きなこ日和 ~キャッスルマン病あれこれ~ -3ページ目

骨折後7日め・治療方法変更

手術が中止された後、皮膚科の先生によるアレルギー等の検査が行われました。

結果から言うと、麻酔薬に対するアレルギーはありませんでした。(陰性)
多分、普通のじんましんがたまたま発症したのだろう、との事でした。
でもまた手術しても必ずしも起きないとは限らないので結局手術は無し!に。
ギプスで固定する保存療法になりました。

本来、要手術の骨折を保存療法で大丈夫なの?
一体、どのくらいの期間がかかるの?
私の頭は不安でいっぱいでした。

あぁ、滑って転んだばっかりにこんなことに・・・。
・・・といろいろ考えても今さらしょうがありません。
こうなったら、先生の言うことをおとなしく聞いて治療するのみ!です。

といっても、まだ膝周りが腫れているのでギプスは腫れが引いてからです。
同時にリハビリも始まるそうです。
頑張らなくちゃ!!

サイアクの結末

え~っ!?
うそ~ん!!
なんでー!!
主治医の言葉に耳を疑う私。
麻酔の眠気なんていっぺんに吹き飛びましたとも!!

なんでも麻酔薬が半分くらい入ったところで、全身に赤い湿疹が出現したらしい。
その状態で皮膚を切開するのはリスクが高すぎる!
ということで、緊急中止になったようです。
今までアレルギーらしきものに見舞われたことが無かったのに、何故この局面で~!
と、自分の運の無さに泣きたくなりましたが、仕方ありません。
オペ室の看護師さん達が色々慰めてくれましたが、ほとんど耳に入らず。
茫然自失の体で病室に戻りました。
病室に帰ると妹が来てました。
彼女は手術の終わる頃に来る予定だったので、えらい早いなー、と思ってましたが(私が病室に帰って来たのは当初の予定より1時間くらい早かったから)、
聞いたところによると、家でお出かけの支度をしていたら、病院から電話がかかってきて、
「大至急病院に来てください!!」
と言われたらしい。訳を尋ねても
「とにかく急いで!!」
と言われ、もしや手術失敗!?と思って
ドキドキしながら来たらしい。
看護師さんも思わせ振りだよー!
妹に心配かけちゃったよ!
ある意味衝撃の展開ではありますが。

しかし現金なもので病室に帰ってきて、しばらくすると朝食を食べてないことを思いだし、もーれつな空腹感に襲われました。
なのに一応手術後扱いで、6時間は絶飲食。
けれど耐えられずにお見舞いで頂いたバームクーヘンをパクパク。
もちろん何の体調の変化も無し!
そりゃそーだよね、麻酔薬半分しか入ってないもん!
喉も乾いたので、ジュースもごくごく。

その後看護師さんからお腹空くだろうけど夕食まで我慢してねー
と言われ、
「はーい」
と笑顔で答えた私なのでした。

骨折後6日め・手術日

いつの間にか、うとうとしていたらしく看護師さんの名前を呼ぶ声で目が覚めました。
朝、服用する薬を飲んで(手術前の最後の水分補給も兼ねて多めに)、
『あぁ、とうとう来てしまったなー』とぼんやりしていると、
手術着への着替えを促され(初めてのT字帯!)程なくして手術室のある階にベッド移動が始まりました。
この時にはドキドキを通り越して、どこか他人事のような気持ち。
手術室のあるエリアの自動ドアを抜けると、準備万端で待ち構えているオペ室の看護師さん達。
一気に緊張MAX!!
いよいよ手術室です。
手術台に乗せられると、助手の麻酔医さんが麻酔薬を点滴するための針を刺そうとしてましたが、なかなか入らずもたついてると私の頭の上から厳しい言葉が。
どうやらメインの(?)麻酔医の先生は私からは見えないけど、頭付近にいるらしい。
次にメインの先生は看護師さんにも何かチェックを入れてたみたいで、なんとなく女王様チックな先生でした。
それらのやり取りが面白くてついつい観察しまくっていたら、口元にゴムのマスクがあてられました。
『あー、このマスク日本製だー』
と思ったのを最後に意識が無くなりました。
その間、どれくらい経ったのか?
体感的にはまばたきして目を開けたら終わっていました。
そして突然感じる喉の違和感!
意識が無い間呼吸を助けるための管が入っており、それが引き抜かれてやっと目が覚めました。
『終わった~!』
と、安堵する私に執刀医でもある主治医の先生が告げたのはひどく衝撃的な一言でした。
「手術、中止になりました。」
・・・・・・・・。
は~っ!?びっくり