友人のお誘いで、お茶会に行ってきました
せっかく写真撮ってもらったのに、帯から扇子とスマホが飛び出とる...

こんにちは、京都市山科区で
夫と2017年生まれの娘の3人暮らし
着付け講師のきむら くみこ です
「着物を着る機会と言えば、お茶会(茶道)」って方も多いのでは?
着物で外出した時に「お茶習ってるの?」と声をかけられたり...
着付けのご依頼や、レッスンを受講くださる方の中にも茶道の時に着たいという方が多いです
だが、しかし。
私、着物の講師をしてますが
実は・・・茶道って敷居く感じていました
決まりごとが多くて、大変ってイメージ

小学生の頃に、近所に茶道の先生がお住まいだったので、同級生と一緒にお茶を習いに行っていた時期がありますが、当時は、ほぼお菓子目当て
随分昔のことなので、忘れてしまっていることも多いですが、
畳の縁を踏んではいけない
襖を開ける時はこの手順で、閉める時はこうやって
お点前は、こうせねばならない
そんなルールが沢山で覚えるだけでも大変な感じ
そんな私が、ご自身も初心者と言う着物講師仲間の友人に誘ってもらい、お茶会に参加してみることに
大人になってから、いわゆる「ちゃんとしたお茶会」に行かせてもらうのは初めて
最初は、まぁ、誘ってもらったし一回行ってみてもいいかなぁ
くらいに思っていたのですが...
そこは、流石
茶道のおもてなしの世界のプロ
先に感想を言ってしまうと、いい意味で期待を裏切られました

初心者でも居心地よい空気を作って下さったのは、
亭主さん(ていしゅさん: お茶会、お茶会を主催し、客人をもてなす「席主」のことです。お茶を点てるだけでなく、お菓子や茶器の説明をしたり、お茶会全体の進行を管理する役割を担います。 )
正客さん(しょうきゃくさん:お茶会で客の代表となる、最上位のお客様です。上座に座り、亭主と会話をしたり、お茶やお菓子を最初にいただくなど、亭主と対話し、茶会の進行を導く重要な役割を担います。経験者や、茶道の知識が豊富な人が務めることが多いです。 )
末客さん(まっきゃくさん:お茶会で一番後ろの席に座り、茶道具の片付けなど、茶事全体が円滑に進むように配慮する役割を担う人。正客の次に重要な役割)
一緒に参加した友人
のおかげ
茶道初心者の友人と私は、正客さんと末席さんの間で、私は隣の友人をチラ見しながら参加させてもらいまいたが、「少々間違えても大丈夫よ、楽しんで」という空気を皆さんから感じられた気がします
当日は、京都四条寺町を少し北に行ったところにある、「蓬莱堂」さんの前で待ち合わせ

店舗の奥の、のれんの先へ

ここで受付を済ませ、上着や荷物を置いて、亭主の寒川 和恵先生にご挨拶
今日のお軸の説明をしていただき、

友人の後ろについて、さらに奥へ

更に奥の、一度外に出た先に

お茶室への入口がありました

参加させてもらったのは、「薩摩」をテーマにした会


こちらは「慶」という字だそう

先生によると、「書は見て絵は読む」ものだそうですよ
ひょうたんに生けられているのは「薩摩杉」と、黄色いカンガルーポーの枝と、毒のある赤い実(名前忘れた
)

薩摩杉=屋久杉の別名なんだそうです
お菓子も、薩摩にちなんだものばかり

軽羹(かるかん)・春駒(はるこま)・先生手作りの煎米餅(いこもち)など、これで一人分
?とびっくりしたお菓子の量
ここから、いよいよお点前が始まりますが、常時お客さん達と会話しながら進めてくれる、薩摩出身の先生

道具やお菓子、今日のお席に関することから、薩摩の歴史も含めて色々と
そのお話が、先生の知識が深くて、興味深くて
抹茶を入れていただくお茶碗も、それぞれ、いつ頃、どんな人によって、どんな風にして作られたのか?説明してくださいました

そして、2杯目は、この中から好きなのを選んでね、と

お茶をいただいた後にする、「道具の拝見」も、ちょっと知識を教えてもらってから見ることで興味を持って見られました


こちらは、抹茶を入れるおなつめの蓋
見る方向によって色が変わる
初対面のお客さん同士でも共通の話題で盛り上がったり

お茶席によっては、緊張感のあるものや、敷居の高い印象がありましたが、リラックスした感じで、予想に反して、楽しい時間を過ごさせていただきました
こんなお茶席ならまた参加したい!そう思える時間でした
古くから受け継がれているものって、それだけの魅力のあるものなのだなぁと感じることができて、「食わず嫌い」だったんだなぁ、と
寒川先生、ご参加のみなさま、終始和やかな楽しいお茶会、ありがとうございました
また参加させてもらいたいと思います
やっぱりスマホが飛び出とる・・・

【石州流大口派】寒川 和恵先生のInstagram
https://www.instagram.com/k.wanome/
****************************
着物を着せてほしい!方はこちら
自分で着物を着たい!
人に着物を着せてあげたい!方はこちら
着物について相談したい!方はこちら
着付け・着付けレッスンについての質問・お問い合わせ
着物なんでも相談のお申込みはこちら