らしいのがマーキング類の再現です。ヘルメットや肩アーマーにあしらわれた「ナイト・アウル」の紋章は、一般的なキットであればシールや水転写デカールでの再現になるところですが、このキットではあらかじめ高精度なタンポ印刷で転写されています。これは本当に見事です。

 

塗装済みパーツが袋の中に無造作に入っていたため、パーツ同士の擦れによる塗膜の剥がれが懸念されましたが、入念にチェックしたところ全く剥げていませんでした。非常に強固な塗料が使用されているようです。

 

ボ=カターンのライトセーバーパーツ

唯一、塗膜の微細な剥がれが確認できたのはこの小さなパーツの一部のみ。ほとんど気にならないレベルと言って差し支えないでしょう。

 

ボ=カターンのフィギュアパーツと武器

クリアパーツや、柔軟性のあるPVC製のパーツも同じ袋に同梱されています。
クリアパーツもランナーから切り離された状態になっており、ゲート処理の際に白化しやすいクリア素材の手間が省けるのは、モデラー目線で見ても非常にありがたい仕様です。

 

このように、説明書通りにそのまま組む(いわゆるパチ組み)だけで、誰でも手軽に完成度の高いアクションフィギュアを手にすることができる秀逸なキットです。
卓越した設計により「誰が組んでも全く同じハイクオリティな完成品」になるそのプロセスは、まさに「プラモデルのジグソーパズル」と表現するのがぴったりだと感じました。

 

プラモ本来の「組み立てる純粋な楽しさ」をダイレクトに味わえるため、こうした製品が増えることで敷居が下がり、プラモデルを嗜む裾野がさらに広がっていくのではないかと期待させてくれます。

 

国内メーカーにおいても、以下のように塗装の手間を省いた素晴らしいキットが展開されていますよね。

  • アオシマ:カーモデルの「プリペイントモデル」シリーズ(ランナー状態で塗装済み)
  • ピットロード:艦船モデルの塗装済みキットシリーズ
  • コトブキヤ:美少女プラモデル(アイプリント済みのフェイスパーツ等)
  • バンダイ:ガンプラ等(パーツ分割による凄まじい成型色再現)

これら名だたる国内製品と比較しても、「細部の塗り分けにシールすら一切使わず、完全な塗装・印刷済みで接着剤も不要」という割り切った仕様は、Blokeesならではのアドバンテージであると感じます。

 

そのまま素組みするだけで120点満点の完成度を誇るキットですが、では我々のような模型マニアが手を加える余地が皆無かと言えば、決してそんなことはありません。
パーツの成型上、パーティングラインは随所に存在しますし、一部には合わせ目も発生します。これらを丁寧に処理し、ピンポイントで部分塗装やウェザリングを施したり、思い切って塗り直してみたりするのも非常に面白い素材です。

 

私自身、まずは一旦パチ組みで全体のプロポーションや可動を確認し、そこからどのようなアプローチで仕上げていくかじっくりプランを練ろうと考えています。

 

ということで、次回の記事では実際にパチ組みを進める工作の様子と、無加工・無塗装での素組み完成状態をじっくりとご紹介します。
 

ではまた!

 


▼Blokees CC06 ボ=カターン・クライズ 製作記のリンク

  1. キット紹介・レビュー ※この記事
  2. 組み立て・パチ組みレビュー