こんにちは^^気功整体師の岩瀬です。
風が吹けば桶屋が儲かる。
ということわざ聞いたことがある人は多いと思います。
初めて、聞いたという方のために簡単に説明します。
風が吹くと砂埃が舞う。
砂が目に入り失明してしまう。
盲目の人の多くは、流しの三味線引きになる。
三味線は猫の皮を使うので、猫が街中から減少する。
天敵のいなくなったネズミが繁殖する。
ネズミは桶をかじる。
で、
桶屋が儲かる。
ということです。
江戸時代の噺なので、
現代の社会風潮とはあてはまらない部分もありますが・・・
一見関係のないようなところから、予想していない結果が起きる。
という意味です。
欽ちゃんじゃないけど、
「なんで、こーなるのっ?」
てやつです。
誰でも一度や2度いやもっと、こう思ったり、口にしたりしたことはあるはずです。
予想だにしていないことで、その時は、いかにも外的要因だと、
思っているかも知れませんが、
実は、自分自身が蒔いた種。
その蒔いた種が芽を出したにすぎません。
運がよかった。悪かった。
と感じたのも、脳の中の過去の記憶によるものです。
「過去は、振りかえるな。」
「嫌なことは忘れてしまえ。」
と、前向きに考えているつもりが、
潜在意識には、忘れられない過去となって強く記憶されていて、
「忘れよう。」と努力すればするほど、
明確に潜在脳(右脳)に刻み込まれてしまっているのです。
なりたいこと。なりたくないこと。
もっといえば、よいこと。悪いことの判断すらしてくれません。
右脳は、記憶されているものを忠実に再現するだけです。
無意識(潜在意識)に記憶されていることなので、
「こんなことになるとは思ってもいなかった。」
事が、ちょくちょく起こるのです。
過去を忘れようとしても無理。ということです。
また、過去は幻想だ。と思いこませようとするのも無理があります。
確かに過ぎたことを考えても仕方ありません。
しかし、
1分1秒前の記憶が、
これから先の未来(将来)に影響してくると思えば、
決して、軽視できることではないはずです。
過去の経験は、実際に自分の起こしたことなので、
真実味(リアリティー)があります。
逆に、未来に対する想像には、リアリティーにかけます。
右脳はどうやら、
リアリティーのあるものを優先的に記憶してしまう傾向があるようです。
そして、それを再現する。
では、過去に嫌なことがあった場合、
これから先ずっと嫌なことが起き続けるのか?
と言えば、そんなことはありません。
過去のナガティブな記憶を受け入れ、
その次に、そのネガティブが好転したことをイメージする。
例えば、これまでに挑戦してもダメだったことを思い出します。
「悔しい。」とか、「情けない。」とか
いろいろなネガティブな感情が生まれると思います。
でも、
もし、今回できるようになったら・・・
と考えて、ワクワクしてきたり、
そうなりたい。という思いが出てきます。
今、収入が0円で、明日もし、一万円手に入れることができたら・・・
とか、
全開の試験で、40点だったけど、今度の試験で90点とれたら・・・
とか、
今、すごくお腹が痛くてだるいけど、これがすっきりしたら・・・
など・・・
ゼロからでなく、マイナスからのプラスへ転じさせるわけなので、
振り幅は大きくなります。
この振り幅が大きいほど、無意識に達成意欲が強くなります。
期待通りにならなかったら、思いこんだ以上にショックを感じてしまうのでは?
と危惧してしまう方もいると思います。
しかし、
「これ以上よくなるはずがない。」
と思いこんでいれば、よい結果になるでしょうか?
現状維持どころか、事体はさらに悪化してしまうはずです。
心底、達成したいと思って武者ぶるいでもしようものなら、
それはほぼ実現可能なことといっていいと思います。
ネガティブな記憶は、ポジティブに変換するのに大いに役にたつのです。
「ポジティブシンキングをしている。」つもりになっていても、
潜在的にポジティブを否定していることにもなりかねません。
ポジティブシンキングをあえて、意識するということは、
自分の中の潜在意識(右脳)の力を信じていないからにほかなりません。
まず、脳の中に潜んでいる原因を突き止めること。
そして、自分の過去を、しっかりと受け止めることが重要です。
今、身に降りかかっている諸問題、諸病の原因は、外的要因である。
と責任転嫁するのは間違いです。
すべて、自分自信の脳の中にあるのです。
そして、それらを容易に解決できる力を誰でも持っているのです。