第405話

こんにちは
菊水千鳳です

 第404話の続きです。
ここで、俺とアイヌとの出会いについて、過去日記の内容と重複しますが、更により詳しく書いていきます。

俺は幼少期から霊感はありましたが、本当に霊感が開花し始めたのは大学時代の後半だと思います。

小学1年の時に、男神(スサノヲ)さんに
【これから大変な人生が始まる だが進んで刻み込むのだ】と言われました。
当時、スサノヲさんの声だったとは気づきませんでした。

数年前のある時、部屋にいたら沢山の視えない存在たちに囲まれてしまいました。当時、彼らは誰なのかまでは分からずでした。

あの時の聴こえた声は、

【これ(わしらの人数)で足りるのだろうか…
目覚めて(話を)聞いてもらえるだろうか…
邪険扱いされて(話を)断られるのだろうか…】

おばあさんの声でした。最近、当時の様子を霊視したら、声の主はアイヌの首長、シャクシャインの母親でした。

おっと!今、この日記を書いている最中に《地蔵菩薩》が現れました。
顔の後ろに縦の丸いリングがあり、左手に団子に刺す串みたいなのが視えます。串の先端には赤い?花が咲いています。
白っぽい服装です。体も白っぽいです。

 

地蔵菩薩

【最後のお仕事がやって参りました (彼らが)光の姿になってからも この地上を眺めておりました

事はまだ終わっていないのです
見納めになるまでは 語り継がれるまでは…

ですがご安心ください 彼らの手にするのは幸(さち)であるのですから
(我々の手で)幸へと導いて差し上げましょう】


地蔵菩薩には六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道)の6つの世界を受け持つ《六地蔵》が存在しております。魂が地獄へ堕ちてしまっても、そこにも地蔵がいて、救済のために手を差し伸べてくれるのです。
理不尽な憂き目に会い、浮かばれずに地獄に堕ちてしまったアイヌたちを今、こうして光の世界へ誘おうとしている様子が波のように伝わってきました。 
 

話を戻します。

そうしたざわめきの中、数年ぶりに北海道に帰省しました。
札幌の親戚の家に一人でご挨拶に行くこととなりました。

実家からは高速バスが走っています。バスに乗り込み、暫く 懐かしいような自然の風景を眺めていました。
まだ雪が残ってました。松の木の針葉樹が白く、緑と混ざり綺麗だなあって見ていたら、なんと雪上を男性が歩きながら、こちらのバスへと真っ直ぐに向かってきました!
時速120キロ?で走行しているバスに向かって歩いてきてるとは… 
真っ直ぐに俺の方を見ながらゆっくり進んできました。普通なら一瞬にして人が視界から見えなくなるのに、この男性はバスのスピードと無関係に向かって来ました。
この時、俺の頭の真上の バスの天井の上に、既に沢山のアイヌの魂が集まっていました。

そして、頭上にいる霊体の一人が、バスに向かってきているその男性に、【あなたもこちらにきて集まるんだ】とバスが到着するまでの間、アイヌの大集団と化していきました。

この時は、アイヌ人なのかな?そんなのがいるな…としか考えていなくて、さほど気にも止めませんでした。

親戚の家に着き、たわいない話の途中、いきなり叔父さんがアイヌの話をし始めました。

叔父さん
『昔、僕が山形の小学校にいた時の話なんだけど、クラスにアイヌの子がいてね、毛深いし、体が少し黒ずんでいたせいでみんなから苛められてねー。その子のあだ名が土人(どじん)でね。土人、土人と毎日のように言われていたよ。友達はいなかったんじゃないかねー。あれは少し可哀想な気もしたけど。』

と、叔父さん、急に
『あれ?今日の朝刊、どこへやった?まだ読んでないんだ』と奥さんに聞いていました。
朝刊をめくってビックリ!アイヌの特集を1ページまるごと組んでるではありませんか!
《今日の特集は~の見出し》で書かれていました。
新聞記事のアイヌの特集号を見て、たった今 話をしていた内容だったので、叔父さんと二人で驚いていました。
ここで叔父さんに、来る途中に視たアイヌの霊の動きの内容を話しました。

叔父さん
『そりゃあねー北海道はアイヌが元々住んでいたわけだし、そこら辺にいても驚かないよ。ま、実質…アイヌの土地を内地の人たちによって没収させられたりしたし…
可哀想だけどどうしようもないね。上手く時代に溶け込んでくれたらいいね』



次回に続く


アイヌの英雄シャクシャイン像