第412話 


こんにちは
菊水千鳳です


長らくお届けしてまいりました
《アイヌ物語》

今回で一応の最終章となる…
予定です。
(あくまでも予定です。神仏界、龍神界では流動的な動きをしているので、また書く必要が出てくると思います。)



 🌸

 昨年の春先、午前中の出来事です。
部屋にいたら、急に目の前の視界が変わりました。
額にある もう一つの目、
第三の目が急にパチリと開いたのです👀

部屋の壁とかは普通に視界に入っているのですが、 景色はアイヌの祖先たちがいる “ あちらの世界(異世界) ”を見つめていました。
俺は霊体を飛ばし、その世界の景色の中にダイレクトにダイブしていました。

瞬時に、異世界が繰り広げられる
ド真ん中に立っていました。

遠くの方から 
何と、アイヌの祖先たちの集団が
地平線のように横並びに広がって
こちらに向かってきていました。

彼らと最初に出会った当時は
縦並び3列でこちらに向かってきましたが (第406話参照)、今回は横並びに広がり、列を作りながらゆっくりと近づいてきました。

アイヌの祖先たちを
先導している神様が1柱視えます。
横並びの先頭にいらっしゃいました。

再び
ツクヨミさん(月読命)でした。

月のように白いお召し物に、
首からは何かをぶら下げています(勾玉かな?)


と! 次の瞬間、
俺はツクヨミさんと
同化していました。


ツクヨミさんの目線になって
回りの景色を視ているのです。
俺の背後には、横並びのアイヌたちがいることになります。

とんでもない数の魂が
ツクヨミさん(=俺)の後ろについてきているってことです。

アイヌたちは誇らしげに、
また感極まりながら、
ツクヨミさんに先導されていました。

回りの景色を視て驚きました。 


真夜中のように暗かった空に
朝日が上り始め、朝焼けの光が差し込み始めていました。
アイヌたちの姿が、お互いにはっきり見えるようになってきました。


魂の夜明けでした。


驚いたのは、見渡す限り
江戸時代の町並みでした。
独特の建物や屋根が
江戸時代のようでした。
(まるで当時の幕府に対抗するかのよう?) 

ただ、不思議なことに、
ここにはアイヌたち以外
誰もいないんです。

ゴーストタウンの中を
アイヌたちが行進していました。
神様が用意してくださった場所だからかな?
余計な人や生命は、誰一人視えませんでした。


ツクヨミさんが向かっている前方を視ました。

徐々に 
“ 大きな黄金色に近い鳥居 ”
視えてきました。
大行進はこの特別な《鳥居》を目指しているのだと分かりました。


ツクヨミさんが口を開きました、


ツクヨミさん

【 ここは《太陽の大神殿》
呼ばれている】


俺 (心の中で)
『ツクヨミさんが訪れる場所は太陽? 月じゃなくて?』


先頭を歩いていたので、鳥居の前に一足先に到着しました。
鳥居の奥をよく視たら、更に驚きました。
何と、鳥居の奥に神社の本殿があり、その中にエジプトにあるはずの
スフィンクスの像が!!
しかも、
金ぴかスフィンクス

俺 (心の中で)
『何故にスフィンクスが?
ここは鳥居だから日本の神様のはずでは?』


アイヌたちは、目の前の光景に驚きながらも、ようやくここまで来たという歓喜の涙を浮かべながら、複数人ずつで同時にスフィンクスの体の中に飛び込んでいきました。 

俺とツクヨミさんは本殿のすぐ横にいて
様子を視ていました。

このスフィンクスの黄金像の正面に、低い塀というか敷居があり、その塀を飛び越えてアイヌたちが像の体内に飛び込んで、吸収されていきました。
続いて後から、どんどん同じように入っていきました。
ピョンピョンって飛び込む感じ。
 
全ての人が入るのに
1時間くらいかかったでしょうか。

この黄金のように輝くスフィンクス像は、自らの体内に魂たちを受け入れる度に、満足な母親のように慈しみ深い包容力で魂たちを包んでいきました。

全員が入り終わったところで、
最後にアイヌの男神 オキクルミカムイ (別名アイヌラックル))が
アイヌたちに言いました。

【 穢れなきソナタたちを
闇の底からここまで導いてこられたあの方(ツクヨミ)に 感謝を述べよ】と。

すると、一斉にまばゆい純粋な白い光線がスフィンクスの内部から放たれ、ツクヨミさんに向かって注がれました。
この光は、アイヌたちの真心と感謝の気持ちの束でした。
(この時はツクヨミさんの視線と同化していたので、白い光線は俺に向かってきました。)


