五木ひろしの歌っている山河はご存じですか。この山河の歌には人生をものがったています。
人間は必ず死(卒業)に至ります。卒業までに、この世に生を受けて自分の思った人生を歩めたか。自分で納得のいく人生を歩めたかを自分に問いかけている歌です。
いつも言っているように、この世は修行の場であり、煩悩(食欲、性欲、強欲)が付きまとうために、あれもしたい、これもしたい、自分の思い通りにいかないと、腹を立てたり、イライラしたり、人にあたったり、人に迷惑をかけたりしたこともあるでしょう。
しかし、年を取るにつれて自分の人生を見つめなおす機会が増してくるのです。『人は皆、山河に生まれ抱かれ挑み、、、そしてついには山河に帰る(卒業、死に至る)、、、帰り見て、残した足跡を振り返り、自分の人生は美しいかと、、、自分の人生を振り返り、少しは悪いこともしたり、迷惑をかけたこともしたが、自分なりに大きな悪いこともせず、自分なりには、人にやさしくしたり、社会貢献を果たしたり、人間として最低限のことを貫いたかどうか?
死に近づくにつれて、この世に生を受けた自分の人生を何とか正しい方向で生き抜いたかどうか、を自問自答するのです。
考え抜いて、何とか正しい方向で人間として生き抜いたと思えれば、この世に未練がなく、生き切ったという達成感と満足感が芽生えて、安らぎが生まれ、静かにあの世に旅立つことができるのです。
年を取って卒業を目の前にしたときに、悔いの残る生き方をしたり、人に迷惑をかけた生き方をしたり、思い通りの人生を歩めなかったと悔いを残したならば、悔いを残したままこの世を去ることになるのです。
この歌に学ぶのは、卒業する時のために、なるべく正しい生き方をするように自分なりに考え、努力をすることで、納得のいった人生の終わりに、静かな気持ちで旅立つことができるのです。
今が修行のつらい時かもしれませんが、旅立つことのことを考えて、一日一日、一年一年、自分なりに正しい生き方をするように心がければ、良いのです。人間には、能力の差とか運動神経の差とか、不運、幸運がありますが、自分の能力の範囲内で努力をして自分の実力なりの生き方をして、人と比べずに、自分の生き方に満足するようにするのです。
小さな喜びを大きな喜びに感じるようにすることが一番なのです。苦ありて楽ありき、という言葉の様に困難に立ち向かって、困難を乗り越えて達成感と満足感を味合うことで、喜びに繋がるのです。
平凡が一番安定した状態なのですが、何か刺激があったり、何か喜びを感じられないと、つまらなくなるのです。喜びを感じるには、困難に挑んで困難を克服することで、達成感で喜びを感じるのですが、すぐにつまらなくなるのは、その状態がマンネリ化すると飽きて来て、その状態では満足できなくなるからです。
人生は山登りを一生続けるのと同じです。つらい山登りをして丘にたどり着き安心感と達成感と喜びを感じ、その丘に飽きたら、さらに上の丘に登り、飽きたら、さらに上に登らなければ、満足ができなくなるので、また昇ることの繰り返しをしないとつまらなくなるからです。困難に立ち向かい、困難を乗り越える。再び、困難に立ち向かい困難を乗り越える、この繰り返しが人生なのです。
何度も困難を乗り越えるうちに人間の心が大きくなり多少のことでは動じなくなり、器の大きい、懐の広い人間になれるのです。
途中で挫折したり、困難に負けて、ふて腐ったり、楽な道にそれたりすると、人生の終わりに悔いの残る、悔やまれる終局を迎えることになりますよ。困難に正面から立ち向かいましょう。
今まで書いたことは、E先生の指導の下にわたくしなりに書いたものです。
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