第418話
こんにちは
菊水千鳳です
~醍醐寺展
短編日記 3話目です~
前回の日記(虚空蔵菩薩立像からのお言葉)の続きです。
~ ◇ ~ ◇ ~ ◇ ~ ◇ ~
《空海像》(掛軸) 一幅
室町時代 16世紀
展示No.1
空海さん
【 前と変わり映えはしないぞ
だが見た目は変わらずとも
磨かれた(お主らの?)精神が
事を動かす
読むものに安堵の火を灯しなされ
歴史に名を残した存在たちの
明かすところをな
ワシのことはを小さく書けば良い
自分を出さない謙虚さよ】
あは^^; 謙虚さよって
それ、自分で言っちゃうのね(笑)
空海さんは、ご自分の事より
現存する名だたる仏様たちの声を聴くように促してくださいました。
とここで、前回は読まないでスルーした、この空海さんの画について
説明書きがありました。
なんと、空海さんの絵の元になる下書きが展示されていました。
「この上からなぞれば、誰でも空海さんの絵を写し書きができる」という仕組みでした。
仏像、仏画の設計図とも言える、この下書きに当たる絵を《白描図》と呼ぶそうです。
てことは…この下書きがあれば俺でも書けそうです(笑)。
・・・
これを読んで、俺とSさんは目を丸くしました(・ω・ )!
数日前に、この会場に足を踏み入れたときに聴いた、空海さんからのメッセージ内容が、この事と一致したからです。
前回の空海さんのメッセージは
↓
空海さん
【 詳しく なぞらえば
誰でも描ける】
と…。
冗談混じりで仰ったのかと思っていましたが(=俺たちには描けないのを知っていて、もちろん半分冗談で言われたのでしょうけど^^;)
当時は、下書きの上からなぞって絵を描いたようです。(今も描くのに利用されているのかは分かりませんが)
しかし、仏像を描いて仏を知るという行為は、立派な修行のひとつのようです。
うーん… なるほど!
空海さんの仰ったこと…
まさにビンゴでした。
この絵ではありませんが、空海像(イメージ)↓
⭐⭐⭐⭐⭐
重要文化財《大威徳明王》
平安時代 10世紀
展示No.22-4
五大明王像のうちの一軀
大威徳明王
【 何故 (ワタシは)六にこだわるか
わかるか?
(手の)指は五本ではあるが
ワタシは六つの顔を持つ仏である
更に六本の腕と足を持っている
とても珍しい姿であろう
ワタシはこの六つの顔で
それぞれの世界を行き来している
その世界とは
地獄界・畜生・餓鬼・修羅・人道・天道
この六世界を変幻自在に行き来する権限が与えられている
股に掛けていると言っていいだろう
下が地獄ㅤ上が天道(てんどう)
底なしの地獄でさえ
手が届く範囲にある
またの名を死者を司る
閻魔大王の力すら
凌ぐ(しのぐ)もの
遠い過去から未来まで
様々な領域を見通す(見透す?)
神通力を持っている
またㅤ地蔵の身代わりでもある
いかがだったかな
謎解きの1つを解いたかな
他に質問はあるかな】
俺たち
『 ( °_° ) ないです… ( °_° )』スゴすぎ💦
まさに神ワザ。あ、仏ワザ💦
大威徳明王
【 ではㅤ行く末の幸を願って…】
📖 短編集4に続く
は、こちらからもご参照できます。
また、過去日記Part2
は、こちらからどうぞ☆