①進路選択に向けた意識を高めること

②夏休み明けから実施する科目選択に繋げること

③自分の価値観を広げること

を主な目的として、上級学校および企業見学を実施しました。

全部で6つのコースがあり、詳細は以下の通りです。

1コース、信州大学(農学部)→㈱伊那食品工業

2コース、松本大学(心理/教育/経営)→㈱信濃毎日新聞 長野本社読者センター

3コース、松本大学(心理/教育/経営)→㈱アズミ村田製作所

4コース、長野県立大学(保育/栄養)→㈲塩屋醸造

5コース、佐久大学(医療・看護系)→㈱日精樹脂工業

6コース、シャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリー→信州大学(農業)

コースごとの様子や生徒の感想を記載しますので、ご覧ください。

       

 

1コース:信州大学(農学部)→㈱伊那食品工業

信州大学:「農学は生物や物理などの理系だけでなく、経済や歴史など文系・社会系も必要になるなど、予想していなかった類の学習も含まれることが分かった。」

伊那食品工業:「社員の方が自主的に落ち葉拾いや花壇の掃除などをされていることを知り、会社の考えだけでなく社員の方も理念を理解して日々取り組んでいるところが素敵だと思った。」

 

 

2コース:松本大学(心理/教育/経営)→㈱信濃毎日新聞 長野本社読者センター

松本大学:「やる気はどこからくるのか、についての講義を受けた。高校での通常の授業とは一味違って面白かった。」

信濃毎日新聞:「働いている方に質問した際に、仕事は大変なほど情熱ややる気が大事になってくるなと思った。自分が情熱を入れて取り組める仕事を見つけたい。」

 

3コース:松本大学(心理/教育/経営)→㈱アズミ村田製作所

松本大学:「図書館には専門の本がたくさんあり、学生センターやキャリアセンターなど進学や就職についてサポートしてくれる場所があることを知った。」

アズミ村田製作所:「実際に製品をつくる場所や機械を見ることができた。機械が正常に動いているかを見ている人もいて、大変であり、大切な仕事をしているなと感じた。」

 

4コース:長野県立大学(保育/栄養)→㈲塩屋醸造

長野県立大学:「自分の周りを取り巻く環境で大学4年間の充実度が変わるということが分かった。自分が学びたいことを学べる大学を見つけていけたらいいと思った。」

塩屋醸造:「社会人としてのマナーと生きがいについて学ぶことができた。また、丁寧に製品を作っていると実感した。お客様のために頑張っている姿はとてもかっこいい。自分もそんなかっこいい社会人になりたい。」

 

5コース:佐久大学(医療・看護系)→ ㈱日精樹脂工業

佐久大学:「体が不自由な人が入る浴槽や、実際に病院で使用する医療器具などがあり、医療を勉強するにはよい環境だと思った。1年生であっても今のうちから情報収集をしていきたい。」

日精樹脂工業:「会社で特許を取らず技術を世界全体で活用しているのがすごいと感じた。このような会社が長野県にあることに驚いた。」

 

6コース:シャトーメルシャン桔梗ヶ原ワイナリー → 信州大学(農業)

桔梗ヶ原ワイナリー:「ブドウの栽培からワインの醸造まで実際に間近で見ることができた。なかなか知る機会がないことを知ることができたし、貴重なものを見ることができて本当に楽しかった。」

信州大学:「農学部の理念を学び、家畜・昆虫の標本を見たことが印象的だった。飢餓についての話も興味深かった。」

 

 

 

【上級学校および地域産業見学全体を通じた感想(一部抜粋)】

「大学でも企業でも誰かの幸せのためにみんながやるべきことをしていると思いました。なので、私も毎日の積み重ねを大切にしていきたいし、日常から周りの人も自分も幸せになれるように目の前のことを丁寧に取り組んでいきたいです。」

「今回見学に行った大学や企業以外にも他の大学や企業はどんな考えをもっているかが気になった。」

 

 

 

探究学習の日で各々が感じたことをこれから始まる科目選択や、進路実現に繋げていってほしいと思います。

そして快く受け入れてくださった上級学校や企業の皆様、学びの機会をつくっていただき本当にありがとうございました。

 


 

「私の科目選択提案書」最終発表




これまで産業社会と人間の授業において、①人生曲線②偏愛マップ③幸せの道標④willの発掘と、自分をより深く分析する活動を行ってきました。

自己を見つめる、自分の可能性について考えることはこれから科目選択を行っていく上で必要な最初の一歩です。





本時はこれまでの集大成。


まずはこれまでのワークを、見やすく、伝わりやすいよう工夫して1枚のシートにまとめました。

その上で、

『私はこういう人間です。こんな将来の夢や目標があります。だから、◯◯という科目が私にとって必要だから選択します!』といった具合に自身の科目選択について、グループ内で発表を行いました。


