甘利氏の政治活動再開だけは許してはいけない
http://天木直人.com/2016/06/07/post-4683/
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あれほどあきらかなあっせん利得処罰法違反であったのに、東京地検はあっさりと不起訴処分で終わらせた。
そして、待ってましたとばかり、きのう6月6日、甘利前経済再生大臣は、政治活動再開宣言をした。
ウソのような話だが、きょうの各紙を見ると、雲隠れしていた甘利氏が堂々と記者の前にあらわれて本当にそう宣言している。
もっと驚いたのは、菅官房長官が記者会見で語った言葉だ。
「甘利氏は安倍晋三政権において極めて大切な政治家だ。ご本人が早く一線で活躍してくれる状況になればいいなと思う」と。
野党と国民はここまでなめられているのだ。
どうりで舛添叩きが大騒ぎになるはずだ。
ここまで舛添が叩かれ、世論の反発が舛添に向かえば、甘利の事など皆忘れてしまう。
メディアの若造記者は、舛添には容赦なく質問をぶつけるが、菅官房長官には決して甘利追及の質問はしない。
まさしく安倍政権一強の現実そのものだ。
安倍政権のメディア支配そのものだ。
野党が安倍政権を倒したいのなら、いますぐ甘利氏を国会に証人喚問して徹底的に追及すべきだ。
甘利氏の現金授受疑惑問題を再燃させ、国民の怒りを安倍政権に向けるのだ。
それが出来ないようでは選挙に勝てない。
安倍暴政を阻止することなど、夢のまた夢だ。
野党はいますぐ甘利疑惑を徹底追及し、安倍政権打倒の本気度を国民に見せよ
(了)
舛添知事の公正なる第三者の検証は、正に舛添氏の金で雇われた弁護士の、検証ではなく弁護報告であった。
元検事の郷原氏がテレビで見解を述べていたが、刑事犯罪の元検事として一番のポイントであるとわかる、木更津のホテルで面会していた関係者を直接確認していないのは、逆に最も触れられたくなかったからと言っていた。
このポイントが、虚偽記載として唯一、違法性を問われるからだ。
それにしても、この舛添氏の騒ぎで最も喜んでいるのは、甘利議員であろう。
彼が屋外で記者会見していた顔は、全く不眠で苦しんだ痕跡もない。
医者からやっと許可を得たという。
舛添氏が随分叩かれているが、本来、利得斡旋処罰法のど真ん中で叩かれるべきは甘利氏である。
ロッキード事件で田中元総理を逮捕した堀田検事は、今回は実際にお金を渡した人物の録音(証言)があり、これを起訴しないのは、ありえないと述べていた。
甘利議員は、検察審査会に告訴された。
これから審査員が選ばれる。
小沢氏の場合は、検察審査委員が意図的に選ばれたとされている。
また審査会に出てきた検事も、意図的に小沢氏が真っ黒だと誘導した。
今回は強制起訴を免れるため、逆の意味で審査員を操作されないかと心配だ。
今の安倍政権なら何をやるかわからないと思っている。
甘利氏が、舛添事件の騒ぎの陰に隠れて逃げ通すなら、本当に日本には法がないと思わざるを得ない。
何とか、検察審査会の2回の起訴で強制起訴して、法廷に引っ張り出してほしい。
甘利氏も今回の事件で第3者に検証してもらうと言っている。
それが、今回の第三者の弁護士であるヤメ検マムシの佐々木善三氏なら、これは喜劇である。
これは逃げられない!甘利明を刑務所にぶちこめ!