本当は服従を望んでいるのに、平和を望むと言う多くの人々
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-3eccd4.html
「平和」を望むという人々の言葉には余り注意を払わずに、代わりに、目的を実現するため、彼らがどんな行動を支持しているかに焦点を合わせて頂きたい。
そうすれば連中が本当に望んでいることの真実をあなたは見られるはずだ。
ケイトリン・ジョンストン
2024年1月24日
『物語のマトリックスの端』からのメモ
平和を望むと誰もが言うが、その意味は違う。
反帝国主義者にとって、平和とは暴力、抑圧、搾取の終焉を意味する。
シオニストにとって、平和とは、パレスチナ人が屈服して自分たちの運命を受け入れ、近隣諸国がイスラエルに逆らうのをやめることを意味する。
アメリカ帝国支持者にとって、平和とは、世界中の全ての国が、アメリカ一極覇権に服従することを意味する。
平和が欲しいと多くの人が言うが本当に欲しいのは専制政治だ。
もしあなたにとっての「平和」が、他の住民がひれ伏して、あなたの意志に服従することを意味するのなら、あなた方の戦争が平和を実現するために行われていると信じるのは、あなたにとって全く理にかなっている。
もし平和の定義が、あらゆる暴力と虐待の停止を意味するなら、あなたは停戦、和平交渉、外交、緊張の緩和、帝国主義的搾取の停止、アパルトヘイトや不正の終焉を支持するはずだ。
「平和」を望むという人々の言葉には余り注意を払わず、代わりに、その狙いを実現するためどんな行動を支持しているかに焦点を当てて頂きたい。
そうすれば彼らが本当に望んでいる真実を、あなたには見えるはずだ。
Make no mistake: Israel has lost control of the narrative about Gaza, and they are very, very worried about this. That's why they're making big moves like the below. Don't let anyone tell you your efforts to expose Israel's criminality to more people make no difference. https://t.co/CCioIt78AA
— Caitlin Johnstone (@caitoz) January 19, 2024
「ハマスがいなければ世界はもっと良くなると我々全員同意できるだろうか?」と問う人々がいる。
これは、ハマスを、パレスチナ人に強制された物質的状況から自然に出現したものではなく、外部からパレスチナに押しつけられた、ある種侵略的な異質な存在と見なす場合にのみ意味をなす類の質問だ。
支配権力に徹底的に抑圧され、暴力的に迫害されている人々の集団があれば、傷口から血が出るのと同様、確実に支配権力に対する暴力的反対が出現するのを目にするはずだ。
ハマスが10年前に完全に抹殺されていたら、今日イスラエルに対する暴力を組織するパレスチナ人集団が、その名か別の名で存在していたはずだ。
もし明日ハマスが完全に殲滅されれば、数年のうちにイスラエルに対する暴力を組織するパレスチナ人集団が出現するはずだ(もちろん、これが全て終わった時パレスチナ人が残っているのを前提としている)。
だれかが私の首を絞め始めたら、どこかの時点で私は彼の目をえぐり睾丸を潰そうとする。
人間が十分な実存的圧力にさらされているのに気づいた際、それが起きる。
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ハマスがいなければ世界はもっと良くなるだろうかと問うのは、コートがなければアラスカはもっと良くなるだろうかと問うのと同じくらいばかげている。
アラスカにおけるコートの存在は、その地域の物質的条件の自然な帰結で、アラスカ住民にとって、その物質的条件が持続する限り、必然的にコートが存在するだろう。
ハマスがいなければ世界は良くなるのかと問うのではなく、ハマスを不可避にする条件がなければ世界はもっと良くなるのかと問うべきなのだ。
バイデンは、ガザでの大量虐殺を支持する一方、イエメンで新たなアメリカ戦争を始めたが、どちらも彼に反対するはずの政党に全面的に支持されている。
しかし、ぜひとも、今年の残りの期間、アメリカ大統領選に集中してお過ごし願いたい。
アメリカ大統領が誰かなど、もはや重要ではないと、どうして言えるかご存知だろうか?
