きなこ日和 ~キャッスルマン病あれこれ~ -2ページ目

入院後、初アクテムラ

ギプスを付ける前日に入院して初のアクテムラを投与しました。
かかりつけの病院以外でアクテムラをやるのは初めてだったので、
『ここはどんな手順でやるのかなー?』
と、不安と好奇心が半々。
お昼御飯の後、血液内科の先生が病室までやって来られて、整形外科の看護師さんにいろいろ指示されてました。
そして、入院して初めてだからか心電図の電極まで付けられてしまいました。
・・・いやー、もう8年くらいやってますんで、こちとら。
そんな厳重警戒要らないんすケドー。
ちょっとメンドイなーと思いつつも、いざドクターによる穿刺開始。
特に血管を探す訳でもなく一発でOK!
スゴイ!!今までの中でいちばんのゴッドハンドや!!
しょっちゅう針を刺される身としては、注射の上手な人はマジ尊敬です!
その後、先生の指示でポンプの設定をする看護師さん。
うーん、最初の15分が時間20ミリで、その後100ミリって・・・。
終わるの1時間越えるじゃん!
なので、先生がいなくなったあと看護師さんに
「大丈夫なんで、時間130でお願いします!」
とお願いしましたが、敢えなく却下。
あぁ、いつも1時間で終わるのに、今日は長丁場なのね。
しかも15分おきに熱と血圧計るって・・・。
だから今まで何とも無かったんだってー!!

とにかく疲れた『初・アクテムラ』でした。



 

ギプス3日め・リハビリ開始

ギプス付けた翌日は透析日だったので、1日おいて3日後からリハビリ開始しました。
 ○ギプスの先から出てる足の指をグーパ ーする運動
 ○健康な方の足(健足)を仰向けに寝た状 態で上げ下げする運動
 ○仰向けの状態で骨折した方の足(患足)
 を股関節を起点に横にスライドさせる運 動
等をして、身体をほぐした後、平行棒に移動して立つ練習をしました。
ギプスの足は免荷なので、床に着けないように、やや右斜め前に出して左足だけで立つのですが、それまで2週間近くほぼ寝たきりだったのでとにかく辛い!!
特に動くわけでもないのに、額から汗がタラタラと・・・。
立つだけでこんなに疲れるとは!
自分の体力の激落ちぶりに愕然としました。
立つだけでこんなになるなら、松葉杖とか使えるの!?
と、先が思いやられる私。
しかし、当面の目標は
『脱・車椅子!』、『祝・松葉杖歩行クリア!』
なのです。
頑張るんだべ!

骨折後11日め・ギプス固定

膝周りの腫れが引いてきたので、いよいよギプスで固定することに。
外来のギプス室に運ばれて固定スタート!
何しろ生まれて初めての体験。
どんな手順で行われるのかも、全くの未知!
ぼんやりと昔、テレビで観た光景を思い出し、石膏的なもので固定するんだろうなーと考えていました。
でも実際は違ってて、まずベージュっぽい色のもも引きの足だけみたいなのを履かされました。
それから固い繊維の入った包帯をくるくる巻かれ、骨折部分は三重巻きでした。
『あら、最近のギプスは固くないんだ!』
などとアホなことを考えているうちに、
巻かれた包帯はみるみる固くなっていき、ちゃんとしたギプスに!

しっかりと骨折部分は固定されました。

イメージではもっと重いのか、と思ってましたが、計ってみると300g。
(透析時に体重を計らないといけないため、ギプス固定の前後で体重を計って
ギプスの重さを割り出したのです。)
意外にもギプス本体はそんなに重くないんだなー。

その後病室へ帰るとリハビリの担当の先生がやって来て、リハビリ室の見学に行くことに。
リハビリの先生は顔もしゃべり方も優しそうで、安心。
早速リハビリの手始めとして車椅子の乗り方からレクチャーされました。

右足はギプス固定期間は免荷なので、左足だけで乗るので、とっても大変!!
ギプス自体はそんなに重く無いはずなのに、足が加わると激重!!
足の付け根から抜けるかと思いました!

でも苦労の甲斐あって、久しぶりに身体を起こした状態で見た世界は、とても新鮮でした。(それまで移動は全てベッド移動だったので)
リハビリ室の全身が映る鏡で自分の姿を久しぶりに見て、
『あ~!髪型が~!』
と自然に思うことができたので、精神的にも少しずつ落ち着いてきたのだな、と感じました。
私は透析があるので、リハビリは一日おきにしか出来ませんが、頑張って治すぞー!!
ビバ!リハビリ!!