【パリ発】高校生までが反マクロンデモ 「教育改革は格差・貧困の固定化」
http://tanakaryusaku.jp/2018/12/00019255
後ろ手のポーズで路上に座り込んだ高校生たち。クラクションを鳴らす車両もあったが、拳を突き上げるバイクライダーもいた。=11日、パリ警視庁手前の交差点 撮影:田中龍作=
きょう11日、パリ警視庁手前の交差点で高校生たちが悲愴な抗議行動に出た。
彼らは後ろ手になって横断歩道上に座り込んだのである。経緯はこうだ―
パリ郊外の高校生たちが6日、マクロン大統領の教育改革に反対し、デモをしていたところ機動隊に拘束された。
パリ郊外の高校生たちが6日、マクロン大統領の教育改革に反対し、デモをしていたところ機動隊に拘束された。
ひざまずかされ、後ろ手にされた姿がSNSで配信された。
ショッキングな映像はフランス警察への強い批判を呼んだ。
デモの原因となったマクロン大統領の教育改革とは、大学入試制度の厳格化だ。
内申書など学業成績が重視されるのだが、高校のブランドにより内申書の評価基準も変わってくる。
ブランドの低い高校の生徒が、人気の高い大学に入るのは困難になるのだ。
格差の固定化、貧困の固定化につながるとして、フランス社会に反対の声が根強い。
マクロン大統領の教育改革に反対し、警察の弾圧に抗議するのは高校生が中心だったが、専門学校生、大学生も加わった。
「マクロン、デミッション(辞めろ)」「アンチ、キャピタリスト」。シュプレヒコールが繰り返された。マクロン大統領が資本家の手先となっていることに学生は反発を強めていた。=11日、パリ市内 撮影:田中龍作=
抗議の座り込みをした後、学生たちはパリの大通りをデモ行進した。
参加者は3,000人くらいにまで膨らんだ。
「教育は誰のためにあるのか? 私たちのものだ」
「マクロン辞めろ」
「(私たちは)アンチ資本家だ」
若いシュプレヒコールが初冬のパリに響いた。
インタビューした女子高校生は「(教育改革は)私たちのチャンスを奪うから反対」と険しい顔で答える。
マクロン大統領の政策は高校生にまで反感を持たれる始末だ。
最高権力者が金持ち以外のあらゆる層から「辞めろ」と言われる国に未来はない。
学生たちは機動隊を見かけるとブーイングを浴びせながら後ろ手のポーズで座り込んだ。=11日、パリ市内 撮影:田中龍作=
~終わり~
フランスの抗議デモが、単なる増税に抗議するためのものではなく、ロスチャイルド家に代表される金融エリートたちに対する反乱である ~今後、短期間でフランスの黄色いベスト運動が世界中に拡大する~
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=182821
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=182821
フランスの抗議デモが、単なる増税に抗議するためのものではなく、実のところ、ロスチャイルド家に代表される金融エリートたちに対する反乱であるとのことです。
記事では、“今後、短期間でフランスの黄色いベスト運動が世界中に拡大すると思います”と書かれていますが、おそらくこの通りになるでしょう。
“フランス国民は全世界に向けて、もう金融エリートの奴隷にはならないと意思表示をしている”というのが、このデモの本質だと思います。
フランスのロスチャイルド家が攻撃されていることと、トランプ大統領のこれまでの発言、そして、やのっちさんのツイートにあるQの文字が入った黄色いベストを見ると、このデモの背後にトランプ政権が居ると推測されます。
カルロス・ゴーン氏の逮捕のタイミングを考えると、この推測は正しいのではないかと思います。