彼らが暗殺されなくなったからだ。
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バイデン政権によるイエメンでの戦争行為の正当化は、世界経済は活発な大量虐殺の中、全く抑制されずに進むべきだという馬鹿げた仮定を前提としている。
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ジェノサイドを阻止しようとしている中東の最貧国を爆撃する世界最強の政府を支持するのは、 あなたが一つの政治的意見に詰め込める最も精神病質的追従だ。
Feminism was supposed to mean freeing women from oppression and inequality. Now it means gunning down civilians for being the wrong race. pic.twitter.com/bRzbcA0h45
— Caitlin Johnstone (@caitoz) January 19, 2024
イスラエルが容赦なく殺人的で虐待的なのはユダヤ人が運営しているからではなく、それが既に存在している文明上に突然作った民族国家を維持する唯一の方法だからだ。
モルモン教国やロマ国が存在していたら、同じことになっていたはずだ。
独自の民族的・宗教的成り立ちで、周辺諸国と関係がある既存の国を奪い、その上に、その地域の人々よりも特別で優位だとされる移民の洪水で、真新しい人工民族国家を作れば途方もない紛争が発生する。
また、支配的集団が至上主義的イデオロギーを信奉して、自分たちは他集団より上位で、国家から優先扱いを受けても、なぜ問題ないか正当化するのを見ることになる。
こうしたことは、民族的、宗教的構成がたまたま何であろうと必ず起きる。
どうして、そう確信できるのだろう?
なぜなら、歴史で、ユダヤ教徒やイスラム教徒と全く無関係な他の入植者・植民地主義者プロジェクトで、それが何度も起こるのを見てきたためだ。
ユダヤ人やユダヤ教の問題ではなく、1940年代に既存の文明上に置かれた民族国家の性質と性格の問題なのだ。
そのような国家を樹立し維持するため、どれほどの暴力が必要かという点において、宗教や民族は、ほとんど全ての他ものと置き換え可能なのだ。
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ガザにおけるイスラエルの行動には反対するが、ガザにおけるイスラエルの行動をバイデンが支持するのに強く反対しない人々は、実際は、ガザにおけるイスラエルの行動に反対していない。
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大半はアメリカ人による「イスラエルとハマスのことなど知ったことではない。我々に関係ないし、我々は関わらないようにすべきだ。」という類いの無知な発言を私は良く目にする。
この発言は、ガザでの虐殺を止めるため、アメリカが中東問題に干渉して欲しいと人々が望んでいるという誤解から生じるものだが、この地域におけるアメリカの「人道的介入」は一貫して悲惨で、しばしば非常に高くつくのを学んだため、最近は多くのアメリカ人が反射的に反対するようになっている。
だが介入は求められているものではない。
求められているのは、アメリカがイスラエルとガザへの介入をやめること、つまり既に行われている介入を終わらせることだ。
もう何年間も、毎年何十億ドルもの兵器をアメリカはイスラエルに注ぎ込んでおり、10月7日以来、ガザで起きているイスラエルによる虐殺を支援するため更に多くの兵器を送っている。
ガザにおけるイスラエル戦争行為を支援するのをアメリカがやめれば、この戦争行為は必然的に終わらざるを得ないはずだ。
11月にイツハク・ブリックという名の退役イスラエル少将がユダヤ・ニュース・シンジケートに語った通り「我々のミサイル、弾薬、精密誘導爆弾、飛行機、爆弾は全てアメリカ製だ。蛇口を閉めた瞬間、戦いは続けられない。あなた方には能力がない...アメリカ合州国なしで、この戦争を戦えないことは全員が理解している。以上終わり。」
自国政府が外国紛争に関与して、外交問題に介入するのを望まないなら、アメリカが支援するガザでの虐殺に反対すべきだ。
アメリカ人がとるべき反介入主義の立場は、この大規模残虐行為をバイデン政権が積極的に助長するのをやめるよう要求することだ。
過去のホロコーストを追悼しながら現在のホロコーストを応援
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-774bbb.html
過去のホロコースト記念日に、帝国経営者連中が敬意を表し、厳粛な言葉を述べる一方で、今のガザでの大量虐殺を熱心に支援しているのは何ともシュールだ。
職員30,000人で構成される国連難民救済事業機関UNRWAの職員12人が10月7日のハマスによる攻撃に関与したというイスラエルの主張を受けて、ガザの主要人道支援機関、国連難民救済事業機関に対しアメリカと同盟8カ国が資金提供を停止した。
https://www.axios.com/2024/01/26/unrwa-gaza-hamas-israel-attack
この疑惑は、南アフリカがイスラエルに対して起こしたジェノサイド訴訟で、国際司法裁判所のイスラエルに不利な判決と都合よく同時期に起きて、欧米マスメディアの見出しは即座にICJ判決と置き換わった。
南アフリカの主張は根拠がないとアメリカは否定し続けている。
主に「10月7日の攻撃で逮捕された過激派の尋問」により、国連難民救済事業機関職員に関するこの情報をイスラエル諜報機関が入手したとイスラエル高官がAxiosに語った。
https://www.axios.com/2024/01/26/unrwa-gaza-hamas-israel-attack
尋問に拷問を利用する長い歴史がイスラエルにはあり、ここ数カ月、捕らえられたハマス戦闘員に拷問が利用されなかったと考える理由はない。
おさらいしよう。
信用できると国際司法裁判所が判断したジェノサイド告発は、荒唐無稽なウソ(本当)だ。
たった一件の虐殺にさえ反対する価値がない。
拷問で引き出された国連難民救済事業機関職員に関する根も葉もない主張は、絶対真実(ウソ)だ。
ガザの人々への人道支援を終わらせるに値する。
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イスラエル政府の証明されていない主張を皆が真剣に扱うのは一体なぜだろう?
