【東京選挙区】三宅洋平が出馬 山本太郎の67万票がどう動くか
http://tanakaryusaku.jp/2016/06/00013843
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「自民党もびっくり、マスコミもびっくり、アイツが選挙に行った。そんな選挙にしたい」。三宅洋平は抱負を語った。=14日、渋谷ハチ公前 撮影:筆者=
田中康夫(おおさか維新公認)の参戦までは凡戦に終わりそうだった参院東京選挙区。
公示一週間前になって動きが出た。
ミュージシャンの三宅洋平(37歳)が無所属で出馬することをきょう午後、表明した。
三宅候補予定者は、友人の山本太郎参院議員に付き添われる格好で記者会見を持った。
記者会見の場所は渋谷ハチ公前。
前回の選挙フェスなどでおなじみの場所だ。
三宅は出馬の動機、選挙への抱負を次のように語った ―
「次の選挙があるか(どうか)分からない。
今回がラストチャンス。
70年前、緊急事態条項で選挙がなくなったことがある。
先の戦争だった。
(今度の選挙は)勝ちに行きます。
なんとか(暴走する)国会を止めて、なんとか野党共闘をもう一度。
今回ばかりはヤバイらしい。
選挙に行ったほうがいい、と火付け役になりたい」。
三宅の危機感は本物だ。
言葉だけが躍るどこかの候補と違って、三宅の言葉は聞く者の胸にストレートに飛び込んできた。
東京選挙区は改選議席が一つ増えたことによりボーダーが下がる。
60万票弱で当選する可能性もある。
選挙戦は山本が参謀役を務める。
前回(2013年)山本が獲得した67万票がどう動くか。
(敬称略)
「3年前から山本太郎を一人にしてはいけないという一念だった」。=14日、渋谷ハチ公前 撮影:筆者=
~終わり~
山本太郎氏 舛添知事騒動に陰謀説 政権与党がスピンコントロール
参議院議員の山本太郎氏(41)が14日、東京・渋谷で、7月10日投開票の参議院議員選挙に無所属で東京選挙区からの出馬を表明した、ミュージシャンの三宅洋平(37)の応援演説を実施。
世間を騒がせている舛添要一都知事(67)の公私混同疑惑について、政権与党による“陰謀説”を唱えた。
山本氏は舛添知事について
「混乱を作り出した原因は舛添さんですが、中身はかわいいもんですよ。『セコい』の一言で終わり!」
とし、
「事務的な力はすごく高い方、仕事はちゃんとする人です。私物化をしたことは責められて当然ですが」
と一定の評価を下した。
その上で
「『スピンコントロール』ってご存じでしょう?
今、目の前にある本当に解決しなきゃいけない問題に煙幕を張る、
フォーカスをそらすために、
別のところで騒ぎが起こってるんですよ。
舛添さんをやめさせる、やめさせないよりも、もっとひどいことが国家の中枢で行われてるんです!
これは間違いなくスピンコントロール」
と、政権による“隠蔽工作”であると主張。
「参議院選挙に対しての注目をそらせる、現在の政権に対してネガティブな部分を出さない。
だって、舛添さんがこれだけ叩かれてるのに、どうして甘利さんが睡眠障害が治ったと言って出てくるんですか?
あり得ない話でしょう。
舛添さんなみにバッシングしてみろと」
と語気を強めた。
山本氏はさらに
「この国を、持続可能な形で次の代に続けていくために、これ以上行ったら引き返せないところまできている」
と、日本が危機的状況にあることを強調。
「だから今、国が決めている、政府がやっている、自民党がやっている、経団連がやっている、そのような状況に目を向けて、どうしていくべきかを話し合う時。
いつまで(舛添知事を)叩いてるんだよと」
と、報道のあり方にも苦言を呈した。