このあとはツクヨミさんの目線から離脱し、俺自身の目線になっていました。

俺はスフィンクス正面から
ほんの少し離れた場所に立っていました。ここだと、スフィンクス全身が視れます。 

白い光線を浴びた後に視たもの、
それは彼らの最後 (と思われる
お別れ) のご挨拶でした。

シャクシャインさんをはじめとするおよそ5000人もの彼らが、
手を振ったり、お辞儀をしたり
サヨナラを言っていました。

シャクシャインさんのお母さんは、喜びの涙を浮かべ、腰を90度の角度でお辞儀をされていました。


こうして、不条理にも闇に落とされていた魂たちは、ようやく月の神、ツクヨミさんから太陽神に明け渡され、次なる新しい世界へと旅立っていきました。
神々による連携プレイでした。

月で優しく闇を照らし
夜が明けるまで導き
次に太陽の光で魂を照らし
極楽浄土へと旅立たせた、
そこでスフィンクスが彼らの乗り物の役割を成したのだと思います。


あとでスフィンクスについて調べたら、スフィンクスは太陽神に属していて、再生と復活を司る神だと…。

日本の神々とアイヌの神々(カムイ)とスフィンクス…
神々同士が世界の地域の枠を越えて繋がりがある感じがしました。


ㅤ今回、長きにわたり度重なる
苦難の末、陰の力と陽の力の橋渡し役に選ばれたツクヨミさんの役割を担ったのは、何故か俺でした。

俺の身にこのようなことが起きようなどとは思ってもいませんでした。まさか、これまでの歯を食い縛る日常体験が、アイヌ救済に繋がるなどとは夢にも考えていませんでしたし…。

神々は、過去世から受け継ぐ俺の
《月の力と太陽の力》に目をつけたのだと思います。
もしも、神様にもう一度 過去と同じ(いばらの)道を歩め、と言われるとすれば、絶対に?お断りします
(笑)(笑)  キツすぎ(笑)


アイヌの皆さんたちからお別れのご挨拶を受けてすぐ、俺の背後から
もう1柱、別の男神が現れ、その神様が言いました、

【 任務完了した!】と。


振り返ると、その方の背中しか視えませんでした。

そこにいらしたのは、威風堂々とした姿の
《アーリマン》と呼ばれる
宇宙根元の神でした。

アーリマンも今回の流れの一部始終を視ていたようです。
アイヌの魂を救済するように命じたのはアーリマンだからです。

アーリマンは宇宙のお父さんであり、全ての父です。

悪神扱いされていますが
それは違います。
(いずれ、宇宙の根元神アーリマンとアフラマズダの物語も書いていく予定です。知られざる根元神の究極の宇宙愛の物語です。
(書きたい日記が沢山💦))


ㅤ今回、すでに極楽浄土へ赴いていたはずのアイヌの祖先たちが、何故 急に現世に舞い戻り、日記を書くように要求してきたのか……。

シャクシャインさんたちは
こう言いました。

 【 他の利(益)のために
(我々は)利用されたくはない

アイヌの誇りを曲げてしまわれては困るからな

その者の利のために
目的を成そうとしているからだ

我々はこれからは
誰にも利用されたくはない

指図を受ける奴隷ではない】と。


察するところ、アイヌ関連を独自の利益のために利用しようと企てている人がいて、アイヌたちはその企てに賛同できないとして、世に真実を書くように要求してきたわけです。

その方がどなたで、どういう人物か、実名で伝えられましたが
公表は差し控えます…。


   🐻  🦌  🐻

ㅤ以上で、アイヌ日記を一旦終了します。
また、進展がありましたら日記にします。 
日記の途中、難しい内容もあったかと思いますが、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

1人でも多くの方に、アイヌの祖先たちのことを知っていただければと思います。
北海道といえば
木彫りの熊… 
じゃなくて
アイヌ!が浮かんでくださると彼らも俺も うかばれます(笑)
マイナーな話題なので覚えておいてくださると、日記を投稿した甲斐があります。
リブログ大歓迎です。 


🦌追加します🦌
   ↓
昨夜、日記を投稿した後
夜寝る前にアイヌの方々へ、
安らかに輪廻転生のサイクルへと迎えるようにと合掌をしました。

すぐに、何人ものアイヌたちが集まってきました。

温かな手で、皆で俺の合掌している手を握ってくれました。
流れ込んでくる澄んだエネルギーは、まさに我々と同じ人間としてのエネルギーでした。

時を越えただけで、生きている我々とは変わらないエネルギー…

    感無量でした。    
 


アイヌ      
はこちらからもご参照できます。