何かに関し、あなたが主張するたびに、政治/メディア支配階級全体があなたを笑い始める前に、あなたが広められるウソの数には限界があるはずだ。
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ホロコースト記念日に哀悼の意を表して帝国経営者連中が厳粛な言葉を発する一方、今のガザでの大量虐殺を熱心に支援するのを見るのはなんともシュールだ。
Today, we mourn the more than six million Jews and persons of other groups murdered and persecuted during the Holocaust by the Nazis and their collaborators. We must apply the lessons of the Holocaust to combat all forms of intolerance and build a world where hate has no place.
— Secretary Antony Blinken (@SecBlinken) January 27, 2024
過去のホロコーストを追悼しながら、今のホロコーストを支援するのは一段上のディストピアだ。
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「安全地帯」とされている場所で、ITVニュース・クルーの目の前で、イスラエル国防軍が白旗を掲げたパレスチナ人男性を銃撃して殺害し、世界中で大見出しになった。
先月、白旗を振っていた逃れたイスラエル人人質三人をパレスチナ人と間違えて殺害して以来、
白旗を振るパレスチナ人をイスラエル国防軍が日常的に殺害しているのは否定できない。
欧米マスコミがそれを撮影したのは、今回が初めてだった。
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民主党大統領再選運動の年は、同じ大統領が支援する大規模な大量虐殺と重なり、民主党の本当の顔を、私の記憶より、はっきり暴露している。
子ども殺しジェット機50機と子ども殺しヘリコプター12機をイスラエルに送る準備をバイデンはしているが、今年は選挙年で、トランプが実に悪人なので、我々はこれに余り焦点を当ててはいけないのだ。
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ましな方に投票するという論理を私は知っている。
文字通り大量虐殺を支持し、核の瀬戸際政策を進める大統領を「ましな方」と呼ぶ論理を私は理解できない。
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何千人もの子どもをイスラエルが殺すのを支援したいと考える大統領候補二人のどちらかを選ばなければならない政治体制は存在を許してはならない政治体制だ。
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Crazy how this murderous ethnostate is still demanding the world's sympathy. https://t.co/CmYdJ5bFH0
— Caitlin Johnstone (@caitoz) January 27, 2024
10月7日以来、ウソに次ぐウソをイスラエルは見破られてきたのに、10月7日に起きたことのいくつかについても、イスラエルがウソをついた可能性があると考えるのは、狂気の反ユダヤ主義で、ホロコースト否定主義だと信じるように我々は期待されている。
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2020年、若者は人種差別や不正義への抗議に費やし、2022年、人々に占領軍が爆弾を投下するのは悪いと言われて過ごしたが、2023年、人種差別的で不当な爆撃作戦をイスラエルが開始した際、若者がそれに反対するのを見て、どういうわけか年配世代は驚いた。
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アメリカ帝国の軍事力こそ、イスラエルの存在を可能にしているので、イスラエル防衛はアメリカ帝国防衛だ。
この二つは切り離せない。
イスラエル擁護論者は、中東の強靭な弱者国家、迫害されている宗教的少数派を擁護するふりをしているが、実際は、これまでに存在した中で最強力な帝国、21世紀最も残忍な専制的権力構造を擁護しているのだ。
「ルールに基づく国際秩序」という魔法の言葉
バレるとヤバイ密室で行わる武器輸出ルール見直し 3 ~殺傷武器完成品輸出~
トランプに付いたヘリテージ財団 ~民主党の不正選挙を防げるか~
アメリカ軍事侵略の手先 2
自分は安全な場所にいて「祖国のために戦えますか」という老醜