5月2日に実施した「魅力的な伝え方」を参考に、以前よりは相手に伝わりやすい声量、スピード、表情などを意識して発表することができていたと感じます。


友達の発表を聞いている生徒は、発表者の良かった点や、改善点をワークシートに記入して、フィードバックを行いました。

その後、各グループから代表者を1人選出し、それぞれの代表者はクラス全体の前で発表を行いました。


内向的な性格が変わった背景から美容師になりたいという将来の目標をもつ生徒は、「他者理解を深めていくために必要だと考える科目は〜や〜、化学の専門的な知識も必要である」というように、科目選択の提案へと繋げられていました。他にもほとんどの生徒が将来やりたいことがあり、その目標を実現していくために必要な手立てを深掘りすることができている様子でした。





「魅力的な伝え方」

 

本日の授業では、プレゼンテーションのワークとして、「魅力的な伝え方」を練習しました。

 

最初のワークでは、スライドを使って発表する時にはどのようなことに気をつければよいかを考えました。

発表態度(声の大きさ、目線など)やスライド資料(構成、図や文字の大きさや割合など)について考えました。

 

次のワークでは、実際に伝える練習をしました。

8枚のイラストとそれに関する補足資料が配られ、それらを組み合わせてオリジナルのストーリーを作り相手に伝えるというものです。

はじめは構成を考えるのに苦労していたようですが、少しずつ作ってみると様々なアイデアが湧いてきて、オリジナルストーリーづくりを楽しんでいるようでした。

 

生徒が発表するときには、最初のワークで考えたことを意識してできるだけ原稿ではなく相手を見ながら発表したり、イラストの順番を工夫したりしながら魅力的に伝えようとしていました。

 

「一人ひとりの目を見て発表できた。」、「構成を考えるのが難しかった。」など様々な感想がありましたが、相手を意識して発表することによって魅力的な伝え方につながっていくと思います。

 

 

ストーリーを考える様子

グループ発表

クラス発表

「アカデミッククラスマッチ」

 

本日の授業では、コミュニケーション、協働性のワークとして、「アカデミッククラスマッチ」を行いました。

 

このワークでは各クラス4~6人から成る8つのグループに分かれ、4種目の競技と応援を交互にしました。4つの種目は以下のようなものです。

 

1 ペーパータワー

・・・A3用紙5枚を使ってできるだけ高いタワーを作る

2 絵しりとり

・・・紙に絵を書くことだけでしりとりをする

3 ストーリー並べ替え

・・・1つの文章を5つに分け、一人ひとり別々のパートを要約して物語を完成させる

4 クイズ

・・・国語、数学などのクイズ(全5問)に解答する(タブレット1台使用可)

 

最後に各種目の合計点から総合成績を出し、表彰をしました。

表彰では1位のクラスはもちろん、5位のクラスも同じくらい盛り上がっていて、クラスの団結が深まったように見えました。

 

生徒の感想では「○○さんの○○な行動がよかった。」や、「みんなが○○できるように意識して取り組んだ。」など、人の良いところを見つけたり、自分ができることを考えて行動したりしていた生徒がたくさんいて感心しました。

 

1 ペーパータワーの様子

2 絵しりとりの様子

3 ストーリー並べ替えの様子

4 クイズの様子

「すごろくトーキング」

 

本日の授業では、コミュニケーションのワークとして、「すごろくトーキング」を行いました。

 

4~5人のグループに分かれ順番にサイコロを振り、止まったマスに書いてある質問(例:得意な教科は?)に答えながらゴールを目指していきます。

全体のルールとして、聞き手は追加の質問や相槌を打ちながら話を盛り上げることと、答える側に配慮をしながらオリジナルの質問を考え作ることをきめて始めました。

 

実際に始めてみると、まだ話したことがない人とのやり取りや、普段は聞けないような話をたくさん聞くことができてとても盛り上がっていました。

 

生徒からは「相手を理解しようとしたら、自分も理解してもらえると感じた。」、「話したことがない人とも何度か話しているうちに打ち解けることができてコミュニケーションに自信がついた。」などの感想がありました。

 

まだ入学して一週間ですが、1年生たちは少しずつ学校生活やクラスの雰囲気に慣れはじめ、笑顔が増えてきたと感じました。

 

 

 

 

「ガイダンス」

 

4月8日、9日は、新入生オリエンテーションの一環として、ガイダンスを行いました。

 

8日は総合学科ガイダンスで、総合学科ではどんなことを学ぶのか、どんな力を身につけてほしいかなど、3年間を通して学習する内容や生徒の皆さんが学ぶ姿勢についての話を聞きました。

 

9日は「産業社会と人間」のガイダンスでした。

「産業社会と人間」(通称産社)は総合学科で開講される授業で、本校では2単位の科目に設定されています。

本校では主に、自己理解、地域(社会)理解、科目選択、そして3年次の総合研究に向けた探究学習の基礎を身につけることを目的としています。

 

1年生はガイダンスを聞いてワークシートにメモを取ったり、ワークで近くの生徒と意見を交換したりしながらガイダンスの内容を理解していました。

まだ緊張している生徒やわからないことばかりで不安そうな生徒でしたが、一生懸命話を聞いて理解しようとする様子がとても好印象でした。

 

「正解のない問い」のワークに取り組む様子

 

シオジリ学 活動風景

 

本日の産業社会と人間の授業では、2月16日に開催する『産業社会と人間学習発表会』に向けて、シオジリ学の探究活動や発表準備をおこないました。各ミッション、グループで探究活動をおこない、高校生ならではの様々な成果が現れてきているようでした。

 

このシオジリ学では各グループ(全30グループ)が多くの方々にご協力をいただきながら進めてきましたが、今回はそのうちの1つを紹介させていただきます。

 

このグループは、「価値観の違いを支え合う力に変えていくコミュニティーを創出せよ」というミッションをもとに活動しています。その活動の中で、高齢者の方々との関われるような交流会を企画し、実際に1月18日(木)に高齢者施設を訪問しました。

訪問しなければ分からなかったことや、施設や利用者の方々からのご意見、感想など、とても貴重な体験をさせていただくことができました。

 

今回訪問を受け入れてくださったデイサービスセンターみどりの郷の皆さま、そして、訪問に際し手厚くご支援してくださいました、塩尻市社会福祉協議会地域福祉推進センターの皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

 

施設訪問の様子

シオジリ学 中間発表

 

12月14日にシオジリ学の中間発表をおこないました。中間発表では10月5日からスタートしたシオジリ学について、各グループのこれまでの取り組みの成果を発表しました。

各グループの発表にはアドバイザーの方々やNPO法人MEGURUの方をお招きして発表を聞いていただき、ご講評やアドバイスを賜りました。

この中間発表での学びや気づきを生かして今後の探究を深めていってほしいと思います。そして、2月の産業社会と人間発表会ではさらに良い発表となるようにしていきましょう。

 

末筆ながら、今回の中間発表のためにお忙しい中ご来校いただき、アドバイスをいただきました塩尻市役所関係各課の皆様、NPO法人MEGURUの関係者の皆様に御礼申し上げます。

ありがとうございました。また今後ともよろしくお願いいたします。

 

中間発表の様子

 

 

「未来志向」講演会

越 将俊 様


「未来志向」3回目の講演会です。

「10年後の自分に向けて」


越先生は、学校法人 岡学園トータルデザインアカデミーのグラフィックデザインコース主任をされています。

5月に1学年の「産業社会と人間」授業でも講演をしていただきました。


「これから生きていく上で大切なのは考えること」

「正解は存在しない」

というメッセージをいだだき、さらに5人ずつのグループに分かれてグループワークをしました。

テーマは

①10年後の未来の自分は

②豊かさとは何か

③幸せな人生とは何か

の3つです。


一人ひとりがグループ内で自分の考えを伝え、共有します。

最後には、グループの中の一人が全体に向けて語りました。


「未来志向」講演会

有賀 由紀子 様

竹内 敦子 様


本日は「未来志向」2回目の講演会。

「夢に向かって一歩ずつ」

有賀さんは合同会社グラベラ・ひかりテラス保育園の代表・園長をされています。竹内さんは、有賀さんと一緒に起業、会社の経営に携わっていらっしゃいます。



有賀さんは岐阜県出身。

看護学校を卒業し看護師として勤務されたのち、ご自身の出産と育児の経験を経て、やりがいを持って働ける場所を創りたいと起業されました。


子育て世代の現状や子どもを取り巻く社会的な問題、そしてご自身の起業の経験も踏まえて、これからの未来を生きる高校生に向けてお話いただきました。


「起業したら終わりではない」

「何でもやってみる、やってみないと見えないこともある」

「あきらめない気持ちが大切。女性だから、小さい子どもがいるから...とあきらめるのではなく、やりたいと思ったことを声に出していけば、誰かが聞いていてくれる。自分が発信することで誰かが助けてくれる」


心に響く、これから前向きに取り組もう、生きていこう、と考えさせられる言葉をたくさんいただきました。

本日はありがとうございました。